四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

💛滴天髄より「濁気」!

2022年08月24日 21時08分39秒 | 命理
 
☆咲き戻ってきました♪

☆命理
 こんばんは!!
本日、4回目のワクチンを打ってきました。もう4回めはこわいなと思ってて、気が進まなかったのですが今回は免疫対策をしっかりして打ってきたせいか今のところ快調です(;^_^A 夫曰く、何だかいつもより元気が良くないか?と聞いてきました。確かに夕方はしんどいのに今日は元気です。まあ、明日になってみないとわかりません。今日中にやれることはしておこうと思います。もし、添削が遅れたらすみません(;^_^A

 さて、今日も引き続き滴天髄です。前回は性情論の一説でしたが今日は通神論の中にある「清濁」のうち特に「濁気」について引用します。「清気」についてはまたいずれ!!

 満盤濁気令人苦 一局清枯也苦人 半濁半清猶是可 多成多敗度晨昏

≪訳≫満盤の濁気は人を苦しめ、一局清枯なるもまた人を苦しめる。半濁半清は猶これを可とするべきも多成多敗しても晨昏にわたる。

ちなみに清というのは八字原局においては配合が左右上下と五行調和し、同時に日干も清気が満ち溢れている状態です。つまり上記でいう一局清枯では気が枯れており清気は薄いのです。逆に満盤の濁気と言えば清には程遠く四柱は濁乱し日主を困苦させる状態です。いずれも悲しいかな人の心を苦しめ、邪気に身も心も侵されるのです。しかし半濁半清というのは非常に好ましいというか、人は喜びも苦しみも両方あってどちらも経験するのが半濁半清でしょう。人の苦しみも理解できるという範疇かと推します。ですから良いことも悪いことも多成多敗でしょうがそれを悔やむことはないのです。良いからとそれを名誉に思ったり失敗したから辱めるというのは間違いだというのは命理的な発想でしょうか!!
こういった視点から前回の①の八字をもう一度・・・
乙丑       
丙戌(土)       
丙午       
庚寅       
大運:乙酉 甲申 癸未 壬午 辛巳 庚辰・・・

日干丙火は原文では戌月土用の生まれの食神格のようです。月干の丙火は丑中癸水の滋木ある乙木に生火され、日干丙火は寅に生火される午に坐します。2丙火は団結して戌中戊土に洩身して戌中辛金へはやや滞るかという流れです。日時干は火金剋戦して庚金財を剋します。いずれも火金剋戦して土の通関はなく、ないことが幸いしての日干やや強です。湿土運は転弱ということ!

よって第一運の乙酉、第二運の甲申運は地支は金木剋で寅は傷みますが庚金は財旺となり同時に甲や乙の生火ある2丙火は任財可能な大運です。よって財は豊かな時期であったでしょう。おそらく湿土の通関はないので自分の力でなく親の家業が豊かであったのでしょう。良い子供時代を過ごしたことがわかります。

しかし火旺運になりますと日干はさらに強さを増します。未から午、巳運は破財の運となりました。天干の壬や癸官殺は庚をわずかに引通しますが2丙には逆剋されて無情無力です。よってこの運には3~4回の婚姻を繰り返し、5人の子供も失います。陽明が湿土の通関なく剋金して煩悶が常に付きまとうという典型のようです。

金旺運は八字の瑕疵を解消できていた運ですが火旺運には剋財が激しく、中医的にも火強は君主の官である心気は狂喜の沙汰です。チャラけた陽気が先行する時は華美で虚栄心の固まりなのですがそんな報酬系ホルモン全開は長続きしませんのでそのうちに精神的に萎えて意気消沈して煩悶するのです。金は傷みますので大腸は不調をきたします。腸は第二の脳ですから安定ホルモンのセロトニンは不足します。そうしますと血中を通って脳の神経細胞に届きませんから焦燥に駆られるのです。これが煩悶の正体かと思います。

そして庚辰運、晩年は日主丙火は転弱します。辰土が重なり土へ火は晦火します。丙火が転弱しますと火の心気は萎えますのですべての五情をコントロールできませんので喜怒哀楽に欠け、土への洩気は思考をマイナスにします。晩年は一人孤独で貧に甘んじたということです。命理どおりです。

一局清枯也苦人くらいかなと思いますが八字原局が陽命で2丙火は強烈な性情となるのかと思います。
コメント
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