二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

県民公開講座&中央学術研修会

2009年02月17日 | 鍼灸
2月15日(日)、保険者懇談会に続き、(社)石川県鍼灸マッサージ師会主催の県民公開講座&中央学術研修会に参加しました。



演 題:「元気に生きるコツ 元気になるツボ」
      ~快適に長生きするために~
講 師:半田 美香子(はんだ みかこ)
    筑波大学大学院博士課程 人間総合科学研究科
     スポーツ医学専攻
    研究テーマ「高齢者のヘルスプロモーション」

日 時:2月15日(日) 午後1時30分~3時30分
会 場:東洋医学臨床研究所 2階
    金沢市鞍月東1-8-2(映寿会みらい病院付設)
    石川県立中央病院向い
交 通:北鉄バス 映寿会みらい病院 下車

主 催:(社)石川県鍼灸マッサージ師会
共 催:映寿会みらい病院 (財)東洋医学臨床研究所
後 援:北国新聞社



 司会の常盤先生(右)と講師の半田先生(左)



年齢を重ねるに従って活動量が減ってくるため筋肉量も減る。転倒予防や疾病予防のため運動することが大切であるということや、簡単な自重や重力を利用した運動方法も、説明+実際に皆さんにやってもらい教えて頂きました。





また、鍼治療を運動を組み合わせると、筋力(身体活動量)の増加がみられたという研究結果も示して頂きました。この分野はまだまだこれからの研究の課題(半田先生の)だそうです。


 誰の足(短い…

ヘルス=健康
プロモーション=昇進・増進・促進

ヘルスプロモーション=個人が健康になるための知識を得る努力をすることと、地域や家族、専門家がそれをを支援することによって、一人一人が健康になるための社会としてのシステムづくり
であるそうです。

いわば「予防」であり「治未病」という古来から受け継がれている東洋医学の考え方に行きつくわけです。ヘルスプロモーションという和製英語のような言葉になっていますが、その意味は昔の人々は肌で感じ実践していたのだと思います。

昔は生活の中に運動がありました。雑巾がけ、箒ではくなど掃除をすること、田や畑で作物をつくること、道路が整備されていなかったり、自動車なども少なかったため歩行の機会が日常に多々ありました。水を汲みにいく、トイレの和式もしゃがむという運動です。子供たちは近くの自然の中で川に入ったり、山に行ったり、木に登ったり、一日中外を駆け巡って遊んでいました。(そのような場所も少なくなりましたが…、危険も多いことは多いのですが…)

社会が変化したとはいえ、あまりにも人間は楽をしすぎたのかもしれません。ですから筋力も弱ります。刺激がないということは脳の働きもアンバランスになるということなのです。

自分の周りのできること、日常生活の中で体を動かすことが大切です。無理なことはできませんし続きません。そして、疲れたら鍼灸治療をしてみるといいと思います。疲労や筋肉痛もとれやすいですし、運動がその人に適していなければ、そういうアドバイスもできるというものです。

動かせば、それなりに結果は出ます。すぐには出ませんよ
元気で、笑顔で、楽しく、豊かに人生を謳歌しましょうそのためには、まず「あなたの第一歩」が大切です。

二葉鍼灸療院 田中良和
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保険者懇談会&石川県鍼灸マッサージ師会事務局会

2009年02月17日 | 鍼灸
2月15日(日)、午前10時30分から12時まで、鍼灸の保険を扱っている先生方の懇談会が行われ、保険審査員の先生方が書類を書くうえでの注意事項や、会員の方々からの質問が行われました。

私も保険審査員をしております。診療が終わって8時くらいから始まりますので、遅い時は夜の11時半くらいまでかかるのです。県師会事務所(金沢)でやるので小松市から審査に来る先生は本当にたいへんだと思います。

また、石川県鍼灸マッサージ師会では年会費の値上げを来年度行う予定です。保険登録料も少し上げたいという説明がありました。

執行部の説明が、いろんなことがゴッチャになって説明が分かりずらいところがありましたが、値上げということになると非常に皆さんシビアです。

値上げせずに現状でやっていくことができれば、その方がいいのですが、こんな時期だからこそ会としてはしっかりと事業を行い、鍼灸マッサージの普及、あるいは保険診療の向上に努めなければいけません。そして、何年も先を見越してどれだけ値上げしなければならないか、執行部の皆さんは、ちぎれるくらい頭を絞っているのです。郵政民営化のようにトップが悪知恵を働かすなら、いろいろできるかもしれませんが、そんなことはできません。

文句を言うなら、まず会の活動に参加し、ともに切磋琢磨する。ただ批判、文句を言うのは簡単ですが、一緒にいろんな活動に参加し、一緒に悩むことが大切ではないかと思います。実際、私の治療院へも、かなざわ市民マラソンや県民健康祭、金沢健康フェアの鍼灸マッサージボランティア活動をきっかけに来院された方が多い…とは言いませんが、けっこういらっしゃいます。

今は、会の、あるいは、鍼灸の発展・向上・成長のための肥やしづくりなのかもしれません。

なんせ、継続させることの大切さ、自分のことではなしに、子孫いわゆる若い(私もまだ若いですが )先生方にいい姿で会を引き継いでいくこと、そんな大きな視点に立って考えることが大切なのだと思います。

その後、県民公開講座(参加)を挟んで県師会の事務局会がありました(わたくし広報局長ということで…)。

3時30分から6時までと、なかなか長く議論が白熱しました。

私も若干、脳細胞を使いましたので、帰りにはケーキを食べて、脳細胞へ糖分を補給して、気持ちを落ち着け帰路についたとさ。

おしまい

二葉鍼灸療院 田中良和
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