💜仲良しです。
☆中医
今日は全国的に雨模様で寒かったですね。義理姉のところに行ったらフリースを出して着ているではありませんか!!驚いたものの納得するくらい午後は寒かったです。それと訂正しなくてはならないのですがここ讃岐はまだ梅雨入りしてないそうです(笑)
さて、本日は名古屋の生徒さんから久しぶりに質問が来ました。こんな八字でなぜ、赤ちゃんのときから喘息なのでしょう?というご質問でした。なんならブログで取り上げて下さっても良いですよ!!とおっしゃいましたので遠慮なく書かせて頂きます。ただ最近は私の中医学熱が高じていますのでそのあたりのお話がくどいかもしれませんので嫌なときはスルーして下さいませ(^_^;)
とはいえ、喘息!!そりゃ、金の部位の不調だから八字でそうなっているだろうなんて簡単に言うのはもう今の詩子的には納得できないところとなっております。ご理解下さいませ!!
八字です。
女命 丁酉
癸卯
壬辰
壬寅
大運:09甲辰 19乙巳 29丙午 39丁未 49戊申 ・・・・・
まず、八字解命からです。
日干壬水は卯月木旺は甲分野に生まれた食神格の命です。壬日干に根はなく天干に2壬と1癸水が団結して旺令の食傷を生じています。年支の酉は遠隔で日干には無情無力ですが旺令の卯木を冲し、制食傷しています。天干の丁火は相令で癸と相打ち双方弱化します。日支辰中戊土は死令である上に両サイドの蔵干甲木から疏土されて激しく弱化し日干は任じる責はありません。
さてこの日干壬は先ほど団結と申し上げましたが、ほぼ力なく洩身大過する八字では幇の力は失せていると判断します。また大過する食傷を制する病薬の庚金も配合悪く卯木のみの減力となり寅まで制することはできません。よって日干壬は弱。大過する木の食傷に任じなくてはなりません。
性情的には食傷強で官殺無効。日干弱で根はないですが、かなりの気ままさは覚悟で育てねばなりません。褒めて育てるのは基本ですがどう褒めてどう縛りをかけるのか、難しい八字と思います。また母の印が最適に作用しないところからも是非とも母へのアドバイスはしっかりとお願いしたいところです。
格 食神格
日干弱
用神 取れず orやむなく庚も可。
喜神 金
忌神 木火土
閑神 水 2壬なので極弱とも取れず、閑神。極弱であれば水も欲しいが・・
調候 不要
月支卯木は湿感が強いですが甲が司令しますので後半の乙分野ほどではないかと思います。干の特性上、水強のときは身弱でも丙火は必要となります。火は扶抑では忌ですが卯月の日干壬はちょっと微妙です(^_^;) 癸水日干とは違うんですよね!!
さて、本命はどうなのか!!極弱日干ではないですので虚弱とまでは行かないかもしれません。ただ昨年の戊戌年は剋洩交加で厳しかったのかと思います。やはり生まれて3才くらいまで日干弱命は喜神年が続いたり調候運であったりすると健康に問題がないように思います。
昨年は極弱に近かったと推せますので、極弱の場合にどうなるか・・・推してみましょう。
水弱より腎虚。木剋土で消化系の脾胃は弱い。金の肺気は不適で弱。となっております。これだけで喘息はわかりません。
では喘息とはどういったことか・・・現代医学ではダニなどいろんなアレルゲンによって発作的に呼吸困難になったりヒューヒューと呼吸して咳き込んだりする症状を言い、気管支喘息のことが多いようです。赤ちゃんなどは大概は虚弱体質であることがほとんどです。
中医学的にはどうなのか・・・これは先日の水液の通り道より「むくみ」について触れましたがそれに似ていると感じます。いろいろな原因はあるのかもしれませんが、たいていの喘息は「水」が原因しているようです。「水」というのは津液のことですが脾胃で消化されたら必要な水液は肺へと送られます。ところが脾が不調だと脾に水は滞ります。これを「痰」というのです。痰は咳き込んで外に出されるものは良いのですがそうでない「形のない痰」があるそうです。それがあらゆる病源の原因となることが多いのは中医的に常に言われています。これを水毒ともいうのですが・・・痰が肺に病源としてもっているとき、何かの外から誘因されると痰は肺気とともに気管に上がって気管を閉塞し、熱をもつために炎症を起こし、肺気は上昇(宣発)と下降(粛降)の作用を欠くことになり発作が起こると看るのです。ややこしいかもしれませんが何度も読んでください(笑)。かなり簡単に書きました!!
では本命の八字に戻りますと・・・
丁酉
癸卯
壬辰
壬寅
〇脾気が弱い・・・木剋土で傷んでいます。脾は痰を作ることになります。
〇肺気が弱い・・・脾から送られた痰を貯めておく臓器です。肺気が弱いと上昇下降ができないので水液代謝が狂います。
〇腎気が弱い・・・これは肺気を受けるのは腎です。肺気の下降(粛降)は腎が健全であれば上手く受けます。腎気が弱い=肺気が肺に滞り、痰は解消されません。
こんな原因を持つ八字と流年では喘息が起こるのは無理のない話ではないでしょうか!!今年は己亥年ですので水の腎気は補われます。秋以降は亥年の水勢も上がっていくので少し良いのではないかと推します。まず腎気を補完すると改善はできていくとはいうことです。金気ではないですね。金を補完して肺気を補っても痰湿は改善しないでしょう。
同様にむくみの場合も利尿剤を使っても対処的であって根本治療にはならないのではないかと思います。本命のように脾、腎、肺が弱いときは身体そのものを底上げして行かないと改善はないと思うのです。
ちなみに今、私が師事している漢方の薬剤師さんは二人おります。そのうち1人がおっしゃるのですが、すべての病気を改善するのに中医学では「痰湿」という水を改善しないと治せないと言います。私などの血流の悪さを治すにもまずは脾の健全化で脾の痰湿を治すとおっしゃっており、ある漢方を処方して頂きましたところ、現在では腹部の張りはなく食後もスッと消化されているように思います。数か月前までの苦しかったことが今になってわかります。当時はそれが当たり前で「私、いつがきてもお腹が空かないのよ!」と言っておりました。
以上です。