二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

ロシア原子力潜水艦事故から横須賀の問題を考えてみる ②

2008年11月12日 | 社会
原子力空母の原子炉でも、原子力発電の原子炉でも、原子炉の役目は、核分裂の連鎖反応を継続的に起こさせることです。これを「臨界」と言います。

原子力空母が危険なところは、原子力発電とは、原子力に使われるウラン235の濃縮の方法に違いがあるのです。通常、原子力発電は核の暴走を防ぐため濃縮度は3~5%に抑えられています。それでもチェルノブイリなどの大事故が起きるのです(周囲30kmは居住区として永久に使用できません)。空母の場合は、97%にまで濃縮度を高め、長期間燃料交換しないですむようにしています。ちなみに核兵器の濃縮度は90%です。

ということは20~25年分の核廃棄物(死の灰)がジョージ・ワシントンの館内に貯蔵されるということになります。

危険だとされる原子力発電所には厳しい審査がなされますが(審査されても今の技術では核や核廃棄物への対応は非常に危険です)、原子力空母の場合は全く審査がありません。米国の報告をそのまま受け入れるだけです。これで安全なのでしょうか。

日本は地震大国です。ただでさえ、東海沖地震や関東に大きな地震が起きる可能性が指摘されています。

横須賀のある三浦半島から東京湾にかけては、フィリピンプレート、ユーラシアプレート、相模トラフなどの地震が起こりやすい要素があり、三浦半島には、北武断層や武山断層など要注意断層があり近い将来活動すると予測もされています。

このような場所に、それも不安定な海上に、原子力兵器が浮かんでおり、万が一、大地震が起き原子炉に事故が起きた場合はどうなるのでしょうか。自然の力を甘くみていてはたいへんなことになります。

『東京湾の原子力空母』という書籍(新泉社 原子力空母横須賀母港化を許さない全国連絡会 編)の中に、ある様々な設定の元、被害が予測されてありました。爆心地(ジョージ・ワシントン)から8km圏内には、33分で放射能雲が到達し放射能量は7シーベルトに達し全員死亡。13km圏内は3シーベルトに達し半数が死亡。26km圏内では著しい急性障害が発症し、一部死亡。60km圏内では250mmシーベルトで脱毛、嘔吐、めまい、白血球異常が起こります。165km圏内では50mmシーベルトとなり職業人の年間放射線量に達します。165kmというとほぼ関東全域と長野、静岡の一部にまで及びます。この被曝量だとガンによる死亡者が24~32万人になると予測できるそうです。これは低く見積もってです。風向きや気象条件などにも左右されますがね。

横須賀市では100万人の死傷者が出るとの予測もあります。

これらはあくまでも予測ですが100%起きないとも限りません。ジョージ・ワシントンがいなければ100%起きません。もし自分が住民だったら大反対です。ただでさえ社会にしても、経済にしても安心して暮らすことのできない世の中になっているのに、さらに不安材料が自分の目の前にあったらどうでしょう。国を動かしている人たちはもっと国民のことを考えてほしいですね。

私たちは宇宙の中の銀河系、そして、太陽系の中の地球という惑星に住んでいます。人間が地球を創ったのでもなく、宇宙を支配しているわけでもありません。人類の歴史は地球の歴史から見ればほんのわずかですし、地球や宇宙の力からみれば微力です。しかし、人間には他の動物にはない能力があります。それは愛するということ、創造するということ、すべてのつながりを感じることができるということです。

地球に住む皆が、幸せになれるように、謙虚で、感謝し、愛で満たされた世界を創っていく時期ではないかと思います。宇宙や地球の大自然の影響を人間が受けているように、人間の思考や行動もまた大自然に影響を及ぼしています。

宇宙から見た”美しい地球の姿”のような世界を創っていきましょう。それは自分の足元からですよね

(上記の書籍を参考に書かせて頂きました。)

二葉鍼灸療院 田中良和
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ロシア原子力潜水艦事故から横須賀の問題を考えてみる ①

2008年11月12日 | 社会
人間の身体は70%が水分で満たされています。水分があるからこそ血液があり、リンパ液や組織液など体液があり、身体の隅々にくまなく酸素と栄養分を運び、生命を営むことができます。

地球もまた地表の70%は水で覆われている水の惑星であり、この水が生物や生態系を養う重要な役割を果たしています。水は美しい惑星をつくっている重要な要素です。人間をつくる約60兆の細胞は元をたどれば、脂質の膜が海水を包み込み細胞の原型ができました。地球環境が変化し、シアノバクテリアがつくる猛毒物質である酸素をうまく細胞の中でエネルギーにするため、細胞の元ははミトコンドリアを寄生させ徐々に陸にあがり生活できるように進化していきました。人は地球、ことに海を母とする生物であり、地球も人も同じ生命なのです。

さて、8日にロシアでロシア太平洋艦隊の原子力潜水艦「ネルバ」の消火装置の事故で20名の尊い命が失われました。ロシア政府の発表によると放射能漏れはないということですが心配です。なぜ、原子力を戦争の道具に使うのでしょうか疑問です。現在、原子力開発ができる国で原子力潜水艦あるいは戦艦、空母が製造されています。アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国が保有しています。韓国も2012年の配備を目指し原子力潜水艦を開発するとのことです。世界はどこへ進むつもりなのでしょうか。

ここで身近な日本の問題について考えてみたいと思います。原子力空母の横須賀母港問題です。今年の9月25日に横須賀に住民の約7割が配備に反対しているにも関わらず、政府あるいは米国は耳を傾けることなく原子力空母ジョージ・ワシントンを強行配備しました。詳しくは"原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会"のHPをご覧ください。

原子力空母とは簡単に言ってしまえば「原子力で動き戦闘機を運ぶ大きな船」だということです。基準排水量は81600トン、全長333メートル、全幅78メートルあります。二基の原子炉を搭載し28万馬力を発生し、30ノット以上のスピードが出ます。75機の戦闘機を搭載して、戦場へかけつけます。乗員は、空母の兵員が3200人、航空要員が2480人です。あまりに大きすぎてレインボーブリッジや横浜のベイブリッジは通過できません。この中で、6000人近くの人間が長期にわたり生活をともにします。艦内には、診療所、床屋、郵便局、売店、教会などがあり、さながら一つの町とも言えるそうです。

燃料交換は20年~25年に一度とされ、半永久的に全速力で行動展開でき、重油を積まなくてよいため、多くの弾薬が積めるなどの特徴があります。しかし、核事故の可能性を常にはらみ、放射性廃棄物の処理が必要であることは、原子力発電所と変わりはありません。

この空母には「加圧水型原子炉」が2基搭載されています。総熱出力120万キロワット、日本の加圧水型原発でいうと、福井県の美浜原発二号炉(熱出力150万キロワット、電気出力50マンキロワット)に相当します。これは東京湾、横須賀に原子炉が出現したということになります。

長くなりましたので②へ

二葉鍼灸療院 田中良和
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2008 高校野球1年生大会 ~決勝~

2008年11月12日 | 高校野球
11月9日(日)、高校野球1年生大会の決勝が行われました。かなざわ市民マラソンのボランティアに行っていたので時間的に見に行くことができませんでした。残念でした。

~決 勝~
 星稜遊学館 11月9日(日)石川県立野球場
          (10時試合開始)

  星 稜 2000000000 2
  遊 学 0011000001 3 (延長10回)


試合が終わり、そのまま星稜サッカーの応援にかけつけた時にこの情報を聞き、たいへん悔しかった~ でも、今年の1年生は個性が非常にあるチームでこれから、いろんな経験をバネにして成長していってくれると思います。

~準決勝~
 星稜羽咋(はくい)11月8日(土)石川県立野球場

  羽 咋 20000 2
  星 稜 24042 12 (5回コールド)


二葉鍼灸療院 田中良和
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