二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

不妊症と鍼灸治療 2 - ③

2010年09月15日 | 不妊症
先月、当院へ不妊治療でご来院されていた患者さまで、2月にめでたくご出産された方がご来院されました。

誕生したベービーを連れてのご来院です

いや~本当に嬉しいですよね~。父親ではないですが、そんな気持ちですね

すごく可愛いお子さまです

この天使は、知らない所や初めての場所へ行くと緊張して笑わないようですが、当院へ来院した時は、満面の笑みを浮かべていました 患者さまと、

「お腹の中から見ていたから、初めてじゃないのかも」
「お腹の中にいる時も来てたもんね~」

なんて話していました。 本当に赤ちゃんの笑顔は天使を見ているようですね
 (※天使は、けっして見たことはないのですが

また、帰りがけに、「腰や背中が痛いんで、また今度治療お願いします」

とのことでした。

そ~言えば、私が不妊治療を始めて最初に妊娠、出産されたお子さまは、もう小学校1年生になります。たまに、風邪や、お腹をこわしたなどで小児鍼を受けにきています。
鍼灸治療は、小さい子どから、人生ベテランの高齢者まで、健やかな人生を築くためのアイテムだとも言えるのでしょ~ね

9月、10月にも当院へいらしていた不妊症の患者さまの出産があります。皆さんに、無事、元気な赤ちゃんが産まれますように祈るばかりです

人間の生に関わることのできる鍼灸治療という仕事に生きがいを感じると同時に、責任感も感じ、幸せを感じるのでした。

皆様に感謝 生かして頂き、ありがとうございます 

二葉鍼灸療院 田中良和
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不妊症と鍼灸治療 2 - ②

2010年09月15日 | 不妊症
今年(平成22年9月現在)、当院へ来院され妊娠された3人の方々のことを少しご報告

お一人は、不妊症以外に、実は、長年、慢性的にあった腰痛が4回の治療で消失し、体も少しポカポカしてきました。鍼灸治療が何らかの妊娠への支援になったと思います。

お一人は第2子希望の方。不妊症以外の風邪をひきやすいなどは改善。腰痛も軽減はしていた。ずっと妊娠反応が出なかったのが妊娠できた。体質は改善傾向にあったと思われるが、結果はおそらく妊娠を継続することは難しかったのかと思われる。年齢的なこともあるし、まだ子宮内膜などの状態が着床維持をするまでには機能的ではなかったのかと考えた。体調は良くなってきていたのだが、体調良好=妊娠ということにならないようだ。その辺りをもう少し深く観察して、より妊娠、そして妊娠維持をしやすい身体づくりを心掛けていきたいですね。

もう一人は流産経験のある方。体外受精・胚移植。できれば週2回の治療が効果的なのだが、今回は週1回で定期的にご来院されていた。妊娠する1ヶ月前くらいから手足の冷えやお腹の冷えが改善、逆にポカポカ熱いくらいになり、そのことを治療の度に言われていたのが印象的でした。冷えの改善はやはり妊娠しやすい体をつくるのだろうと実感させて頂きました。

この3人の方の妊娠で気づいたことは、顕微授精でも体外受精でも、移殖前1週間の治療間隔と、当日、前日をどうするかということ。この辺りはもう少し検討する必要があると思いますが、おぼろげながら何かが掴めそうな感覚があります。

あとは、治療全体は全身調整なのですが、不妊症では下肢の経穴(ツボ・刺激点)が重要になってきますので、その選び方ももう少し検討が必要だと思いますが、こちらも薄っすらとではありますが、いい感覚があります。

脈診も診療前には必ず行いますが、その辺りで、どんな脈を打っていると妊娠しやすいか、どう変化するのが妊娠しやすいサインなのか…というのがあるような気がしますので、その辺りも勉強して、少しでも的確に、確実に、妊娠しやすい体づくりをして、早く皆さまが、子どもさんという、かけがいのない幸せを掴むためのお手伝いをできればな~と思っています。

現在、不妊治療で通院されている方々も、タイミング療法、人工授精、体外受精、顕微授精、あるいは無精子症(奥様ができるだけ妊娠の確率を高めるため通院)、第2子希望と様々な状況でご来院されています。

患者さまの状態を的確に捉え、治療に全力を尽くしていきますね 

不妊症でお悩みの方、鍼灸治療を体質改善、妊娠しやすい体づくりのためにやってみたい方は一度ご相談くださいませ

二葉鍼灸療院 田中良和
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