四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

本日命(庚日干申月金旺生まれ)

2018年09月05日 20時52分49秒 | 命理
☆命理
本日は庚午日です。
戊戌
庚申
庚子
丁亥  としましょう。

 庚日干で申月金旺生まれです。旺令の金であり、月干支は庚申とあって、年干支の戊戌より生金もあります。天干に2庚ですから相当に剛健な金となります。日支と時支は子水と亥水があって旺金をよく洩らします。時干の丁火は根もなく火源もないので弱く、旺金の庚を丁火煅金する力量はありません。また地支の水の気勢もあってさらに弱い官殺となるでしょう!!

 八字は年月と土金が団結して日干を幇助します。この形は丙火や丁火の剋は喜なのですが、これだけ強いとチョロッとした丁火や丙火は逆剋されてしまいます。もちろん八字の時干丁火も同様です。

 日干が旺令で天干地支ともに団結しているときは官殺の剋は注意が要ります。ただ本日命のような場合に調候は不要ですが、干の特性上から看ますと庚金はかなり強い水食傷へと流通するには十分ですが、それでも丙丁火はやや暖にして金水の流通の通りをよくすることに違いはありません。欲しい火ということになります。もちろんなくてもかまわないです。

 八字内で金水と流通すれば、当然ながらしっかりとして木財に流れれば最高です。八字に木財はなく運歳に求めることになります。しかしながらこれだけ強くて食傷も地支のみですが八字内ではバランスがよく、食傷は喜神として十分ですから欲を出すときりがないでしょうか!!

 喜忌をとります。
格:建禄格
日干強
用神:壬
喜神:水木
忌神:土金
閑神:火
調候:不要 となります。

八字に木が欠落しているとどうしても火が巡った時、地支は木の通関なく水火戦となります。また天干の火は、そこそこに強くないと前述のように化殺もあって2庚金に対抗できず喜の作用となりにくいところがあります。木にしても喜神とはしますが、虚浮の木財が天干に甲乙と巡るとこれも2庚金には吹っ飛びます。やはりどんな干支を伴って巡るか、精査がいるということですかね!!


☆台風で警報が出ましたので3人とも自宅待機でした。ほとんど長女宅で一日中、過ごしよく遊んでくれました。
 お昼は長女が3人に楽しいチキンライスを用意。ウサギさんがお布団かぶって寝てます🎵
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壬日干の身弱財多!

2018年09月01日 20時18分30秒 | 命理


☆今日は高松にお出かけでした。駅ビル2階に「立ち食い寿司」というのが目に飛び込んで来ました。先日の大阪天満の立ち食いのお店を
沢山みたものですから、エイっと思っておばさんは勇気を出して入りました(笑)。

☆命理
本日は依頼があって以下の八字についてです。また本日は私の勝手な推理であって師事する理論とズレもありますが、ご容赦ください。

女命 S40年5月8日 正午
乙巳
辛巳
壬戌
丙午
大運:09壬午 19癸未 29甲申 39乙酉 49丙戌 59丁亥・・・

八字は壬日干で巳月火旺の生まれです。立夏を過ぎたばかりですが、進気の火は重々とあっておまけに時干支も丙午となれば身弱の財多です。従財かと思うかもしれませんが、普通格だと思います。辛金は死令で弱、旺令の巳火に煽られますが弱くとも辛金は戌中辛金に通根して天地にあります。いくら剋されても無くなることではなく、配合は旺令の2巳火と壬日干を辛金が天地に透って遮断した形です。陽干でもあり壬は従するわけにはいかないと思うのです。

さて、そうすると喜神は金水、忌は木火土と単純になりますので財の忌、官殺の忌は当然ながら付いてくるかと思います。本命は先日亡くなられた「さくらももこさん」です。こんな貧命であったのかと思うのですが、八字が間違っているのか、それとも理論が違うのか、わかりません。
本日は彼女の「公私」を分けて考えてみます。

プライベートはこんな八字ですと、幼い頃の事象などどうであったのかわかりませんが、経済的にも豊かそうには見えません。有名人であればいろいろと書かれるでしょうが、八字からはそうとしか思えません。実際に他の人でも同様でした。小池百合子氏も壬戌日干で身弱の財多。神戸芦屋のお嬢様かと思ったら、今年夏に週刊誌に暴かれましたね。カイロ大学に行っていたころの経済状況の悪かったこと、また異性縁の悪いこと、3柱でも命運どおりでした。うわさに惑わされてはいけないと思いました。八字を素直に看れば良かったのです。

で、本日の八字は小池氏のように胡散臭い裏事情なないかもしれませんが、事実として離婚したり、若くして乳がんに罹患したりと大変なことが多い人生です。そんなものかと思います。乳がんは五行では土の部位です。おそらく40才前後には罹患していたのでしょう!!長い闘病であったと思うのです。
補足ですが、乳がんになったのは申酉の金旺運です。旺令の2巳と午が八字にありますから大運支の申酉は日干壬の水源となるには弱く、火剋金で痛みます。湿土の通関が欠如しているところに病があったのかとは思います。

話はもとに戻ります。では公的にはどうであったのかといいますと19才の時、つまり癸未運に入ってすぐの甲子年にデビューします。その後、アニメ化されて歌はレコード大賞をとったりと華やかな事象となりました。まさに官殺運の事象です。これをこんな貧命でどう説明するのかがわからないですね。ですが、官殺運であることは間違いなく、ここに感じることは、本人は才能あって書きたいマンガを描いて、それが世間に受けたという事実です。時代が求めていたものだったのです。そこのところは正解でしょう。プライベートは苦しいものであったようですが・・・

ここで他の命をみた経験からも思うのですが、プライベートは八字と大運どおりかなと思います。ですが、時代の申し子というのはそうではないのかもしれません。他の事例ですとかの有名なアップル社のスティーブジョブズさん、彼も貧命でした。私生活も親縁は複雑怪奇、そして50代半ばのすい臓ガンで人生を挫折しました。
ちなみに1955年2月24日 19時15分 サンフランシスコ 西経122° ・・・と
    乙未
    戊寅
    丙辰
    丁酉or戊戌
大運も丁丑 丙子 乙亥 甲戌 癸酉 壬申・・・とついてなかったです。

ですが、時代は彼の才能を欲していたのでしょう!!アップル社を立ち上げますから・・
小池さんにしたってたいしたものですね。都知事ですから・・・
官殺の事象って不思議だと思ってしまいます。今、彼女は日干根の運ですけど・・・良い運のときは静かです。
 
さて、最後に本日はさくらももこさんの八字に見る印象を書いてみたいと思います。デビューしたのはわずかに19才でした。きっとそれまで楽しくマンガに心酔していたのでしょう!何も目に入らず、世界はマンガだったかと推します。旺令の火は芸術、文才などの象意です。火は口唇の弁も立ちますでしょう。火は忌であってもこれが彼女の世界であり、マンガ中毒の状態であったと思うのです。それは丙火の特徴です。完全なるアディクションの世界です。子供時代からですからそんなものでしょう。そして社会に出て認められると報酬系の喜びはまた次の報酬を求めますから、エッセイを書いたり、ラジオのパーソナリティなどドンドンその報酬を求めてやまない傾向であったと思うのです。こういったものは八字に潜むその人の本能みたいなものですから日干強弱の扶抑の喜忌ではなく無意識の情動発信とでもいいましょうか!!私生活は大変でも十分に負を補うだけの満足は得られたかと思います。良い人生ですね。
と思いました。太く短く良い人生であったのではと思います。ご冥福をお祈りします。
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