6月12日(金)、13日(土)、14日(日)と、埼玉県大宮市にある大宮ソニックシティにおいて、第58回(社)全日本鍼灸学会学術大会が開催されましたので、参加させて頂きました。
「土曜日に来たら休みやった」と、休診の日にご来院された患者様も多数おみえになったようで、ご迷惑をかけて申し訳ございませんでした。多くのことを学んで来ましたので、国民(患者様)皆様のために、さらに勉強し、よりよい治療を目指して進化・向上していきたいと思います。
さ~て、私の聴講してきた内容は~
◎セミナー
≪ここまでわかった鍼灸医学-基礎と臨床の交流-≫
「神経痛に対する鍼灸治療の効果と現状」
「いわゆる“神経痛”とは何か
-神経障害性疼痛の基礎知識-」
「神経痛に対する鍼灸の効果と機序:基礎研究の総括」
「神経痛に対する鍼灸の効果と機序:臨床研究の総括」
◎パネルディスカッション
≪癌と鍼灸≫
「がん治療に伴う副作用に対する鍼灸治療」
「癌患者を中心としてQOLの改善における
経穴経絡治療の臨床経験」
「自然免疫システムを活性化する
新しい癌免疫治療法(自律神経免疫療法)」
「腹膜癌化学療法と長期施灸治療の1症例」
「医科大学における癌患者に対する鍼治療の現状」
◎パネルディスカッション
≪スポーツ鍼灸の現状と今後の展望
-スポーツ鍼灸の可能性と人材育成を考える-≫
「専門学校におけるスポーツ鍼灸教育の現状
-呉竹学園東洋医学臨床研究所での取り組み-」
「(財)日本体育協会公認アスレティックトレーナー
養成の現状」
「大学院におけるスポーツ鍼灸の実践」
「大学におけるスポーツ鍼灸教育の現状」
「スポーツ鍼灸セラピー埼玉の活動と取り組み」
◎ランチョンセミナー
≪日本のよもぎとお灸≫
◎一般口演&ポスター発表
「当科における鍼灸院との連携の試み」
「鍼治療により子宮体癌Ⅲ期が0期に改善した1症例」
「腫瘍マーカーが高値を示した男性患者に対する
鍼治療の1例-呼気、座位、浅刺による治療効果-」
「癌化学療法と施灸治療の1症例
-顆粒球とリンパ球比率について-」
「肺癌の化学療法による副作用に対する鍼灸治療の1症例」
「脳梗塞後・直腸癌術後の上肢静脈環流障害に対する
鍼治療の1例」
「強皮症の患者に鍼灸治療の併用が有効であった一症例」
「シェーグレン症候群の乾燥症状に対する鍼治療の1症例」
「ギランバレー症候群の四肢弛緩性麻痺に対する
鍼灸治療の1症例」
「線維筋痛症患者に対する鍼灸治療の効果
-鍼灸単独で長期間治療を行った1症例-」
「頭痛に対するトリガーポイント鍼治療の2症例」
「糖尿病に対する鍼治療の1症例
-糖尿病性神経障害を発症した症例-」
「妊娠中の腰痛に対する鍼灸治療の効果」
「『逆子の鍼灸治療』の一般化に向けて
-となみプロトコール-」
「排卵機能障害と耐糖能に対する鍼治療の効果」
「BFP:baby friendly hospital における鍼灸」
スポーツ鍼灸、不妊症をはじめ婦人科疾患、癌の鍼灸治療は私の鍼灸治療のテーマの中心となるものです。そんな講演、発表を中心に聴講し、質問させて頂きました。
埼玉大会の事前参加、当日参加者をあわせて3000人ほどの参加があったようです。ポスター発表の内容が濃かったように思えますし、スポーツに関しては得る所はあまりなかったのですが、不妊症、逆子、あるいは妊産婦さんに関しては得るものが多く、自分の治療と照らし合わせ、考えるところが多くありました。
また、癌に関しては、ここ数年、学会でも会員発表や、また、今回のような形でも取り上げることが多くなってきました。当院にも、癌の再発予防、転移予防などで通院されている方もお見えになることもあり、私の父が胃癌にて他界したこともあり、何とか癌自体の発症を減らしたい
再発や転移を防ぎたい
ということで励んでいますし、これから、さらにこの分野を勉強していきたいと思っています。
実際、癌に関しては、副作用の予防・治療、再発の予防には効果の期待される治療法だと思います。今回も、自分の技術、また、癌を持つ患者様の状態により対応も変わってきますし、発症予防なのか、癌の縮小・消失なのか、副作用の治療なのか、再発予防なのか、終末期医療としての一環なのか、それぞれの場面により鍼灸治療の位置づけが変わってくるということも勉強になりました。
現代医療をみると、検査技術や癌三大治療において進歩してきたにも関わらず、癌罹患患者数、それにともなう死亡者数、再発率も増加しています。それは、人間の生活自体”本来の大自然の営みに則したものに変化させないといけませんよ
”という、身体の中にある大自然からの警告なのかもしれません。そういう意味でも、様々な生活指導とともに、この身体の大自然に則した治療法の一つである鍼灸治療は、癌で困っている方の生活の質を向上させる、あるいは、癌にならない身体づくりのため、癌を再発しない心身の形成のための一つの治療方法だと思います。
長くなりましたので、パート2に、つ・づ・く
二葉鍼灸療院 田中良和

「土曜日に来たら休みやった」と、休診の日にご来院された患者様も多数おみえになったようで、ご迷惑をかけて申し訳ございませんでした。多くのことを学んで来ましたので、国民(患者様)皆様のために、さらに勉強し、よりよい治療を目指して進化・向上していきたいと思います。

さ~て、私の聴講してきた内容は~

◎セミナー
≪ここまでわかった鍼灸医学-基礎と臨床の交流-≫
「神経痛に対する鍼灸治療の効果と現状」
「いわゆる“神経痛”とは何か
-神経障害性疼痛の基礎知識-」
「神経痛に対する鍼灸の効果と機序:基礎研究の総括」
「神経痛に対する鍼灸の効果と機序:臨床研究の総括」
◎パネルディスカッション
≪癌と鍼灸≫
「がん治療に伴う副作用に対する鍼灸治療」
「癌患者を中心としてQOLの改善における
経穴経絡治療の臨床経験」
「自然免疫システムを活性化する
新しい癌免疫治療法(自律神経免疫療法)」
「腹膜癌化学療法と長期施灸治療の1症例」
「医科大学における癌患者に対する鍼治療の現状」
◎パネルディスカッション
≪スポーツ鍼灸の現状と今後の展望
-スポーツ鍼灸の可能性と人材育成を考える-≫
「専門学校におけるスポーツ鍼灸教育の現状
-呉竹学園東洋医学臨床研究所での取り組み-」
「(財)日本体育協会公認アスレティックトレーナー
養成の現状」
「大学院におけるスポーツ鍼灸の実践」
「大学におけるスポーツ鍼灸教育の現状」
「スポーツ鍼灸セラピー埼玉の活動と取り組み」
◎ランチョンセミナー
≪日本のよもぎとお灸≫
◎一般口演&ポスター発表
「当科における鍼灸院との連携の試み」
「鍼治療により子宮体癌Ⅲ期が0期に改善した1症例」
「腫瘍マーカーが高値を示した男性患者に対する
鍼治療の1例-呼気、座位、浅刺による治療効果-」
「癌化学療法と施灸治療の1症例
-顆粒球とリンパ球比率について-」
「肺癌の化学療法による副作用に対する鍼灸治療の1症例」
「脳梗塞後・直腸癌術後の上肢静脈環流障害に対する
鍼治療の1例」
「強皮症の患者に鍼灸治療の併用が有効であった一症例」
「シェーグレン症候群の乾燥症状に対する鍼治療の1症例」
「ギランバレー症候群の四肢弛緩性麻痺に対する
鍼灸治療の1症例」
「線維筋痛症患者に対する鍼灸治療の効果
-鍼灸単独で長期間治療を行った1症例-」
「頭痛に対するトリガーポイント鍼治療の2症例」
「糖尿病に対する鍼治療の1症例
-糖尿病性神経障害を発症した症例-」
「妊娠中の腰痛に対する鍼灸治療の効果」
「『逆子の鍼灸治療』の一般化に向けて
-となみプロトコール-」
「排卵機能障害と耐糖能に対する鍼治療の効果」
「BFP:baby friendly hospital における鍼灸」
スポーツ鍼灸、不妊症をはじめ婦人科疾患、癌の鍼灸治療は私の鍼灸治療のテーマの中心となるものです。そんな講演、発表を中心に聴講し、質問させて頂きました。

埼玉大会の事前参加、当日参加者をあわせて3000人ほどの参加があったようです。ポスター発表の内容が濃かったように思えますし、スポーツに関しては得る所はあまりなかったのですが、不妊症、逆子、あるいは妊産婦さんに関しては得るものが多く、自分の治療と照らし合わせ、考えるところが多くありました。
また、癌に関しては、ここ数年、学会でも会員発表や、また、今回のような形でも取り上げることが多くなってきました。当院にも、癌の再発予防、転移予防などで通院されている方もお見えになることもあり、私の父が胃癌にて他界したこともあり、何とか癌自体の発症を減らしたい


実際、癌に関しては、副作用の予防・治療、再発の予防には効果の期待される治療法だと思います。今回も、自分の技術、また、癌を持つ患者様の状態により対応も変わってきますし、発症予防なのか、癌の縮小・消失なのか、副作用の治療なのか、再発予防なのか、終末期医療としての一環なのか、それぞれの場面により鍼灸治療の位置づけが変わってくるということも勉強になりました。
現代医療をみると、検査技術や癌三大治療において進歩してきたにも関わらず、癌罹患患者数、それにともなう死亡者数、再発率も増加しています。それは、人間の生活自体”本来の大自然の営みに則したものに変化させないといけませんよ


長くなりましたので、パート2に、つ・づ・く

二葉鍼灸療院 田中良和