二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

平成21年6月 酔耀会(勉強会)

2009年06月26日 | 酔耀会(すいようかい)
6月17日(水)、今月の酔耀会が開催されました。

最近、何かと業界の仕事が多く勉強する時間がない…と言いながらよくよく考えてみると時間を無駄に使っていることも多いんですよね。 まあ、泣きごと言わずに、自分らしく、楽しく、そして無駄がないように時間を使っていこうと思うのでした。

≪内 容≫

◎第58回(社)全日本鍼灸学会埼玉大会 参加報告  
 豊島先生 宮川先生 田中
埼玉県大宮市で開催された学会に参加したのは酔耀会からは3名でした。その3名が自分の聴講してきた発表を皆の前で感想を交え報告しました。

◎夾脊穴(華佗穴)に関する考察
 安井先生
先生が日々悩みながら、患者様が少しでも楽になるようにと試行錯誤する中で、現在、臨床にて手ごたえを得ている治療方法についての考察でした。身体の支柱である脊柱は身体の基本、古来よりその周囲には経穴が多数存在します。特に大切であるのは脊柱の真中を通る督脈であり、その督脈から棘突起周囲に反応が出る絡である。それを治療することにより治療効果が向上するという発表でした。いつもながら皆考えていることが違うので非常に勉強になります。安井先生は、経絡治療を行っているのですが、根本は患者様が楽になる治療法は何かと日々探究されています。見習わないとね。

◎「よく観る」「よく聴く」「受け止める」
 田中良和
「よく観る」とは、「見る」とは違い、見えているものの向こうにある思い、本質、根本など見えないものを見ること。「よく聴く」とは、「聞く」とは違い、音として聞くのではなく、何を言わんとしているのか相手の気持ちを理解して向かい合うこと。「受け止める」とは、受け入れるのが難しい時、まず、事実は事実として、あるがまま受け止めること。受け入れるのはゆっくりでいい。この「三事」について患者様との、あるいは人間関係を築く上で大切だなと思ったことを、高木善之 著「幸せの種をまく コーチング・ワークショップ」という本から抜粋し、鍼灸院での臨床、経営での患者様の応対について考えてみました。


いつも思うのは、毎日毎日が新鮮な学びだなと感じます。例えば、同じことを勉強したとしても、今日と明日では自分の感じ方も違うし、経験度も少し変わっているので、新たな捉え方で得るものがあるということです。

諸行無常のひびきあり~人生常に変化しているということですね。

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント
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