四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

散るに間のある

2020年12月13日 12時01分06秒 | 日々の歩み
師走も半ばとなり、今年も3週間弱を残すのみとなりました。改めてコロナに明け、コロナ禍に
暮れようとしている、今年の日常としての異常を感じてしまいます。
そんな中で、カトリック教会の総本山、バチカンのサンピエトロ大聖堂前で11日、
クリスマスツリーの点灯式が行われ、いよいよクリスマスシーズンとなりました。
このツリーは高さ約28メートル、重さ約7トンのドイツマツで、スロベニアから運ばれたとのこと。

さて、新型コロナウイルスについてですが、東京都は昨日12日、新たに621人の感染を発表しました。
10日の602人を上回り、1日の感染者として過去最多です。
年代別では、20代が最多の181人、重症化リスクの高い65歳以上の高齢者は77人でした。
また、重症者の数は11日から1人増えて68人です。

一方、東京都内の11日の人出は午後10時時点で、渋谷センター街、銀座などで前の週を
20%近く上回りました。
12日、これまでに発表された国内の感染者は、ほかにも岐阜、岩手、高知などで1日の
過去最多を更新して、感染拡大が依然として続いている状況です。

なお、政府のコロナ対応が残念ながら、迷走していると感じるのは私のみではないと思いますが、
皆さんはいかがでしょうか。
12月2日、国と東京都は「Go To トラベル」の東京発着の旅行について、65才以上の高齢者と
基礎疾患のある人に自粛することを正式に求めましたが、それ以外についてはGo Toトラベルは
継続中で、今のところ止めないとも語っています。
新型コロナには、すべての年代の人々が一致して取り組むべき課題ですが「高齢者は閉じこめろ」
「若者は旅行しろ」という、矛盾したやり方では誰もが疑心暗鬼になり、「世代間闘争」が
生まれる可能性すらあります。

このような状況の中ですが、私達も勤務や日常の買い物以外は極力外出を避け、三密を避け、
散歩、ジョギング、水泳等で気分転換、体力維持を図っているところです。それでも通勤電車の
混雑度は戻り、街中の混雑も師走の声と共に増しているのが実感です。
そんな中で、先週に続き、お付き合いのある友人や、細君の姉妹たちから果物や海苔などの
贈り物が届き嬉しい悲鳴を挙げています。皆さんも諸々厳しい状況の中で頑張っていますが、
こんな中でもお互いに前向きに、頑張ろうねとのメッセージを込めたとの想いを、
恐縮しながらも嬉しく頂くことにしました。





コロナ禍でも季節は移ろい、ここ横須賀でも秋桜が終焉の輝きをみせ、かえでが彩を増し、
メタセコイヤの並木も紅葉し、さらに銀杏の黄葉も青空に照り映えています。

]

そんな日々の移ろいのもと、即興で詠んだ短歌を掲載したいと思います。
 ☆秋桜 谷戸を覆いて風呼ぶも コロナ禍のなか匂い立つがに
 ☆花野にも桜もみじの落ち葉焚き コロナ荒ぶも秋は過ぎゆく
 ☆もみじ葉は梢に残り朱を極め コロナ禍のなか秋もたけなわ
 ☆風もなく黄葉はらはら散りゆける コロナ禍よそに秋も深まり
 ☆末枯れたる花野の果ての泡立ち草 滅びし花を従い立てる
 ☆夕映えにメタセコイヤは燃ゆるがに 散るに間のある季(とき)を彩る
 ☆雲間より淡き光を漏らしつつ 北風よぶや師走半月

 ☆七万を超えるとも言う失業者 施策乏しく年も越せずと
 ☆原発の汚れし水は海へとは 科学軽視の国の貧困
 ☆質問に「差し控える」とは何事ぞ 行政の長おごりは無きや
コメント (2)
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