二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

経営者モーニングセミナー 参加

2008年09月14日 | その他の活動
9月11日(木)午前6時~7時からウエルシティ金沢(石川県厚生年金会館)にて行われた、金沢市中央倫理法人会の”経営者モーニングセミナー”に参加してきました。鍼灸師の先輩がこの経営者が集まる会に所属しており、情報を頂きましたので、勉強に行ってきました。

モーニングセミナーということで、朝6時から開始です。実は深夜1時半まで、28日(日)に行われる金沢市鍼灸マッサージ師会の会員交流会の打ち合わせがありました。しかし、「行こう」と思ったら睡眠時間が短くても、起きることができるものです。我ながら感心。

11日は夜の8時から10時半まで”地域健康つくり指導者研修会”があり、そして診療もお陰様で忙しく、充実した一日でした。自分の体と脳に感謝です。

1時間でしたが、きっちり時間通りに進行され、ざっと見まわし60名ほどの出席者の経営者の方々、皆さん部活動のように気合いが入っていました。そして朝から明るいし、笑顔で挨拶されている人が多かったように思えます。そんな所も勉強になりました。また、講話に入る前のお話の中で”言葉でも、思考でも脳に良いイメージを植えつけることにより、それが現実に目標達成につながる” ”打つ手は無限”この言葉が印象的でした

経営者モーニングセミナー ~本日の講話~
  山代温泉 ホテル百万石
  百万石アソシエイト(株)代表取締役社長 戸田賢治 様
  演題:私の人生感


生い立ちから、現在に至るまでのご自身のお話を約45分の中で分かりやすく話して頂きました。その中で印象に残ったことを書きたいと思います。

ある先輩に、「去年の9月11日、何をしていたか覚えているか?」と聞かれて戸惑ったというお話がありました。「手帳でもいいから、その日あった些細なことでも書いておき記憶することで、その日は価値のある一日になるんだよ」と言われたそうです。一日一分を大切にしなさい。意味のない日、出来事なんてないということなのでしょうね。

また、高校での寮生活でかけがえのない時間を過ごすことができたことや、2年の修行をしてアメリカから帰ってきて、ホテル経営に失敗し数百億円の借金を抱えた時、様々な経緯があり全国のホテルにウーロン茶を売って回ったそうですが、すべてのホテルが買ってくれたという話。一生懸命、働いて、動いていたことで、何人かの方々が温かい手(無償の援助)を差し伸べてくれて窮地を脱することができた話をされ、”人生は人との関係が重要であり、真から信じることができる人がいるかいないかで人生は決まる”と熱く話されていました。

アメリカ修行は、日本人で初めて世界に通用するレストラン「べにばな」を創った、ロッキー青木さんの所にボディーガードということで2年修行をしたそうです。家の庭に川が流れているほど成功している方で、そのレストランの仕入れたるや凄い規模だそうです。ミカンの缶詰の移動などの話をされ、2年間で学んだことを要約すると「どうやったら効率よく物事が運ぶか」「どこに問題意識を置くかでアイデアが生まれる」「ネバーギブアップ」という一部であると思いますが勉強になるお話でした。

現在の会社ホテル百万石は”信じ合える社員で一つになっており、働いていて非常に楽しい”ということでした。やっぱり、自分の今やっている仕事が使命であり、天命であるなら楽しいのが本当だな~と私はさらに認識を深めました

戸田社長さんが最後に言われたことは「私がこれからやることは、子供たちの心を豊かにすることです」ということでした。これからのホテル百万石の活躍が楽しみになる言葉であり、「よし!楽しい仕事に行くとしよう!!」と気合を入れて頂いた言葉でした。

早朝でしたが、非常に勉強になり、エネルギーが溢れてくる経営者モーニングセミナーでした。感謝、感謝、感謝、ありがとうございます

※ちなみに上の写真は帰りに、兼六園近くの坂を何気なく撮ったものです

二葉鍼灸療院 田中良和
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第13回 加賀・三策塾(合同学術研修会) 参加

2008年09月14日 | 鍼灸
9月7日(日)、鍼灸マッサージ師会の合同研修会である加賀・三策塾に参加しました。

内 容:症例報告 騒音が大きく関与していると考えられた自律
           神経障害に対して鍼灸治療が効果的だった
           症例
                 とよしま鍼灸院 豊島清史 先生
     地域健康つくり指導者研修会 訪問施術について
                           常盤和成 先生


症例報告では、豊島先生が「めまい感」を主訴として来院された鉄工所勤務の男性の症例を報告してもらいました。めまい感、吐き気、耳閉感、などを訴えており、以前、同様な症状で耳鼻咽喉科を数件受診したが改善されず、会社の同じ症状を持っている人からは「職業病だから治らないよ」と言われ、一度、鍼灸治療を受けてみたいと来院された患者さんです。

その他にも、胃のもたれ、体がだるい、おっくう、疲れやすいなど、うつや自律神経失調が考えられたので、(社)全日本鍼灸学会不定愁訴班作成の健康チェック表や東邦大式仮面うつ質問表などを利用して、病態の把握を行いました。

胃腸機能の改善による自律神経機能の改善と内耳の循環改善を目的とした鍼灸治療が行われました。結果、9回目の治療が終了した時点で、めまい感、吐き気、耳閉感ともにほとんと改善しました。鍼灸治療はやはり素晴らしい

その後も、月1回ペースで来院されているようですが、症状の再発はなく喜んでおられるようです。めまい感、吐き気、耳閉感などを訴えている人は多くおられ、耳鼻咽喉科でもなかなか改善されない例も多いようです。難聴や耳鳴りなどもそうですが、その時はあきらめず鍼灸治療を行ってみると良い結果が得られるのではないかと、症例報告あるいは日頃の臨床から考えられました。


    発表の豊島先生(左)と司会の中田先生(右)

地域健康つくり指導者研修会では、介護予防の段階にある高齢者や寝たきりで家を出ることができない高齢者の方々に鍼灸マッサージ治療を受けて頂き、皆さんに少しでも健康に幸せになってもらいたい。また、会員やこれから石川県で仕事をする若い鍼灸マッサージ師のために師会が中心になって仕事の幅を広げようとの取り組みです。

本日は”訪問施術”についての概要でした。どこの県も市もそうかもしれませんが経済が不景気で財政は厳しいのが現状です。しかし、繁栄しているところがある。なぜ格差が生まれるか文句を言って、消極的になり、経済や世の中のせいに責任を転嫁するのは簡単です。本当は自分の内に問題があり、工夫や思慮、行動が足りないことに気づかないとこれから治療院経営も厳しくなる。だから今、この事業を積極的に師会の事業としてやっていくというお話でした。

その通りです。繁栄しないのは自分に原因があり、方法、工夫、熱意、広い視野など、自分の心次第で何とでもなるところがたくさんあると思います。もっともっと勉強会はじめ多くの学びを得て、患者さんや世の中の人たちが幸せになれるように鍼灸治療で貢献していかなければ、この仕事についた意味がないのではと思います

二葉鍼灸療院 田中良和
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