第91回選抜高校野球大会の星稜高校野球部トレーナー活動の振り返りをさせていただいています。
この試合は、なんと夏の甲子園の前章の試合となります。この試合自体もすごく締まったいい試合でした。
履正社がチャンスを迎えた最終回、最後のバッターとなった井上選手(現 阪神タイガース)は本当に悔しかったと思いますが、これが夏の決勝戦の先制点につながるとは・・・人事を尽くして・・・とはまったくこの事を言うのかなと鳥肌が立ちます。
天命は、目標に向かって一所懸命努力した人やチームに降り注ぐのかもしれません。そして、その域までくれば、それは野球の神様、女神様の仕業と、その兆しを掴み取った者に勝利をもたらすのかな~と思ったりします。
そんな意味で、素晴らしい試合でした。
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第91回選抜高校野球大会
大会期間:3月23日~4月3日
優勝校:東邦高校(愛知・東海地区 30年ぶり5回目) 準優勝校:習志野高校(千葉・関東地区)
試合前の練習風景(市立尼崎高校G・・・だったかな)
いざ、出陣
【第91回 1回戦1日目第3試合フル】履正社vs星稜 2019年3月23日■選抜高等学校野球大会(甲子園)
大会第1日目 第3試合(3月23日) 観衆 41000人 試合時間 1時間45分
星 稜(石川) 履正社(大阪)
星 稜 100 000 101 3(2失策)
履正社 000 000 000 0(2失策)
星 稜:9安打 3四球 残塁10 奥川投手 130球(完投)三振17
履正社:3安打 1四球 残塁 4 清水投手 106球(8回)三振7ー植木投手 16球(1回)三振0
この試合は奥川投手(現 東京ヤクルトスワローズ)のピッチングに尽きると思います。彼がほぼ完璧なピッチングをしたことで、試合ができ上がりました。毎回の17奪三振は圧巻でした。ここから夏に向けてさらに成長を遂げるわけですが、この試合ストレートはやや高めにボールは集まりましたが球威があり、スライダー、チェンジアップ、フォークの変化球のコントロールが抜群で、その出し入れをされた時には、打者はなんとも困惑してしまうでしょう。そして、特にスライダーのキレとブレーキがスゴイ。まさしくバッテリーが目指していた大人のピッチングができたのではないでしょうか
しかし、履正社打線も終盤、少ないヒットでしたが大きな圧力をともなうチャンスに変えてしまうところは、チームの奥深さ、強さを感じました。少し間違えば、やられる・・・そんな緊張感の中での試合だったかなと思います。
星稜打線は、甲子園で打線好調男 山瀬捕手(現 読売ジャイアンツ)が4打数3安打と好調で攻撃をメイクしてくれました。相手の清水投手も非常に伸びのあるストレートとコントロールされたスライダーで、毎回ランナーは出すものの得点に結びつきませんでした。さすがです
いいゲームだったのは、両チームとも失策2とは言え、大きな守備の乱れがなかったことです。凡ミスってやつでしょうか。
逆に終盤、星稜は山瀬捕手のバックアップ等、ミスをカバーするプレーなどが出て痺れました
練習は嘘をつかないんですね。
9回、投手の代わり際にきっちり点をとってダメ押しする所は、このチーム星稜の強さを感じました。
また、間違いなく第90回大会とは違う大声援は選手の大きな力となったと思います。
大音量で甲子園で聴く校歌は何度耳にしてもいいものです
そして私は、次の試合に向けお仕事に入るのでした~
宿舎のホテルからのお心遣い
星稜以外の他の試合
第1試合 市和歌山(和歌山) 3 2 呉(広 島)
第2試合 高松商業(香 川) 8 0 春日部共栄(埼 玉)
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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