☆命理
こんばんは!!白露も過ぎて秋らしくなってきましたがまたまた台風が気になります(;^_^A
さて、今は世界中が哀悼の意を捧げているのはイギリス王室のエリザベス2世のご逝去です。ほんとうに最後の最後まで自分の足で立っておられる姿は眼に焼き付いてます。トラス新首相の就任の際のお写真です。大したもんだと思いました。
最近、我が家では義父に「じいちゃん、転んだら危ないから部屋までついてくよ!!」とか「じいちゃん、転んでもいかんけどコロナで寝込んだら、足が立たんようになるからね。これも注意ですよ!」とお出かけのときは言います(笑)。本当に老人は10日間も寝込んだら筋肉は落ちてしまいます。立ち上がれなくなると思うんです。
そこを考えるとエリザベス女王は春頃、コロナ感染したのに復活されて立っておられたんですからそれだけでも素晴らしいと思えてなりません。どれだけ多くの老人が寝たきりになったかと思うのです。
さて、そんな女王の八字ですが・・・・
1926年4月21日 午前2時40分 ロンドン
丙寅
壬辰(土)
庚辰
丁丑
大運05辛卯 15庚寅 25己丑 35戊子 45丁亥 55丙戌 65乙酉
75甲申 85癸未 95壬午
格 偏印格
日干 弱
用神 取れず
喜神 湿土 金
忌神 水 火
閑神 木 燥土
調候 不要
☆身弱の庚金も土多。甲木の疏土は喜。しかし運歳で木旺は、木は過ぎるかというところ!
サッとみて身弱の庚金の方です。3陽1陰の陽命です。男性的干支の庚に壬、そして丙と天干は好感度の高い干支が並び、しっかり者の印象を与えるものです。地支の2辰は乙を蔵しますので内面はナイーブで繊細多感な印象です。丁火官殺はあっても剋身するほど強い官殺ではなく、身を律することは十分です。木の情義も厚く、周囲への気配りは十分でしょう。日干に根がないのが惜しいのですが多くの公務を遂行した70年を思えば、春土用の庚金が良かったのかとも思います。晩年の金旺運には庚金も根が出て強くなりますが基本の八字は内面に優しさがあるので表向きの庚金の剛毅さは押し通せなかったのかと推します。表向きの義と内面の情との狭間で揺れることは多かったのだなと感じます。
夫君のフィリップ殿下とは70数年の夫唱婦随の夫婦でしたね。イギリス王室では珍しいです。後を追うように最後を迎えられてコロッと逝くなんて理想です。女王の最後は圧巻だと思います。
命理的に最後の壬午大運。壬寅年です。9月白露になってすぐに体調悪化ですので八字と運歳の3壬はやや洩身が過ぎ、水火戦は血脈を傷めたかと推します。
ご冥福をお祈りしたいと思います。 詩子