四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

本日命(壬日干辰月木旺生まれ)

2018年04月11日 20時43分12秒 | 命理



★本日、愛媛県内子町の内子座前にて友人と

★命理
本日は壬申日。
戊戌(戊)
丙辰(戊)
壬申(庚)
辛亥(壬)

 壬水の辰月の取用法ですが・・・木旺は洩身のため身弱となるのを憂い、庚金を用とするのが基本です。また辰土用になれば土は旺じずとはいえ、土を多くみるのは土強というより土多で任じ難くなるものです。まずは身弱の傾向のはずですから日干壬では亥子の根を欲します。また土多に甲木の疏土も喜なのですが、それも有り様を精査する必要があって洩身が過ぎても困りますから、日干の強弱に合わせて日干を生助する庚金と洩身の甲木の位置など組織配合を検討しながらの解命が現実的だと思われます。

 さて、本日命は木旺の壬日干です。時支の亥水に通根し辛金と申金の生助があります。もうこれだけで絶対的な強さはあります。問題の洩気ですが、辰中乙は旺令で天干に丙火あって燥の気を受け、良く洩らすかと見えますが丙火は壬の剋、戊戌への晦火があるので弱いのです。それでも丙火があるのが良く、壬と乙の好ましくない関係とはいえ、洩身できるのです。また日支申中庚金、さらに年支戌中辛金の制食傷もあるのでやや滞る気配も見逃せません。大強の日干でないのでその分、扶抑的には喜の意も発生はするかと思います。これ以上の剋は不要です!!そして始終は時干の辛金から壬水、さらに辰中乙木に流通し、丙火から戊土へと流れ込みます。五気周流の綺麗な八字です。
 ここで辰月木旺ですが、調候は不要月です。本日命を眺めますと日時干支は金水で湿に傾き辰中乙も戊も湿の気がありますので流通という観点からは月干の丙火あって始めて辰中乙木が燥の気を得て、日干から水→木→火と流通して食傷生財の美を成します。

 喜忌を取りますと・・・
格:傷官格
日干強
用神:丙
喜神:木火土
忌神:金水
閑神:なし
調候:不要
と取ります。
 

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逍遥の春

2018年04月07日 20時10分20秒 | 中医・漢方


★中医
 逍遥・・・とても美しい春の言葉です。本日の学びの中でとても印象に残る言葉ですので取り上げてみたいと思います。

 逍遥とは・・・あてもなく散策したり、ふらふらと彷徨い歩くことです。ある小説家の作品に「逍遥の季節」というのがあります。優美な芸や美の世界で翻弄される女性の一生を描いたもののようです。そんなイメージもあるのでしょうが、中医的観点から取り上げると、少し違ってくるそうです。

 五季の中でも春に当てはまるものです。春の養生で書きましたが、春は木気が強く陽気が上がってくるとどうしても身体がついていけず不調をきたすものですから、春はメンタルには要注意ということでした。そんな春を「逍遥の季節」と呼ぶのです。フラフラと不安定な状態に陥って自律神経を乱した状態になることです。陽気があがるものの朝晩は冷え込んだりします。この季節はまた美しく「花冷え」とも申します。まさに本日の寒さはそれであったと思います。また春物コートに身を包まねばなりませんでした。「木の芽立ち」と言いますのは春は一斉に新緑に向かって新芽が芽吹いて参りますからとても勢いがあるものです。逍遥の春に翻弄される自律神経失調の身には心は落ち着かないことでしょう。

 ところで調べますと「加味逍遥散」という漢方のお薬もあるそうです。まさに名前のとおりの症状に処方されるようです(笑)。女性の更年期障害の症状などは当てはまります。どこも悪くはない未病レベルなのですが、疲れやすくイライラ。のぼせたり。肩こり。不眠などに効くそうです。

 こんな「逍遥の季節」に関連する未病状態の症状には他にも呼び名があって、「寒暖差疲労」と言うそうです。これも納得できますし、参考になります。美しい中に的を得た漢方用語ではないかと思います。
 明日もまだ寒いのでしょうか!!皆さま、お体はご自愛くださいませね。



★女の子たちに初夏用にと思って七分袖のTシャツを縫いました。ところが二人とも着せるとパツンパツンです。この季節だけしか使えそうにないのです。
大きくなっていたのですね。以前の型紙を使った私がアホでした。絶対に大きくなってるのが当たり前ですよね。どうしてこんなおバカばかりするのでしょう!!
と自分で呆れてます💦
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本日命(丙日干卯月木旺生まれ)

2018年04月04日 20時57分56秒 | 命理



★名残りの桜・・・倉敷美観地区にて

★命理

こんばんは!!桜も終わりましたね。毎年、桜の時期を待ちこがれて、散りゆく桜並木を眺めながら、「ああ、また来年もこんなキラッとする瞬間を味わいたい」と思い、生命あるものの美しさに惚れ惚れとします。
今春もホントウに終わりました!!!年齢を経るにつれてそんな思いが強くなり、来年も元気でまた桜を・・・と思います!!

さて、本日は丙寅日、卯月は最終です。
戊戌
乙卯
丙寅
乙未 
 としましょうか!!
 日干丙は卯月木旺の乙分野の生まれです。丙火は時支の未中丁に微根です。天干に2乙が天透し、地支も寅卯と団結しております。見ただけでも印強の八字であることが分かります。月干支の乙卯は年干支の戊戌とは陰陽の剋ですので無効となりますが、お互いに任じる責は発生しますので双方弱化もあるかとは思います。それは日干にとっては間接的に印多を減じてくれて有難いものではあります。でもそれくらいでは印多は解消はせず、時干にも乙がありますので日干は周囲を印に囲まれてがんじがらめです。
 日干丙火は強いのかと言いますと未に微根とはいえ木多火熄の感はぬぐえません。かと言ってさらに火が欲しいかといえば、それは何とも言い難いものがあります。未中己土は燥土ですが丙火もあってさらに燥の傾向ですし、乙木に剋されて弱化もしますから丙火が洩らすことは極わずかとなります。よって日干は任じるものなしの強さです。年干支の戊戌は遠隔無情でもらせずです。
 印多で過保護過干渉の陽気な日干のようです。多少の父母縁の悪さはあるでしょうか!!天干に2乙が透りますから多少ではないかもしれません。八字は無水に財なしです。庚辛金の財は病薬ともなりますので是非とも八字か大運には欲しいものです。やはり欲しい財がないのは父母縁に支障と推すのが普通です。
 また無水は官殺がないということです。この八字に官殺はどう作用するかといいますと・・・運歳で壬癸水が天干に来ても、亥子水が地支に来ても天干地支ともに化殺されて日干側にエネルギーは流れます。よほどに強い壬水が来たとしたら、日干と剋の意は発生するとは思います。2乙に化殺されても壬が強ければ力は残りますが、それはそれで問題が発生します。壬と剋になる一方で未土が湿土化するものですから丙火は洩身して弱化の上に壬との剋というふうに看なくてはなりません。良いことではなさそうです。
 こういった任じるものなしの強さは運歳には注意は必須です。特に未土が構えているからなのですが・・・
 土が気になるというのは丙丁火日干の常識です。
戊戌
乙卯
丙寅
戊戌 
などでしたら、要注意です。これでは八字内でも日干は弱と断定できるほどです。流年の水年は、戊戌が湿土化して最忌。水年でなく、土が重なっても濁気の食傷大過となりそうです。上記の八字よりも宜しくないです。と考えると己丑などの時干支は最悪ですね。火旺運以外は考えたくないかと・・・印多の八字なのに忌の戊戌を制する甲木がなく印は役に立ってないですね。
以上、本日は印多の丙日干でした。




★チョコワッフル・・・いつも立ち寄るカフェで「一人お茶」
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