今月は未月。いよいよ地表は寒の気を帯び始める月となりました。しかし、今だに、火の気は衰えず、あと数日は火旺の日々を過ごすことになります。未の蔵干は先に丁火、後に己土。先月の午の蔵干は丙、丁火、その前の巳月は丙でした。いずれも丙、丁を蔵していることに変わりはありません。火の気は午月にはすでに退気となっておりますが、火そのものの強さは午に勝るものはありません。蔵干ですから、丙、丁の文字面の問題ではないのです。丙、丁は火の存在を表すだけで、火の強さは午、未それぞれの支で計ることとなります。「支は一国一城の主」と言われてますね。
さて、未火旺については火の有り様、土旺については燥土(未蔵干の己土は燥土)の燥湿を常に八字中で計らねばなりません。土に関しては非常に難しいので神経を遣います。①生金可能状態かどうか・・・また、②己土の根として有効かどうか。③また、湿土化して火があれば納火、晦火により火の有り様をまた計らねばならない。・・・・などなど、多々ありますね。逆バージョンとしては丑があります。寒で湿の極みでありながら、月支午などですと日支の丑は簡単に燥土化してしまします。
こんなとき
○○
○午
丁丑
○午 で午が強力なときです。丑は午は納めましたが、それでもまだ洩らしたいときには不能ですね。まちがってはならない丑の見方です。
それと同じ感覚で未をみますと
○○
○午
己未
○午 ですとこの未は日支ですが、燥が午により増しますので根として充分となります。
しかしながら、
○○
○亥
己未
○○ などでしたら、未は湿土となって一気に生金の構えです。
以上の例はいずれも日支ですが、これが月支ですとまた違います。
○午
○未
丁巳
○○ ですと未は火旺、土旺に関わらず、燥極まり、丁火の火の居所となります。これでも大運の水は調候として喜神となりますが、他の○の干支の有り様によっては日干の強弱は常に転弱してないか、計らねばなりません。
また、
○亥
○未
丁○
○○ ですと亥により、火旺の未土は湿となり火も減力、丁を漏らす体制です。丁が強ですと納火して喜ですが、弱ですと晦火の憂き目に合います。未が土旺ですと年干支の亥は単なる調候くらいで未は亥一つくらいではびくともしないでしょう。丁はやや洩れても喜忌は他の○○干支の有り様次第となります。
このような要領で未土に関しては充分な精査が必要となります。
さて、未火旺については火の有り様、土旺については燥土(未蔵干の己土は燥土)の燥湿を常に八字中で計らねばなりません。土に関しては非常に難しいので神経を遣います。①生金可能状態かどうか・・・また、②己土の根として有効かどうか。③また、湿土化して火があれば納火、晦火により火の有り様をまた計らねばならない。・・・・などなど、多々ありますね。逆バージョンとしては丑があります。寒で湿の極みでありながら、月支午などですと日支の丑は簡単に燥土化してしまします。
こんなとき
○○
○午
丁丑
○午 で午が強力なときです。丑は午は納めましたが、それでもまだ洩らしたいときには不能ですね。まちがってはならない丑の見方です。
それと同じ感覚で未をみますと
○○
○午
己未
○午 ですとこの未は日支ですが、燥が午により増しますので根として充分となります。
しかしながら、
○○
○亥
己未
○○ などでしたら、未は湿土となって一気に生金の構えです。
以上の例はいずれも日支ですが、これが月支ですとまた違います。
○午
○未
丁巳
○○ ですと未は火旺、土旺に関わらず、燥極まり、丁火の火の居所となります。これでも大運の水は調候として喜神となりますが、他の○の干支の有り様によっては日干の強弱は常に転弱してないか、計らねばなりません。
また、
○亥
○未
丁○
○○ ですと亥により、火旺の未土は湿となり火も減力、丁を漏らす体制です。丁が強ですと納火して喜ですが、弱ですと晦火の憂き目に合います。未が土旺ですと年干支の亥は単なる調候くらいで未は亥一つくらいではびくともしないでしょう。丁はやや洩れても喜忌は他の○○干支の有り様次第となります。
このような要領で未土に関しては充分な精査が必要となります。