☆命理
こんばんは!!今日は久しぶりに高松に行きました。終わってからはまた命理の高松時代の師匠の奥様とランチでした。二人ともけち臭いことが好きなので話がよく合います(笑)。
ところで今日のお勉強で聞いた話の中に目の下がぷっくりと膨らんでいる人がいるが、あれは一応、浮腫だとおっしゃってました。それも腎系の水毒だと!!瞼がぷっくりは別ですけど・・・!!先日も友人との会話の中で「むくみ」の話が出てましたのでちょっと詩子的にはアンテナが出てしまいました。中医学的にどうなのか、解析したくなったということです。要するに中医は気・血・水(津液)のバランスです。水液は気血と相まって身体を巡るのですからそのバランスが崩れて水が貯まることを考えれば良いのだと思うのです。
で、本日はブログで書くのはどうかなと思ったのですが、今の詩子が書ける範囲で書いてみようと思うのです。なるべく専門的な言葉は省きたいのですが、どうしても難しくなってしまいます。これも練習かと思い書いてみました。途中で読みたくなくなったら止めてくださいね💦
以下です。
『中医学において基本となるのは気・血・水のバランスを看ることです。そして最低でも知っておきたいのは五臓六腑の生理活動です。特に中医では未病治をよく取り上げています。西洋医学で病気と判断できないものでも中医的視点からは病巣まで行かなくても身体の不調として読み解いていけるものです。そういった観点から体の「むくみ」についてちょっとだけ考えてみたいと思います。
むくみは当然ながら体内の水液バランスが崩れた状態のことです。水液はどのようにして体の中で動いているのかをまず取り上げようと思います。
これには脾胃、大腸、肺、膀胱、腎が相互に関係しています。順路としては水も飲食物の一つですからまずは口から入ります。そして脾胃での消化活動により栄養物は水分とともに小腸に降ります。一方で水気は肺へも流れるのです。決して何かのパイプみたいなものがあるのではなく、これが六腑の一つである三焦の作用で水液の通路のようなものがあるのです。鍼治療などの経絡とも違います。脾から肺へと流れ込んだ水気は今度は肺の宣発作用でさらに上昇します。一方、肺からは血流に乗って水気は下降もします。これは肺の粛降作用というのですが、気血と一緒に下降する水気を、次は腎が受けるのです。ここまででわかると思うのですが脾は土、肺は金、腎は水です。土金水と流通するしくみなのです。
次に腎まで降りた水はやはり体内を巡るためには再び上昇しなくてはなりません。もちろん気血とともにです。その際に汚れた水は膀胱に流れて体外にだされますが綺麗な水(津液)は再び胸へと上昇していくわけです。これが水(津液)の単純なコースです。
むくみというのはこの流れの中でどこかに不調が起きたときにいわゆる「不滞」という状態となってどこかに水が貯まるのだろうと思います。物凄く単純な言い方ですね。その水の貯まり方にもいろいろあるのですが、いくつか取り上げてみたいと思います。
① 脾の不調による浮腫(八字では土のバランス)
まず口から入った飲食物の水気が脾胃の不調によるものであればどうなるのでしょう。要は脾胃は土ですから土から金水と流れなくてはならないのに胃の不調から肺(金の部位)に届かないのです。栄養物を含んだ水が送られて初めて体中に巡らされるのにそこに至らないということです。胃に残った水液は不消化ですから下降しても吸収には至らず下痢となったりします。また胃に溜まった水気は痰湿という形で胃に残留して腹部の張りや皮下のむくみと言う形となることがあります。皮下だけでなく臓器である脾臓だってむくむでしょう!と思います。また当然、気血は同時に流れるわけですから血流も悪いのです。ここに血行不良や於血の原因があることが多いそうです。ま、私はこのタイプですが・・・このときに金水の肺や腎が強ければグイッと流れそうですが、栄養の送られて来ない肺や腎ではやはり無理なのでしょう。
② 肺の不調による浮腫(八字では金のバランス)
肺気が弱い場合があります。肺気は脾から受けた水(津液)を肺の宣発で上昇する気と同時に粛降作用で腎へと降りて行く気もあります。このとき、腎が肺気が降りてくるのを受けようと構えていても肺気が弱く不調であったりするとどうでしょう!!肺はビルの屋上のタンクのようなものでビルという身体全体に水道水を送らねばなりません。たとえが悪いかもしれませんが、肺は水道パイプの水源なのです。つまり水(津液)の輸送ができないと水は肺に溜まり、痰湿となって生理機能を損ない、腎へ輸送ができないことで尿が出にくくなるとむくみます。やっと「むくみ」に至るのですが、これ以外に肺気の不調ですから免疫機能も落ち、外邪という風邪に対して防御できずに咳や痰という症状もあるでしょう。
③ 腎の不調による浮腫(八字では水のバランス)
これが最もわかりやすいかもしれません。腎の生理機能は降りてきた水の清濁の分別です。清気は体内に戻されて胸へと上がっていきますが、濁気は膀胱から尿となって体外に排出されます。そのときこの作用が不調ですと水は停滞します。これぞ、「むくみ」です。腎機能が悪い人はむくむというのはわかりやすいです。また肺から粛降作用で水液が降りてくるのを受けきらないとどうでしょうか!!肺の作用は悪くなくても腎の不調で肺から届かないと腎の不調であるのに呼吸困難や呼吸器の不調をきたすことになりかねないのです。
他に心臓に不調が起きてむくむことも当然あるかと思いますが原因が別なので本日は五臓六腑の三焦における水道をみて土金水の範囲での考察でした!』
以上が単純に水液である津液の運行にのみ視点を当てて取り上げてみました。特に女性の方は朝起きたときの手のむくみなど気にされることがあると思うのです。昨夜は飲み過ぎたとか、塩分を取り過ぎたとか、甘いものを食べ過ぎたとか原因がわかるときは良いですが、そうでないときは是非とも八字と運歳干支をあててみてご検討ください。
こんばんは!!今日は久しぶりに高松に行きました。終わってからはまた命理の高松時代の師匠の奥様とランチでした。二人ともけち臭いことが好きなので話がよく合います(笑)。
ところで今日のお勉強で聞いた話の中に目の下がぷっくりと膨らんでいる人がいるが、あれは一応、浮腫だとおっしゃってました。それも腎系の水毒だと!!瞼がぷっくりは別ですけど・・・!!先日も友人との会話の中で「むくみ」の話が出てましたのでちょっと詩子的にはアンテナが出てしまいました。中医学的にどうなのか、解析したくなったということです。要するに中医は気・血・水(津液)のバランスです。水液は気血と相まって身体を巡るのですからそのバランスが崩れて水が貯まることを考えれば良いのだと思うのです。
で、本日はブログで書くのはどうかなと思ったのですが、今の詩子が書ける範囲で書いてみようと思うのです。なるべく専門的な言葉は省きたいのですが、どうしても難しくなってしまいます。これも練習かと思い書いてみました。途中で読みたくなくなったら止めてくださいね💦
以下です。
『中医学において基本となるのは気・血・水のバランスを看ることです。そして最低でも知っておきたいのは五臓六腑の生理活動です。特に中医では未病治をよく取り上げています。西洋医学で病気と判断できないものでも中医的視点からは病巣まで行かなくても身体の不調として読み解いていけるものです。そういった観点から体の「むくみ」についてちょっとだけ考えてみたいと思います。
むくみは当然ながら体内の水液バランスが崩れた状態のことです。水液はどのようにして体の中で動いているのかをまず取り上げようと思います。
これには脾胃、大腸、肺、膀胱、腎が相互に関係しています。順路としては水も飲食物の一つですからまずは口から入ります。そして脾胃での消化活動により栄養物は水分とともに小腸に降ります。一方で水気は肺へも流れるのです。決して何かのパイプみたいなものがあるのではなく、これが六腑の一つである三焦の作用で水液の通路のようなものがあるのです。鍼治療などの経絡とも違います。脾から肺へと流れ込んだ水気は今度は肺の宣発作用でさらに上昇します。一方、肺からは血流に乗って水気は下降もします。これは肺の粛降作用というのですが、気血と一緒に下降する水気を、次は腎が受けるのです。ここまででわかると思うのですが脾は土、肺は金、腎は水です。土金水と流通するしくみなのです。
次に腎まで降りた水はやはり体内を巡るためには再び上昇しなくてはなりません。もちろん気血とともにです。その際に汚れた水は膀胱に流れて体外にだされますが綺麗な水(津液)は再び胸へと上昇していくわけです。これが水(津液)の単純なコースです。
むくみというのはこの流れの中でどこかに不調が起きたときにいわゆる「不滞」という状態となってどこかに水が貯まるのだろうと思います。物凄く単純な言い方ですね。その水の貯まり方にもいろいろあるのですが、いくつか取り上げてみたいと思います。
① 脾の不調による浮腫(八字では土のバランス)
まず口から入った飲食物の水気が脾胃の不調によるものであればどうなるのでしょう。要は脾胃は土ですから土から金水と流れなくてはならないのに胃の不調から肺(金の部位)に届かないのです。栄養物を含んだ水が送られて初めて体中に巡らされるのにそこに至らないということです。胃に残った水液は不消化ですから下降しても吸収には至らず下痢となったりします。また胃に溜まった水気は痰湿という形で胃に残留して腹部の張りや皮下のむくみと言う形となることがあります。皮下だけでなく臓器である脾臓だってむくむでしょう!と思います。また当然、気血は同時に流れるわけですから血流も悪いのです。ここに血行不良や於血の原因があることが多いそうです。ま、私はこのタイプですが・・・このときに金水の肺や腎が強ければグイッと流れそうですが、栄養の送られて来ない肺や腎ではやはり無理なのでしょう。
② 肺の不調による浮腫(八字では金のバランス)
肺気が弱い場合があります。肺気は脾から受けた水(津液)を肺の宣発で上昇する気と同時に粛降作用で腎へと降りて行く気もあります。このとき、腎が肺気が降りてくるのを受けようと構えていても肺気が弱く不調であったりするとどうでしょう!!肺はビルの屋上のタンクのようなものでビルという身体全体に水道水を送らねばなりません。たとえが悪いかもしれませんが、肺は水道パイプの水源なのです。つまり水(津液)の輸送ができないと水は肺に溜まり、痰湿となって生理機能を損ない、腎へ輸送ができないことで尿が出にくくなるとむくみます。やっと「むくみ」に至るのですが、これ以外に肺気の不調ですから免疫機能も落ち、外邪という風邪に対して防御できずに咳や痰という症状もあるでしょう。
③ 腎の不調による浮腫(八字では水のバランス)
これが最もわかりやすいかもしれません。腎の生理機能は降りてきた水の清濁の分別です。清気は体内に戻されて胸へと上がっていきますが、濁気は膀胱から尿となって体外に排出されます。そのときこの作用が不調ですと水は停滞します。これぞ、「むくみ」です。腎機能が悪い人はむくむというのはわかりやすいです。また肺から粛降作用で水液が降りてくるのを受けきらないとどうでしょうか!!肺の作用は悪くなくても腎の不調で肺から届かないと腎の不調であるのに呼吸困難や呼吸器の不調をきたすことになりかねないのです。
他に心臓に不調が起きてむくむことも当然あるかと思いますが原因が別なので本日は五臓六腑の三焦における水道をみて土金水の範囲での考察でした!』
以上が単純に水液である津液の運行にのみ視点を当てて取り上げてみました。特に女性の方は朝起きたときの手のむくみなど気にされることがあると思うのです。昨夜は飲み過ぎたとか、塩分を取り過ぎたとか、甘いものを食べ過ぎたとか原因がわかるときは良いですが、そうでないときは是非とも八字と運歳干支をあててみてご検討ください。