四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

箱根に

2022年08月27日 14時18分35秒 | お出かけ
過日、箱根の山荘が使えるので行かないかと長男から誘いがありました。
新型コロナ感染症第七波の感染拡大の中で、墓参を兼ねた郷里への夏の旅行を取りやめた
事もあり、誘いに乗ることにしました。
箱根の山荘は長男の会社の施設ですが、天然温泉の露天風呂付でもあり、家族だけで
あれば密にもならず、県内移動ですので少し安心とのことで長男家族、次男家族との
三家族で行くことになりました。三男家族はウイークデーで仕事もあり、また先月
横浜へのプチ旅行も行ったこともあり、今回はパスすることにしました。

     「酔芙蓉 八重」

長男のお嫁さんは現在勤務についていて午後2時過ぎまで仕事なので、次男夫婦と
私たちが先に行くことになり、カギの預かりと孫娘を迎えにまずは朝早めに川崎の
長男宅へ向かいました。
孫を載せて箱根に向かい、朝も早かったので朝食抜きでしたので芦ノ湖に到着次第、
即朝食兼の昼食になりました。

昼食後、山荘に向い荷物を下して・・・、長男夫婦が着くのは4時頃とのことで、
それまで観光しようとのことになり、大涌谷に行くことになりました。
なお、孫は久しぶりにロープウエイに乗りたいとの要望もあり、早雲山の駐車場に
車を停め大涌谷迄上りました。孫や私たちは何回か乗っていますが次男夫婦は初めて
だったようで楽しそうでした。正に硫黄の噴煙とともに、マグマの鼓動を真上から
見下ろす迫力のある光景は、何度見ても見飽きないのですが、次男夫婦にとっても
感動的だったようです。



ロープウエーの大涌谷駅に着くと、ウイークデーにも関わらず土産物売り場は
ものすごい人だがりで、かなりの密状態で怖さを感じました。私たちは外で待つ
事にして、次男夫婦は孫娘を連れて、お店でお土産を買ったりソフトクリームを
食べたりして戻ってきました。



周辺の噴煙の様子や、土産物売り場の景観等を写真に収めながら「クロたまご」を
頂き時を過ごし、程よい疲れも感じながらロープウエーで、早雲山駅に戻りました。
なお、最近評判になっている早雲山駅の足湯は設備のメンテナンス中で使えないため
パスすることになりました。細君は期待していた故少し残念がっていました。

その後、山荘に帰り、軽くお掃除をしているうちに長男夫婦が到着しました。
皆でテラスでコーヒーを飲み少しくつろいだ後、露天風呂に順番に入りました。
露天風呂は硫黄の「湯の花」が沈殿して、肌には少し刺激的ですが湯冷めも
しない、しっとり感が続く効能の良さを実感しました。
風呂には男性陣が一緒に入りましたが、久しぶりに長男、次男と湯につかりながら
ゆったりとした会話を楽しむことが出来ました。

風呂から上がりテラスで、皆でビールやソフトドリンク等で軽く乾杯した後、
長男夫婦が夕食の、いろり焼きの準備を甲斐甲斐しくやってくれホスト役を
しっかり務めてくれました。
流石箱根はエアコンなしでも涼しくて夕方からはぐっと冷え込みます。
いよいよ囲炉裏のある部屋で夕食になりました。

囲炉裏の炭火で焼くと、どんな食材もとても美味しくなるのは不思議ですが、
遠赤外線のなせる業とのことで、少し理解できます。
材料はサーロイン、地鶏肉、そして海老、イカ、厚揚げ、夏野菜の数々そして皆の
一番楽しみな焼きおにぎりでした。
細君と孫は炭酸水で、他のメンバーはいろいろなアルコールでまずは「かんぱ~い」。
次々焼きあがる囲炉裏焼き料理を頂き、夕餉を楽しみました。

お肉以外は、ごく普通のものだと長男は言ってましたが本当に美味しかったですね。
細君は体調を考えて少なめでしたが、最後の焼きおにぎりが〆になりました。
その後、皆でテラスに移り、ビールを味わいながら心地よい風と星空を眺めながら
ゆったりとした時間を過ごしました。星は流石に箱根でかなりの数が瞬いて見えました。
このまま寝るのがもったいなくて頑張っていましたが、お酒の酔いもあり10時過ぎ頃
少しぽつりと来たので、それぞれの部屋に引き上げ、その日は就寝となりました。

翌朝は、ぐっすりと寝たせいかぱっと目が覚め、時計を見たら5時過ぎだったので
そのまま起きました。細君は既に起きていましたので、孫と共にちょっとだけ散歩に
出ました。孫はパパから最近イノシシ、鹿やたぬき、イタチなどが頻繁に出て来るので
気を付けるように言われていたこともあり、あまり森の方には行かないことにしました。

朝食は長男特製のコーンスープとたまごサンドでしたが、胃に優しく美味しかったです。
そして食後のコーヒーはテラスでいただき、山荘を出るまでゆっくり過ごしました。
お世話になったお礼を込めて山荘を隅々までお掃除をし、私は玄関に通じる道や階段に
たまった落ち葉等をかたずけを担当しましたが、それなりの重労働になりました。
細君たちは使ったバスタオルなどを洗濯し、干した後戸締りをしっかりしてお昼ごろ
出発しました。

帰りがけに大涌谷の噴煙の影響で、すっかり山の木が枯れて硫黄が噴出している場所を
見てきました。改めて火山の上で暮らすことの現実を見た想いがしました。
お昼は小田原の「だるま屋」さんで天丼を頂いてから、小田原の街を散策後、それぞれ
自宅に帰りました。


短歌を一首即興で詠んでみました。
 ☆まざまざとマグマの上に住むことを 滾り示すや大涌谷は
コメント (15)
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