青い鳥の世界へ

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死に損とやられ損

2015年03月09日 | 短歌に政治や社会

【自民党大会】安倍首相「夜明け迎えた日本を確かなものに」 安保では「無責任な批判にはたじろがない」(産経新聞) - goo ニュース

日本は、外国との大きな戦争は、3回している。
日露戦争、日清戦争、そして太平洋戦争である。
この内の日露戦争と日清戦争での日本国内での犠牲者や被害者は、出ていない。出ているのは出兵した兵員ばかりで、国内での兵員も民間人の犠牲も被害者も出ていない。
それに対して太平洋戦争においては、兵員だけの犠牲ばかりに留まらず、全国各地への空襲や原爆投下によって、多くの民間人犠牲者が出ている。
のみならず、満州開拓団に来航して行かれた人たちが、敗戦と同時に地元民兵に襲撃され、命からがら祖国へ着の身着のままの引き上げの際や飢餓に襲われて、ここでも多くの犠牲者を出している。

こうした太平洋戦争で多くの犠牲者を出した中で、戦闘で戦死した兵士たちだけが靖国神社に祭られ尊崇されているばかりか、遺族たちには遺族年金が配布されている。
しかし空襲などで犠牲になった人たちの遺族には、何らの保障もされないでいる。
空襲などで孤児となった人たちの何と多いことか、それらの人たちに対して何の思いもかけないでいて、何が靖国神社の英霊を尊崇すると言えようか。
殊にこういった民間人の多くの犠牲者を発生させるように事をしたA級戦犯たちを祭り、のみならず「戦犯は存在しない」という輩がいるのでは、まるで共食いをしているようなものだ。

今また安倍晋三政権は、こうした二の舞になるような政策へと滑りだしている。
こんなものを首相に選ぶ自民党と、その自民党を応援する人たちは、イスラム国は残虐と言えるどころか、自分たちの方が残虐極まりない人種である。
もう2度と戦争などない世の中にして、民間人の犠牲が出ない事を願う。

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1503080009.html

 

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