ここで、このブログ「青い鳥の世界へ」の主旨とも言える、思いと願いを述べておきたい。
「青い鳥の世界へ」とこのブログのタイトル名にあるように、このブログはメーテルリンク作の「青い鳥」の童話にちなんでいる。ご存知のようにメーテルリンク作の「青い鳥」の童話は、幸せの青い鳥を求めてチルチルとミチルが旅をし、この幸せの青い鳥のいる所は外の外部の世界ではなく、内部の内なる内面の世界だという物語である。
「青い鳥の世界へ」のブログは、青い鳥の童話がここで終わり終結しているのを踏まえて、それを発展展開させていこうという試みで挑んでいる。
そのための前提としなければならないことは、私達が産れ生きている「この世」という世界が、どういう世界かを見詰めた上で、いわば一つの世界観に立った上で、人の生き方というものを見付けていかなければならない。
「この世の世界観」については折があったら述べるとして、人が生きるにしても一人で生きる訳ではなく、又人だけが生きるわけではないし、こうした人が生きるためには、生きるための環境をも見据えなければならない。
一般に私達は自分を主とし、他を従属と見なしてしまっている。この自分を主として、他からのの幸せを求めることの愚かさを指摘しているのが「青い鳥」の童話だろう。それは又、自分が幸せになるに価する人間かどうか、問いかけることでもある。
「青い鳥の世界へ」のブログは、人が一人で生きているのでも、人だけが生きているのではないという思いに立ち、その上で鳥は鳥らしく生きているように、水は水らしく生きているように、全てのものがそれらしく生きているように、私たちも人らしく生きようという思いと願いを持っている。
私はまだそれ程の年齢ではないが、まともな身体ではない為、いつまで続けられ語り述べられるか判らないが、しかし今更とも遅いことでもないと思い続けたい。