二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

平成21年2月 酔耀会(勉強会)

2009年02月21日 | 酔耀会(すいようかい)
2月18日(水)、今月も第3水曜日が来ました。勉強できる場があるということはありがたいことです。

さてさて、今月も発表に質疑応答にと、白熱した展開でした。やはり時計の針は0時を大幅に過ぎてしまいました。

≪内 容≫

◎不妊症に対する鍼灸治療の2症例  豊島先生
不妊症は豊島先生の診療の柱としていきたいと思っているテーマ。患者様とのコミュニケーションを大切にしながら、鍼灸師としては患者様のために悩み考えながら、前向きにこのテーマに取り組んでいます。私のところ(当院)にも多くの不妊症の患者様が来院されています。行く末は「不妊症の鍼灸治療で、小松・能美は豊島、金沢は田中だ!」と言われるようになろうとの話も出ました。
今回はめでたく妊娠された報告と、治療継続中の報告の2症例でした。

◎股関節の総合的機能における筋の作用  田中(私)
 ~腸腰筋と腰方形筋を中心に~
先日行われた県民公開講座での質疑応答で疑問が生じたのと、スポーツ選手を診ていると、筋の作用も解剖学の教科書に出てくるような機能ではなしに、それぞれの関節の角度、重心、筋肉の強さ、バランスなどにより、その場面に応じて様々に機能が変化していきます。そんなことを腰痛や運動能力に大きく、そして、見えないところで作用する腸腰筋と腰方形筋を中心に話をさせて頂きました。

◎帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛に対する対応  宮川先生
 ~鍼通電刺激の実技~
先日の加賀・三策塾での症例報告の話の中で出てきた、明治国際医療大学の論文の中の疼痛抑制を行う鍼通電方法に関する実技を直接大学で行っていたという強みもあり、実技をしてもらいました。これで帯状疱疹や帯状疱疹後神経痛の痛みの辛い患者様が来院されたときの治療方法が一つ増えました。


やはり患者様に喜んで頂くためには、学問、技術、そして人間性(心)をどんどん研鑽する必要がありますね。そして、鍼灸師と患者様がともに幸せになれるために、これからも楽しく、情熱を持って勉強していこう

と、雪がちらつき冷え込む深夜に思ったのでした

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント (2)
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