二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

第6回 健康についてみんなで語ろう会 参加②

2008年11月10日 | その他の活動
健康についてみんなで語ろう会 ~第2部~は健康クイズです。途中、私自身は、んん~??と疑問の答えがいくつかありましたが、楽しく勉強させていただきました。



自給率の問題、皆さんは楽しく答えていましたが、私は「ちょっと違うかな~」なんて思っていました。会場の皆さんにとっては新鮮なクイズだったかもしれません。食物自給率の問題はここでは書ききれないので…



かむことは大切ですね。唾液には抗ガン作用のある酵素が含まれるほか、食品添加物や防腐剤など食品に潜んでいる体に不都合なものを無毒化する役割もあるそうです。また胃腸の消化活動を活発にします。おまけに顔面筋や咀嚼筋は発生学的には魚のエラですから、心肺機能にも影響を及ぼす可能性さえあります。しっかり噛むことは身体にとっていいことずくめです。

~第3部~は寸隙です。

劇団しし座とは、四師=医師会、薬剤師会、看護師会、歯科医師会のことで、発足当時は四つの団体でしたのでこの名前がついたそうです。その後、五つの団体の参加があり今では九つの団体が参加しています。鍼灸マッサージ師会からも参加しており、今年は二人の先生が診療終了後に練習に参加されました。お疲れ様でした。


ケーキ屋”ねじれ亭”を舞台に世の中の歪みを面白おかしくボヤイて頂きました。写真右が”ねじれ亭”の女将さんのようです。


写真左が、鍼灸マッサージ師会会員の新保先生です。なかなかの演技でしたよ。普段見られないような声を発していました。


本会会員、水野先生。おじいちゃん役が見事にはまっていました。すこし声に力がありすぎる爺様でしたがね。こちらも新保先生に負けず劣らずの演技でした

楽しい一日でありました~

ちなみに上の写真は、寸劇のエピローグです。

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第6回 健康についてみんなで語ろう会 参加①

2008年11月10日 | その他の活動
11月3日(月祝 文化の日)、星稜野球部の練習を見たのち、石川県医師会、石川県歯科医師会、石川県薬剤師会、石川県看護協会など石川県の医療・福祉に関わる11の団体が共催する”健康についてみんなで語ろう会”へ参加してきました。

私が所属している石川県鍼灸マッサージ師会も共催団体として参加しています。一般の方々も参加は無料で自由ですから、会場の石川県地場産業振興センターのコンベンションホールには100名ほどが来場され満員でした。


石川県医師会 会長 小森先生 ごあいさつ

内 容
 第1部:講 演
 (1)”ドクターかとう”のおふざけトーク!
 (2)「元気で長生き PPKのコツ!」
   講 師;昇 幹夫 先生

 第2部:健康クイズ
   頭をひねって考えよう

 第3部:寸 劇
   劇団しし座(四師座)
   「みんなで、ちょっこし、ボヤかんかいね」



ちょっとピンボケでごめんなさい 昇 幹夫先生です 

講演をして頂いた、昇 幹夫先生は、麻酔科、産婦人科の専門医で、現在、大阪市で産婦人科診療をしながら「日本笑い学会」副会長として笑いの医学的効用を研究されています。前向きな楽しい極楽とんぼの生き方が、高齢社会をダイヤモンドエイジにする長生きの秘訣と説き、現在は「元気で長生き研究所」所長として、自称、兼好法師ならぬ『健康法師』として全国を講演活動中の元気いっぱいの先生です。

講演の中で面白かった、勉強になったこと。

◎お話の導入部分は、あの胎内記憶を研究されている産婦人科の池川 明先生のお話を動画を交えお話がありました。池川先生のことは、以前から飯田史彦先生からの情報としてよく存じあげていましたので知っていました。胎内記憶の研究からは、すべて了解ずみで自分が両親を選んでこの世に生を受けるのだということです。

◎香川県高松市の”ぼっこ助産院”の取り組みも面白いと思いました。老人施設と併設しているということです。昇先生は、「認知症の一番の薬は赤ちゃんなんですよ」と言っておられました。施設にいる方が赤ちゃんを見るとすごく喜ばれるようです。それだけでもすごく良い刺激でしょう。

また、赤ちゃんも家族だけでなく多くの人に誕生を祝ってもらえる。皆が幸せになれる環境があります。これは少し前の日本の家族風景でした。三世代、多くなると四世代が一つの家に住み、おじいちゃん、おばあちゃんは自分の死をもって、幼い子供たちに”人生には終わりがあるのだ”ということを身をもって教えることが最後の仕事だったのだと。

これは戦後の米国の占領政策の一つです。団結というものを根本から崩そうということで核家族がいいんだ!ということを国民に広げていったわけです。家族というもっとも小さい社会の営みが消失し、小さい単位の幸せが消失すれば、社会はどうなるでしょう。その姿は現代の社会が映し出しています。 

◎笑いによる医学的効用を、日本医科大学の吉野先生のリウマチの研究で、吉本興業の漫才を鑑賞すると、痛みが治まり、白血球の一つNK細胞が活性化され、IL6(インターロイキン)という炎症にかかわる物質が低下するお話がありました。また、筑波大学の村上和雄先生の糖尿病患者の研究で、糖尿に関する難しい話を聞いた後は血糖値が急激に上がり、漫才を聞いてゲラゲラ笑った後は血糖値が正常値になってしまうお話があり、薬を飲み続けるよりは、「笑い」により自然治癒力を活性することがよほど大切だなと思いました。

また、村上和雄先生(遺伝子研究の権威)の最近の研究では、「笑い」によって64の遺伝子が活性化されることが分かったそうです。特に細胞内のリボゾームと血液成分であるヘモグロビンの遺伝子が活性化されるということでした。

泣きな~さ~い~笑いなさ~~いという歌がありますが、これはその通りで、「ハッハッ」と笑う8×8=64(活性化される遺伝子も64…偶然か?!)、「シクシク」と泣く4×9=36、泣いて笑ってストレスを発散させれば64+36=100、でうまくいくそうですよ。

◎WHO(世界保健機関)の健康の条件には、スピリチュアルな健康というのがあり、これは、”魂の内からふるえるような感動やドキドキ感ある人生を送る”ことだということです。いつまでもこの気持ちを持ち続けよう ということですね。

◎ユーモアを身につけるために大切なことは、自分がよく笑うこと。

◎講演のところどころにユーモアある冗談を入れながらのお話でした。その中で印象に残った言葉は~、
「今日ベストをつくすことが大切なんですよ。それを明日にまわして、明日ベストをつくしたら体にも悪いんですよ。なぜかわかりますか?それはアスベストだからですよ 笑笑」
「耳は二つ、口は一つ、これは、しゃべるより、倍ほど相手の話を聞きなさいよということなんですよ」
「老婆は一日にしてならず 笑」
「嫁姑関係などうまくいく秘訣を一句 ”逆らわず いつもニコニコ したがわず”なんですよ 笑笑」

まだまだ、話したら尽きませんが、実りのある講演でした。寸劇、劇団しし座のご様子はパート2で書きます。

最後に、昇先生の締めくくりの言葉を二つほど。
「いろんな、いい情報を、知って、やってみて、はじめて分かるんです。まず、いいと思ったことをやってみることです」
「21世紀は”生き方のコンクール”です。全ての人の人生に意味があります。上も下も、右も左もないし、誰かと比較する必要もなく、自分がどう生きたかが大切なのです」

皆さんも、泣いて、笑って、感動して、楽しい人生にしましょう

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする