今年の夏の全国高校野球選手権各地方大会は、猛暑で様々な日程変更がされているようです
ここ数年にはない気温の上がりようです。
熱中症での病院搬送も増加し、高校野球関連ではありませんがお亡くなりになる方も出ています。
熱中症対策と言っても限界があります。各地方高校野球連盟では、試合開始を早めたり、高気温での試合を中止し日程をずらしたり、猛暑が予測されている日はブラスバンドでの応援を控えてもらうよう学校に通達があったりと、対策はとられているようです。
そして観客の皆様や、応援されている皆様には選手以上に気をつけていただきたいと思います。「寝不足」や「食欲がない・食べれない」、「身体の不調がある」あるいは「病気を持っている」皆様は、猛暑での高校野球観戦を控えていただきたいと思います。あくまでも私の意見(お願い)でございます
さて、星稜高校は明日21日に準々決勝で小松大谷高校との対戦となります。一戦一戦大切に戦っていってほしいと思います。その前に、北信越地区高校野球本大会の星稜3連覇への道のりブログをアップさせていただきます。
第138回北信越地区高校野球大会
~2回戦~ 星 稜 関根学園(新潟2位) 6月3日 石川県立野球場
星 稜 050 101 0 7
関 学 000 000 0 0 (7回コールドゲーム)
投手;寺西君-荻原君(両1年生投手)
本塁打;南保君(新チーム結成初) 二塁打;寺西君・東海林君・河井君・内山君
~準々決勝~ 星 稜 高岡商業(富山1位) 6月4日 石川県立野球場
星 稜 203 100 004 10 H10 四11 E2
高 商 000 100 400 5 H11 四3 E3
投手;竹谷君(4回0/3)-寺沢君(0/3)-山口君(2回)-奥川君(1回)
~決 勝~ 星 稜 佐久長聖(長野1位) 6月5日 石川県立野球場
星 稜 051 030 000 9 H12 四6 E2
佐 久 100 010 102 5 H9 四0 E3
投 手;山口君(4回2/3)-荻原君(2回1/3)-寺西君(2回)
本塁打;竹谷君 二塁打;東海林君・内山君
※河井君(3打点)・西岡君(2打点)
星稜高校 :第138回北信越地区高校野球大会 優 勝
(2季ぶり18回目〈春 3年連続〉)
春の北信越地区高校野球大会の3連覇を成し遂げました。
素晴らしいチームに熟成してきました。これまでの経験にプラス新1年生の加入が化学反応を起こし、なぜか不思議に負けないチームから、個性は強くありませんがしなやかな強さ
を持ち、反発力のあるチームに成長してきたと思います。
まず打撃では、1番から9番まで切れ目なく打てるようになってきました。また力強さも出てきました。南保君の新チームを結成して公式戦初のホームランがここで出ました(対 関根学園)。また、決勝(対 佐久長聖)では、まだ本調子ではなかった竹谷君がバックスクリーンへホームランを放ちました。これが力強さが出てきたことを物語っているかと思います。
また今大会、星稜打線の四死球が多かったのです。これは安打に値しますので、相手投手の不調やボールをよく見る選球眼はあるかもしれませんが、ファールを打てることと、打席での打者から出る「打つ」という雰囲気が出てきたことにも要因にあるかなと思っています。
投手に関しては、OBの皆さまからも、「奥川君は怪我をしてるのか」という質問を受けました。答えられるわけもありませんでしたが、怪我や不調などはなく、これは夏の厳しい戦いを見据えたチームスタッフの方針だと私は思っています。
エースの奥川君は準決勝の高岡商業戦で1回を投げたのみでした。チーム内では彼を追う他の投手が好投をみせ、リズムをつくり試合を組み立てていきました。そんな投手の活躍に打線も呼応した形でしょうか
エースを温存して北信越地区高校野球大会を制すことができたことは、夏の大会への大きな収穫であり、選手たちの大きな自信になったかと思います。
いろいろなものが良い方向に進んでいます。
しかし、野球は一戦一戦、勝負は最後までわかりません。それは星稜が実践してきた歴史があり、逆に体験してきた歴史でもありますので、その伝統は受け継がれているかと思っております。ですから、優勝したことで油断することはないかと感じます。彼らはまだまだ発展途上ですから。
さて、夏の高校野球選手権大会は厳しい戦いになるかと思いますが、また、彼らの進化・成長している姿を見るのも楽しみでもあります。
チーム星稜は現在77名。そのうち登録されベンチに入れるのは地方大会では20名です。その他、57名の選手は、レギュラーメンバーが活躍できるように、そしてチームが勝つための様々な仕事をこなします。
その総元締め はマネージャーです。
新チームのマネージャーは小布施君。彼は働き者です。そして気が利きます。そして朗らかで明るいです。細かな仕事を嫌な顔も全く見せずにこなしていきます。3年生や下級生にも的確に指示を出し、支持されています(うまい 自分で言うな
)。
どこのチームでも一緒ですが、このような裏方の仕事をきっちりできる選手が多いチームは、いいチームになっていく要素を持っているんだと思います。
彼らにも、さらにひと踏ん張り頑張ってもらいたいですね
次回は、春のセンバツ高校野球大会での「練習帯同・トレーナー活動編」を書く予定にしています
最後までお読みいただき、ありがとうございます