四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「口語短歌・水曜サロンの会」(その86)

2023年05月31日 05時42分16秒 | 短歌

「口語短歌・水曜サロンの会」(その86)  短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。

 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し、鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。


     「薔薇 プリンセスアイコ」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」


【詞書】葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景」のうち、特に優れた作品とされる
  「神奈川沖浪裏」「凱風快晴(赤富士)」「山下白雨(黒富士)」は3役という
  そうです。「神奈川沖浪裏」では1作品に3首詠んでみましたので三役には3首
  提出致します。
 註)「山下白雨」
☆にわか雨富士の裾野に激しくて 暗黒の中稲妻走る
☆青空にたなびく瑞雲と稲妻 激しい白雨は天国と地獄
☆人生の深さあらわす白雨こそ 黒富士に相応しい題材
                          浅間山明鏡止水さん
【解説】
 「山下白雨(黒富士)」に寄せて詠まれた三首の歌は、いずれも北斎の「黒富士」の
 特徴を
上手くとらえて分かり易く詠っていると考えます。
 「黒富士」は「対照的な天候を描くことによって富士山の高さや大きさを視覚的に
 訴えてくる作品」との
解説がありましたが、歌に詠む事によって絵の本質がより
 重層的に表現されると思います。

 詠われているように、富士山を挟んで瑞雲の天界と、下界の稲妻がせめぎ合う様に、
 人間の世の、また、人間の内面を一幅の絵で表現しているかにも感じられます。
 そんな思いを込めて、三首目を添削させて頂きましたが、いかがでしょうか。
【ご参考】
 ★天と地を白雨でつなぐ黒富士よ 極め尽くすや北斎絵画

【詞書】スズランの地植えを、鉢に植え替えている強面の男性を見てイメージを広げて
  みました。
男性とスズランの取り合わせが似つかわしくなくて、純情という言葉が
  浮かびました。

☆ひげ面の男(ひと)は持ちくるスズランを一鉢ほどの純情みせて
【詞書】庭の木陰に毎朝のように露草が咲きますが、一日花の哀れさを詠みました。
☆つゆくさの けさのしずくのつめたさに いちにちばなの いのちいとしむ
【詞書】ふとした時に出る言葉から、なんとか歌に出来ないかと試行錯誤の毎日です。
☆大欠伸して飛び出した言葉なら なだめて歌の形となさむ
                          夕庵さん
【解説】
 一首目、二首目は作者の観察眼の確かさと、物や、人に寄り添う優しさが表現された
 良い歌と思います。とくに一首目の「一鉢ほどの純情みせて」には、ほっこりとした
 想いと共に
人の本質に迫る温かな眼差しが感じられます。
 このような感性こそ、歌を詠む私たちに求められる資質かとも想います。
 三首目の「おかしみ」と、それを表現するゆとりを是としたいと思います。
 歌が醸し出す心地よさに浸りながら、じっくり味合わせて頂きました。

【詞書】ちさき恋のはじまりと、その後を詠んでみました。
☆六月の学生街のパーラーの淡きあかりに恋みつけたり
☆街の灯が川面に揺るる出会ひ橋 今 求婚のふたりを照らす
                          みっちっちさん
【解説】
 「ちさき恋」の顛末を、突き放さずに優しく寄り添いつつ詠んだ歌は、二首をもって
 短編小説を
凌ぐ、恋物語を紡いでいますね。
 「出会ひ橋」でプロポーズなんて、良いですね。しかも街の明かりに照らされた二人を
 見守る
「目」も句間にしっかりと表現されています。
 このように温かく見守ってくれる方がいる限り、若い世代も明日に向かって力強く歩んで
 行けるのだと
思います。私たちも「神田川」の世代でしたが、思えば大人たちの温かな
 眼差しによって、
ずいぶん助けられて来たのだと、今になって改めて思っています。
 世知辛い世の中ですが、若者たちが希望をもって愛を育んでいくことの出来る世となる
 よう、
ささやかでもお手伝いしたいと思っています。そんな想いにさせられた歌です。

【詞書】「浅き夏」と「バラ」が季重なりになってしまったので詠み直させて下さい。
  苦手なバラの撮影にはまってしまい、車の中で撮影レンズをとっかえひっかえした
  ことを詠ませて
いただきました。
☆苦手でもバラの描写にはまりつつ
     車内でレンズを取りては変える
【詞書】夕方の光が白い薔薇に届いている。シャッターの音に「上手く撮れていますように」
  と祈りを
込めたことを詠ませていただきました。
☆夕刻の光届くや白き薔薇
     シャッター音に出来映え祈る
                          西BOOさん
【解説】
 短歌には、俳句のように「季重なりはタブー」と言う決まりはありませんので、最初の短歌も
 宜しいかと思います。しかし、詠み直しの歌は、薔薇の撮影に当たってのご自分の想いも
 具体的に詠み込まれ、手堅い歌に仕上がっていると思いますので、こちらを掲載致しました。
 「薔薇の撮影は苦手」と言われながらも、作者のブログに掲載されたいずれの薔薇の作品も、
 ソフト効果等を駆使した見事な出来栄えと感じます。「車内でレンズを取りては変える」は、
 私も経験がありますので、実感として伝わってきます。
 二首目の歌、斜めに射す夕光に浮かぶ白い薔薇の神々しいまでの姿。それを撮ろうとする
 祈りにも似た想いが活写された良い歌と感じます。この想いは共有させて頂きます。

     「薔薇 ブルーリバー」
 
☆ちちははや祖父母に期待されながら期待に添へぬままに死ぬべし
☆大切に育てられたと感謝するわれに誹謗や中傷のあり
☆ちちはははいかに悲しみいませるや誹謗をされるわたくしを見て
                          suisenさん
【解説】
 私たちは、祖父母、父母、兄弟を始め多くの方に見守られ、お世話になり、さらに、
 期待されて
育まれて来たのだと思います。当の本人にはその自覚が薄い場合もありますが、
 愛する者を
見守る立場になって、初めて気付くこともあるのではないかと思っています。

 見守られる眼差しや「期待」は向上への動機づけとなり、励みにもなったことと思います。
 一首目の歌で「期待に添へぬままに」と詠われていますが、今の作者を拝見する限り
 期待された方たちの「期待」に応え、今日まで立派に歩んでこられたものと考えます。
 三首目、「ちちはは」が悲しまれるのは詠われているように「誹謗をされる」ことでも
 ありましょうが、
それ以上に、その理不尽さに打ちひしがれる作者の姿かも知れません。
 先ずそこから立ち上がり、
前を向くことだと思います。

 最近のブログを拝見する限り「負けていない」作者が健在で安心していますが…。

【詞書】郷愁パヴァーヌ 亡き王女のためのパヴァーヌ ラヴェルを聴いて
☆祖父母
  父や母が生きていた幸せだった

  独り雨の夜に思う

                          自閑さん
【短歌説明】自閑さんご自身の説明です。
 子供の頃が幸せだったのは、祖父母、両親が私の為に苦労してくれたからと思います。
 祖父母両親とも苦しい時代を生きたはずなのに。
 その祖父母両親に感謝すると共に、とても懐かしく思いました。
 パバーヌ(pavane)とは、「16世紀初頭のフランス宮廷舞踊の一つ。スペインを起源とし、
 孔雀 pavoの優美さをまねた威厳に満ちた面もちで、ゆっくり、列を作って踊られる組舞」と
 辞書にはあります。
 以下URLにラベルの曲を貼付していますので、名曲だけでもお聴き下さい。
 https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/226f607ce40a5213204cd51686d827f6
【解説】
 ご案内により、辻井伸行氏演奏の「亡き王女のためのパヴァーヌ」のユーチューブを
 視聴させて頂きました。おっしゃるように「孔雀の優美さと、威厳に満ちた」曲では
 ありますが、辻井伸行氏の演奏は雨の夜に聴くにふさわしい、郷愁を誘う懐かしさに
 溢れていました。

 雨の夜に、パヴァーヌをBGMとして聞きながら自らのルーツと、父母、祖父母の方々
 へと想いを馳せたことと思います。父母の方々に見守られ大切に育てられた日々は
 懐かしく、感謝の想いも湧いたことでしょう。
その想いを詠った詠歌は、しみじみ
 として共感をよびます。

 なお、父母の方々は作者が感じたでありましょう幸せな想い以上に、作者の仕草や、
 表情を見つめ、幸せな想いを募らせたことと考えます。

【詞書】5月28日の第90回日本ダービーは、皐月賞を制したソールオリエンスが二着に敗れ、
  皐月賞
二着のタスティエーラが優勝し三歳馬7708頭の頂点に立ちました。その一方で、
  有力視されていた
スキルヴィングという馬が、最終コーナー以降に順位を落とし、最後に
  ゴールした直後にふらつき、
鞍上のルメール騎手が下馬すると倒れてしまいました。
  一時間ぐらい後には「心不全で死亡」と
流れてました。ターフに倒れた馬は他にもいる
  けれど、やはり辛いですね…。

☆ダービーのウィニングランのその向こう
     スキルヴィングは天馬となりぬ
【詞書】最早、解説不要かと…。…8連勝ですよ!8連勝!!…とは言え、最後の最後でずるずるずる
  と
順位を滑り落ちるのも何度も見てきたトラファンは、どことなーく不安が心の片隅に
  あったり
するんです。ええ、ええ、油断は禁物ですとも。今日あたりから交流戦もあるし…。
「何でなん?」「どないしたん?」と言いつつもタイガースファンの口元ゆるむ
【詞書】今日ネットで見た京都新聞の記事から1首。京都府立植物園でお客さんが
  「オオサンショウウオらしいのがいる!」と聞いて職員さんが見に行くと、約1メートル
  ほどの
オオサンショウウオさんがのたりと…。やはり鴨川から来たんですかねえ…?
  オオサンショウウオ
さんからしたら、せっかくのんびり散歩してたのに、あーあ…
  みたいな感じでしょうか、凄いですね。

☆京都府立植物園でお散歩のオオサンショウウオ「見つかってしもうた」
                          ちがやねこさん
【解説】
 一首目、第90回日本ダービーの優勝馬はタスティエーラで、鞍上のダミアン・レーンは
 通算4度目の挑戦で初制覇となり、69年ぶりにテン乗り(初騎乗)での制覇を達成したとの
 ことですね。
 詠われているように二番人気、クリストフ・ルメール騎乗のスキルヴィングは馬場内で
 心不全で亡くなりました。まさに名馬は死して「天馬となりぬ」となりましたね。
 ゴールまで懸命に走った名馬のご冥福をお祈りしたいと思います。
 二首目は、タイガースファン皆さんの共通の想いかも知れませんね。交流戦後もこの勢い
 が続くようにと祈りたいと思います。
 三首目、「オオサンショウウオ」は、鴨川にも生息し、園と鴨川との境界のフェンスの
 下部の隙間から侵入したとみられるとのこと。「オオサンショウウオ」にしたら詠まれて
 いる通り「あーあ…」の思いでしょうね。
 なお、文字数制限もあり詞書の一部を割愛させて頂きましたが、ご容赦願います。

     「薔薇 ピエール ド ロンサール」

☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
  「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆ひげ面の男(ひと)は持ちくるスズランを一鉢ほどの純情みせて
                         夕庵さん
★純情といふ名の花よ咲き誇れ 今し戦争やめぬこころに
                         みっちっちさん

☆六月の学生街のパーラーの淡きあかりに恋みつけたり
                         みっちっちさん
★知らぬ街で生成りの服を買いました 似合わぬけれど眺めています
                         夕庵さん
★ふんはりと草木染なるシャツを着て野を駆けまはる少年となる
                         みっちっちさん

☆街の灯が川面に揺るる出会ひ橋 今 求婚のふたりを照らす
                         みっちっちさん
★陸橋の上から払い落としたり 背なに重たき視線を受けて
                         夕庵さん

☆揚げひばり 富士を従え羽ばたくも ミサイル飛ばぬ空は愛しく
                         ポエット・M
★揚げひばり鳴き声残し飛び去りて行方しれずにまだ帰り来ぬ
                         夕庵さん
★忘れ得ぬ記憶覚ますや揚げひばり かの日の君と眺めし丘の
                         ポエット・M

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


☆沙羅の花 苔むす庭に散り敷くも 夕光(ゆうかげ)まとい淡く燃えいる
                         ポエット・M
【解説】
 薔薇や紫陽花の開花時期が例年よりも早まっていますが、沙羅の花も例年よりかなり
 早く咲き、
既に散り初める花もいくつかありました。沙羅は「祇園精舎の鐘の声、諸行
 無常の響きあり…。」
と平家物語の冒頭で詠われておりますが、ひと日花の儚さと、
 無常の象徴として詠われています。

 そんな思いを抱きながら、古刹の庭に散り敷く沙羅の花と、それに注ぐ夕陽に浮かぶ
 花のさまを
詠んでみました。散りてなお冴え冴えとした沙羅の花のたたずまいと、
 その美しさに惹かれる想いがしました。

     「沙羅の花(夏椿)」


「五行歌集 ―君へのレクイエム― 」鑑賞 嵯峨吹雪著 (29)
  
7.折々の歌(8)
 
   尊さは貧しき歌に出で来たり
          花の香りを風に蒔く人   嵯峨吹雪

   寝転んで
     空を仰ぐは
       ホームレス
         サンチョ・パンサか
             ほかの都民は

          冷酷な
            東京砂漠の
              ただ中に
                子を産み育て
                  生きる猫たち

                ああ我ら
                  プロメテウスで
                     あったなら
                       君こそ火なり
                          我は鎖ぞ
         小窓より
           風に舞い入る
               桜花
                スプーンの中に
                    静かに止まる
      テーブルの
        上のスプーンに
           ひとひらの
             桜花びら
               夜通し冷える


     「薔薇 デンティベス」

【短歌入門・質問・提案コーナー】
【投稿外コメント】自閑(jikan314)さんからのコメントです(前週掲載を予定した稿です)。
 みっちっち様、夕庵様から、愚詠に「かへし」を頂き、恐縮しております。お二人の哥の
 【新しき詞】にいつも刺激を受けております。
 貴船の神は、女性の願いにとても神験を現します。
 宇治の橋姫は、男に捨てられ、相手の女を呪い殺そうと鬼に成りたいと
 「帰命頂礼貴船大明神、願はくは七日籠もりたる験には、我を生きながら鬼神に
  成してたび給へ。妬しと思ひつる女取り殺さん」と
 強く願ったので、叶えてあげようとして、宇治川で水に浸かり祈る事を教えました。

 しかし、これは鎌倉時代の平家物語で、平安時代の古今和歌集では、
  さむしろに衣かたしき今宵もや我をまつらん宇治の橋姫
 と有り、源氏物語の橋姫の元歌で、男を待つ独り寝の寂しい女として有ります。
 又、和泉式部が、男(橘道貞)に捨てられ、貴船に詣でて、
  もの思へば沢の蛍も我が身よりあくがれいづる魂かとぞみる
 と歌うと、貴船の神の御返しが、
  奥山にたぎりておつる滝つ瀬のたまちるばかり物な思ひそ
 と和泉式部のやるせない想いに御返歌をしております。
 これ等の話が、室町になると、謡曲「鉄輪」となり、恐ろしい橋姫の鬼女のイメージが
 出来ました。昔、今日のような暑い日、貴船から雲が沸き立ち、気象レーダーを見て
 いる内に、中京の神泉辺りに落雷が有り、御見えになられたと、貴船の社巫女の
 お母様に、その話をしていました。
 私が初詣(旧曆)の時、晴天に小雪が降り、お喜びなられていらっしゃると、同じく
 その母に、有り難いと話しました。
 未だに、丑の刻参りの藁人形が見つかるとの事。怖いのは、貴船の神ではなく、
 女心です。((( ;゚Д゚)))

【ネット歌会について】
 「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式ではなく、
 「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」するという自然発生的な
 歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響くものがありましたら、それへの
 返歌として大いに詠んで頂き、コメント欄に記入して頂ければ幸いです。

【運営にあたって】 注)文頭から移しました。
 (1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。なお、ブログの
    字数制限(コード30,000字)により、コメント等編集させて頂く場合もあります。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
    仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6) 掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了


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41 コメント

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短歌投稿 (knsw0805)
2023-05-31 06:51:00
Shouさん、おはようございます。
浅間山明鏡止水です。
短歌投稿します。

「詞書」葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景」のうち、特に優れた作品とされる三役は「神奈川沖浪裏」「山下白雨(黒富士)」「凱風快晴(赤富士)」です。今回は「凱風快晴(赤富士)」になります。ご指導よろしくお願いします。

「凱風快晴」

イワシ雲たなびく富士の山容は 晴れ渡る空真紅に染まる

初夏のころそよ風吹いた早朝に 真っ赤に燃えた富士の気高さ

早朝に燃焼している赤富士は 力強くも一日の始まり
返信する
Unknown (1948219suisen)
2023-05-31 07:08:00
おはようございます。

こんなことをコメント欄に書くのは皆様を不快にしてしまいますのでよくないことでございますが、昨日は向こうからフォローくださった方のブログに私のことを「被害者面した加害者」と書かれまして心臓が止まるほど驚きました。いつのまにやら私のほうが加害者になっているようです。

誰がどんなことを書いているのかしりませんが、ネットの恐ろしさが身にしみました。一昨年来、心身を痛めながら頑張ってブログを続けていますのに、恐ろしさに身体がわなわな震えました。

もちろん私のことを理解してくださっている方も大勢いてくれていますが、そのブログを信じてしまった人も大勢いることでしょう。

これも試練と耐えていくか、やはり皆さんの進言してくださるように他所のブログ会社に引っ越すかを決めなければなりません。が、私自身は長年親しんでまいりましたgooブログをやめたくありませんし、それよりも年齢的にも新しいブログ会社に馴染めないことが一番やめられない理由でございます。

それと今年後期高齢者となりました私はこれ以上この事件に時間を奪われたくなく、事件の大半の記事を保留しましたことを証拠隠滅をしたと言われまして、また驚いておりま。

もう一体いつになったらこの事件は終わるのかと絶望しています。

あまりにも辛いので、今朝は、こちらに書かせていただきましたが、公開することの是非は先生のポエット・M様にお任せいたします。
返信する
ポエットMさんへの返歌 (夕庵)
2023-05-31 17:07:31
☆沙羅の花 苔むす庭に散り敷くも 夕光まとい淡く燃えいる   ポエットMさん
★咲ききらぬままの形に沙羅の花 雨の光に震いておりぬ   夕庵

☆京都府立植物園でお散歩のオオサンショウウオ「見つかってしもうた」   ちがやねこ
★岩の間を滑めつつ水は静かなり 山椒魚はぐらり尾を見す   夕庵

よろしくお願いします。
返信する
今週の詠草です。 (夕庵)
2023-05-31 17:32:18
詞書
幼なじみや同級生が闘病の末、旅立ってしまいました。せめて挽歌で忍ぼうと思っています。
◎沙羅の花落ちてむなしき水無月の挽歌かぞえる夜がまた来る   夕庵

詞書
とうとう梅雨に入りました。動物は雨の日は獣の匂いがきつくなるようです。
◎風もたぬ雨はやさしく地を満たし子犬は獣の匂いに眠る   夕庵

◎ひょっこりと晴耕雨読の弟が下仁田ネギを引っさげて来ぬ   夕庵
返信する
Kenさんへ (ポエット・M)
2023-05-31 20:12:15
Kenさん こんばんは。
いつも早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。助かります…。

詞書にありますように、既に詠まれた『神奈川沖波裏』や『山下白雨』とともに『富嶽三十六景』
シリーズの「三大役物」の『凱風快晴』は「赤富士」とも呼ばれていますね。
朝日を浴びて赤く染まった富士山と、その山麓の青々とした樹海、さらに空に浮かぶいわし雲とが、
色彩の対比と共に見事に描写され、傑作の名を欲しいままにしていると感じます。

北斎のこの絵画を短歌で表現し詠うと言う挑戦心は、気迫とともにいずれの歌に滲んでいます。
詞書をそのままお借りして、「赤富士」を写生をしてみましたが、いかがでしょうか。
★暁(あかつき)の光に燃える富士の山 裾の樹海と背にいわし雲
これからもよろしくお願いします。
返信する
夕庵さんへ (ポエット・M)
2023-05-31 20:48:02
夕庵さん こんばんは。
早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

一首目は、平家物語の冒頭でうたわれた「無常」の象徴でもあります「沙羅の花」を詠い、
「挽歌かぞえる夜」の下の句を導いた詠いぶりは見事です。私達世代があまた遭遇したで
ありましょう友の旅たちと言う哀しい別れ。その挽歌を涙ながらに詠んだ記憶が蘇ります。
そんな想いにさせられる歌をしみじみと味わいました。

三首目は、「カモ葱」ならぬ「下仁田ネギ」とのユーモアも覗かせながら、姉弟の温かな絆も
うかがわれる楽しい歌と感じます。
これからもよろしくお願いします。
返信する
suisenさんへ (ポエット・M)
2023-05-31 20:54:18
suisenさん こんばんは。
今、suisenさんが、おかれている現状をお察しし、苦しい胸の内はサロンに集う皆さんと共に、
理解させて頂いています。
ただ、今週および、先週のsuisenさんのお歌への、私のコメントを再度お読み頂ければと思います。

「人は言うに任せよ。ただ自らの道を行く」との姿勢で、今は前のみを向いて歩まれることをお勧め
します。suisenさんのご自分のブログでも記されているように「人に言われたことに右往左往する」ことなく
堂々と歩んで参りましょう。
そして、胸の内に満ちる哀しい、辛い想いを「歌に、そして文学に昇華させる」営みを愚直に続けられる
事をお勧めします。

なお、「この事件を終わらせる」唯一の道は、諸々のマイナスのコメントはスルーし、囚われないことだと
思います。
suisenさんの辛い思いにどこまで寄り添えたかは、自信がありませんがしっかりと見守って参りたいと
思います。また、辛い想いを歌にとことん表現し、その歌が相手の胸に刺さる迄推敲することをお勧めします。
想いを表現することは大事です。いつでもコメントをお寄せください。
返信する
フォローお礼 (チャーリーブラウン)
2023-05-31 22:57:04
shou1192_2010さん こんばんは~
綺麗な花と短歌素晴らしいですね 
フォローありがとうございます
どうぞよろしくお願いします。
返信する
Unknown (みっちっち)
2023-06-01 06:29:43
おはようございます。
夕庵さんへの返歌です。

⭐️沙羅の花落ちてむなしき水無月の挽歌かぞえる夜がまた来る
夕庵さん

★朽ちぬまま落ちたる沙羅の花かぞへ 重きひと世は 無常なるかな
みっちっち

よろしくお願いいたします。
返信する
Unknown (みっちっち)
2023-06-01 09:50:39
おはようございます。
出詠します。
巣の中のつばめのひな達が大きな口を開けてる可愛さを詠みました。

⭐️いとしきは実家の軒の子燕の顔ぢゆう口とする夏きたり

よろしくお願いいたします。
返信する

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