四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その114)

2023年12月20日 05時55分14秒 | 短歌

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その114) 短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 本年賜りました皆様のご協力、ご愛顧に心から感謝申し上げます。
 ☆☆☆ 今回、2023年12月20日(水) をもちまして、今年の最終掲載と致します。
 ☆☆☆ 2024年 1月17日(水) 新年最初掲載日、締め切り 1月16日(火)

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「水曜サロン」は以下の通り第一部、第二部構成に区分して運営致し
     ていますので、それぞれに詠歌、返歌を出詠願います。
     第一部 「口語短歌・水曜サロンの会」:従来通り三首まで出詠願います。
     第二部 「ネット短歌」       :返歌専用です。
 
 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。


     「クリスマスイルミネーション」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」

【詞書】23年12月11日から15日までの「世界文化紀行」短歌より3首選択しました。
註)歌川広重・江戸百景「16景千駄木団子坂花屋敷」より
☆のどかさの坂の上から江戸湾が 桜咲きほこる団子坂
註)チューリップ・ファイナルコンサート「ブルースカイ」より
☆忘れようと破ってみた写真こそ 想いださせる空の青さも
註)日本の祭り・浜松市「秋葉の火まつり」より
☆神宿る秘境に浮かぶ秋葉山 秘伝の舞で鎮める神を
                          浅間山明鏡止水さん
【解説】
 今回も作者のライフワークともいうべき「世界文化紀行」短歌から3首を選択し
 詠んで頂きました。
 「千駄木団子坂」「ブルースカイ」「秋葉の火まつり」と、それぞれ異なった
 テーマですが、絵画やコンサートを歌に詠む困難さは十分理解できますので、
 それを乗り越え詠みきる営みは、作歌力を付ける上でも貴重なものと考えます。
 その努力の跡が、調べとともにそれぞれの歌に滲んでいると考えます。
 三首目、「秋葉山の火まつり」は火災焼亡の危急、洪水波没の難、諸厄諸病の
 難の三厄を払うために、三人の神職によってそれぞれの弓の舞・剣の舞・火の
 舞の三舞が、各々秘伝をもって奏されるとのこと。このお祓いは民びとの願いを
 神に届けると共に、民びと自らが三厄に立ち向かう勇気を与えるものと考えます。
 そんな想いをこめて三首目に民びとの視点を詠み込んでみましたが・・・、
 いかがでしょうか。
【ご参考】
 ★秋葉山 秘伝の舞に神やどり 三厄祓う民の力に

【詞書】夜は、大変、寒くなってきましたが、庭の山茶花は今だに開花の途上で
  あることを詠ませて頂きました。
☆夜は今 凍える風が吹きぬれど 山茶花今だ開花の途上
【詞書】駅前にLEDのイルミネーションが灯り、それを見て子供が喜んでいる姿を
  見て、クリスマスだなぁと思ったことを詠ませて頂きました。
☆駅前に赤白青のLED 喜ぶ子供 クリスマスかな
【詞書】内閣不信任案は否決されましたが、世論の大数は信任していないのではと
  思い詠ませて頂きました。
☆内閣の不信任案否決でも 世論の大数 不信任では
                          西BOOさん
【解説】
 「山茶花」「クリスマスイルミネーション」「内閣の不信任案」と、季節と
 ホットなテーマを切り取り、三首に鮮やかに詠んで頂きました。
 二首目の「喜ぶ子供」の描写が良いですね。
 追加された三首目は、まさにその通りで国民の大多数の方の思いと考えます。
 どの理由をもって否決とするのか、与党の方一人一人の率直な想いを聞きたく
 なりますね。与党の数の理論のみで決するには、あまりに大きな問題点を含んで
 いると感じます。このような社会詠を私達も「小さな声」のひとつとして、
 大いに詠って参りたいと思います。

【詞書】京都大原の里に1泊し 朝早く旅館を出るとき 私より早く旅立つ人の
  後ろ姿が靄の立ちこめるなか、モノクロの映画のように浮かんでいました。
☆晩秋の洛北の里の朝ぼらけ 靄を纏いて行く人のあり     
【詞書】寂しい場面ですがそんなときにも冬の陽は男の人の背を温めているようです。
☆冬枯れの公園のベンチにワンカップ 呷る男の背にも陽は射す
【詞書】おでんの中身は多種多様ですが最後の締めはやはり大根です。
☆冬の日のおでんは美味し はふはふと湯気のなかより大根さがす
                          夕庵さん
【解説】
 「晩秋の洛北」「冬枯れの公園」「冬の日のおでん」をテーマに、詩人の眼で
 詩情豊かに詠んで頂きました。
 一首目の歌は、まさにおっしゃるように映画の1シーンを見る想いが致しました。
 その場所が京都大原の里であれば、なおさらですね。源氏物語であれば後朝の
 わかれを彷彿とする場面ですが、雅さも感じられます。
 さらに、晩秋の京都大原の朝の情景と、朝霧に包まれて旅立って行く人の
 存在が歌の物語性を味わい深いものにしています。
 二首目は、「ワンカップ呷る男」に注がれる作者の温かな眼差しに触れホッと
 する歌になっています。突き放すか、優しく包み込むかによって歌の
品格も
 自ずから決まってきます。昼間から飲まざるを得ない男の背中がまとう哀しみ、
 それを照らす
陽を詠う作者。その限りない優しさが歌の心棒となっていると
 感じます。
このような歌を詠みたいものと憧れます。
 三首目の、「はふはふと湯気のなかより」の表現が良いですね。

【詞書】冬に亡くなった父母を偲ぶ歌、三首詠みました、
☆眼裏に その笑顔見ゆ 日向ぼこ 冬の空へと逝きし父母
☆冬空の青の極みよ 父逝きし 日の落胆よ 胸の痛みよ
☆落ちてなほ 小径に灯る 寒椿 亡き母の激 今し心に
                          みっちっちさん                                                                                                                         
【解説】
 冬の日に身罷ったお父様、お母様を偲ぶ想いが、歌として昇華するまでの
 少なからぬ葛藤の日々が、いずれの歌からもうかがえます。
 特に2首目の歌は、お父様を亡くした作者の悲しみと孤独感を、冬空の色に
 重ねて表現されています。前にも、他の歌でも申し上げましたが、冬空の青は
 お父様との関係の深さや美しさを象徴するとともに、その喪失感や寒さを強調
 するものになっています。
 また、亡くなった日の落胆は、作者の絶望感を示すとともに「胸の痛みよ」と
 たたみかけて詠うことによって、その切なさや哀しさを増幅させています。
 さらにお父様との絆の強さや離れ難さをも暗示し、偲ぶ想いの強さが歌から
 溢れてきます。

     「咲き継ぐ山茶花」

【詞書】昨日、歌会があり、玄関の華やぎ/夫の退職/ 自身の病気/花が自身を
  枯らし種を造る/望外の美しいもみじの紅葉など、皆さんそれぞれの1年を
  詠まれていました。
  あけび誌のコラムへの貴方の投稿を改めて読み、短歌サロンのポリシーは
  全てに通じる基本理念です。そんな理念を詠草しました。
☆灯火を
  遠くに広く
    届けたし
  龍に倣いて
    さらに昇らむ
                          リコさん
【解説】
 早々にご挨拶を頂き、また「水曜サロン」へも出詠頂きありがとうございます。
 今年一年、私も作者の行動力とパワーには驚かされるとともに、多くを学ばせて
 頂きました。結社の歌会においても多大な尽力と役割を果たされ
頭が下がります。
 「水曜サロン」のポリシーを「全てに通じる基本理念です」と、おっしゃって頂き
 心強いです。この理念に一歩でも近づけるよう精進して参りたいと思っています。
 今回の出詠歌は、私たちの目標と目指すべき高みを見事に詠って頂きました。
 「龍に倣いて さらに昇らむ」を標榜したいと思います。
 私こそ、本当にお世話になりました。来たるべき新年もよろしくお願いします。

【詞書】短歌:ブラック キュビズム展 美の革命を観て
☆破壊そして構築
 意味不明のパピエ・コレ

   形が分かる物も
【短歌説明】自閑さんご自身の説明です。
 上野の国立西洋美術館で「キュビズム展 美の革命」(2024年1月28日
 [日]まで)を観て来ました。
 門外漢の私には、キュビズムは、何がなんだか分からない🤷‍♂️が、多くが
 写真📷️OKと言うのがblogネタとして嬉しいです。
 ジョルジュ・ブラックは、パブロ・ピカソと共にキュビスムの創始者のひとり。
 やっぱり訳が分からない🤷‍♂️
 パピエ・コレ(Papier collé)とは、フランス語で「貼りつけられた紙」を
 意味し、紙片(新聞紙・雑誌や包装紙、壁紙など)、木片、写真などを
 キャンヴァスなどにのりで貼りつけたり、ピンで留めたりする技法、およびそれに
 よって作成されたコラージュ作品のこと。
 この起源は、ジョルジュ・ブラックやパブロ・ピカソによるキュビスムにある。
 とあります。
 訳の分からない芸術を見たので、訳の分からない短歌を作ってみました。😓
 テレビ東京で2023年12月23日(土) 23:30~深0:00から、ピカソとブラック
 「キュビスム誕生」×篠原ともえの再放送されます。見て少しでも理解できるか?
【詞書】YouTube短歌:それでもよいクリスマスを Merry Christmas, 
  Mr. Lawrenceを聴いて
☆メリー・クリスマス
    すべての人に平和と安寧

 難しいこと
【短歌説明】自閑さんご自身の説明です。
 12月25日は、キリスト教ローマカトリック教会が定めたキリストの生誕日。
 ギリシャ(ロシア)正教のクリスマスは、異なる日。
 もちろん、ユダヤ教徒にもイスラム教徒にも何の関係の無い日。
 それでも今戦場に在る人々に、その日だけは平和と安寧を祈りたい。
 神道、仏教徒の私としても。
 https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/30e7b790ae460c281faed3f91201cbf5
                          自閑さん
【解説】
 おっしゃるように、キュビズムとは、20世紀初頭にパブロ・ピカソとジョルジュ
 ・ブラックによって創始された現代美術の大きな動向で、それまでの西洋美術で
 当たり前とされていた遠近法や単一の視点から描くというルールを覆した革新的な
 表現とのことですね。
 キュビズムの代表的な作品としては、ピカソの『ゲルニカ』、ブラックの
 『ギターを持つ男』等があげられるとのこと。
 この革新と「破壊」の芸術に、短歌で挑む挑戦的な詠歌を歓迎したいと思います。
 ピカソの『ゲルニカ』は、戦争の惨状と反戦のメッセージを強く伝えるために、
 リアリズムではなくキュビズムの技法を用い、対象の本質や感情をより強調する
 ことができたと言われています。未だ続くガザの惨状や、ウクライナの悲惨さを、
 それを推し進める当事者に少しでも解らせ、伝えるためには、リアリズムを越えた
 手法が必要とも感じます。そんなヒントが、この詠歌を通して、また「美の革命」
 の展示を通して生まれれば嬉しいですね。
 いつも、短歌革新の一歩先を行く、問題提起をして頂き作歌の上で刺激を受けて
 います。「訳の分からない短歌を」と謙遜されていますが、「破壊」は「構築」
 の前提であり、閉塞状況を乗り越え、より良き未来を標榜するものであることを
 信じたいと思います。

 二首目の歌、クリスマスの祝福と平和への願いを表現したものですが、最後の
 「難しいこと」の句が印象的です。この一語で、現実の世界の複雑さや苦しみを
 感じていることが表現されています。また、この短歌は、一見シンプルな
 メッセージを伝えながらも、作者の内面の葛藤や思いを巧みに表現していると
 考えます。「それでも今戦場に在る人々に、その日だけは平和と安寧を祈りたい」
 は心からの祈りであり、「その日だけ」が永遠に続くことを願って
いるのだと
 解釈させて頂きました。

     「咲き残る菊の花」

【詞書】先日4年ぶりに松山のとべ動物園へ。北極熊のピースの誕生会に行って
  きましたピースは持病(てんかん)がありますが元気で24歳を迎えました。
☆人の手で 育つシロクマ
    24歳
  病(てんかん)と共に 
    生きる尊さ
【詞書】最近になりドッグランで遊ぶ事を覚えたクロです。嬉しそうに走り回って
  います🎵
☆ドッグラン 囲いあるとて
    ノーリード
  今に覚えた 歓の舞
                          クロママさん
【解説】
 愛犬クロちゃんを始め、動物たちの命の営みに寄せる作者の眼差しの優しさには
 いつも感動していてます。クロちゃんの幸せそうな姿と共に・・・。
 特に一首目の歌には、シロクマさんへの心からの慈しみが溢れています。
 二首目の歌は、ドッグランでノーリードになったクロちゃんの喜びを「歓の舞」
 という言葉で表現し、クロちゃんと作者の幸せなひとときを、簡潔でありながら
 豊かに描いています。
 また、「囲いあるとて」という句は、ドッグランの環境を端的に示すだけでなく、
 クロちゃんの自由さや安全さを強調する役割も果たしています。さらに、
 「とて」という格助詞は、クロちゃんとの信頼関係を暗示するものとも読めます。
 クロちゃんと作者の絆や愛情を感じさせる良い作品だと思います。

【詞書】やっぱし普通のんがええわ…。まだ無理に減塩せんでも…。…でした。
☆減塩のカップスープを買って飲む
   「いや…、まだ無理にせんでもええわな」
【詞書】もはや説明不要かと言いたくなるぐらい、テレビで何度もやってましたね。
  大谷選手はホントに嬉しそうでした。来季は投手大谷は見られないでしょうが、
  打者としてガンガン打って活躍する姿を期待したいです。
☆レジェンドがかつて纏った“ドジャーブルー”
          令和のレジェンド大谷が纏う
【詞書】12月6日の朝日新聞の社会面の死亡欄…。’86~’87年に日本SF
  作家クラブの会長を務められた、SF作家の豊田有恒さんが11月28日に
  亡くなられたという記事がありました。
  50数年前に、当時住んでいた団地の同じ棟で、家庭文庫をやってらした
  方がいて、時々そこで読んでいた本の中で、私が特に気に入ったのが
  エスパーの少年が主人公の物語で、ずっと後になってもいくつかの場面を
  はっきり覚えているほど何度もよんだ本でした。20代から30代で2回同じ
  書店でバイトしていた期間にふと思い出して「もっぺん読みたいな」と
  タイトルは判らないまま、いくつかの場面の記憶だけで探してみました。
  なかなか見つからなかったんですが、書棚の補充か何かをしていた時に
  「少年エスパー戦隊」というタイトルの文庫が目に留まり、「豊田有恒さん
  か…。あ、これかも!」とパラパラっとページを繰って、ある場面が記憶と一致
  しました。めちゃくちゃ嬉しかったけど、仕事中だったので棚に戻し、帰りに
  買いました。多少大げさかも知れませんが、思えば6才かそこらで繰り返し
  読んでいたこの作品が、私の(さほどディープではないものの)SF好きの
  発端だったんだと思っています。豊田先生、お疲れ様でした。
  ご冥福をお祈りします…。
☆最初にね読んだSF作品は
    あなたのでした 豊田先生
                          ちがやねこさん
【解説】
 「減塩のカップスープ」「ドジャーブルー」「豊田有恒」と、今回も私たち
 世代の
関心事を中心に三首詠んで頂きました。

 一首目は、詠まれているように「まだ無理に減塩せんでも」は確かなようですが、
 今から備えることによって10年後、後悔しないで済むのではないでしょうか。
 難しい判断ですが何事も「良いことは今日から」実行することが肝要と思います。
 二首目は、詠まれている通りですね。野茂選手が苦闘の末切り開いたメジャーへの
 階段。今では、前田健太、大谷翔平たちが、押しも押されぬ「レジェンド」像を
 作り、仕上げてくれると思っています。これは良く分かる歌と思います。
 三首目の歌、豊田有恒氏は日本のSF作家第一世代にあたりますね。作者は
 6才から彼の作品を読んでいたとは凄いことですね。それが、ISS(国際宇宙
 ステーション)への関心に繋がっているんでしょうね。
 豊田有恒氏の父君は京大学医学部在学中に短歌会で若山牧水と交際があり、
 卒業後は『創作』誌に小説を発表し、開業医になってからは自宅に高浜虚子を
 逗留させるなど、短歌界にかなり深い関りがあったとのことです。

☆ガザの地で命が数に変わる日々 止めねばならぬこの殺戮を
                         ポエット・M
【解説】
 パレスチナ自治区ガザ地区では依然として激しい戦闘が続いています。
 この中で罪もない子供たちを始め多くの人々が日々命を落としている現実が
 あります。
そんな状況を踏まえつつ、ガザ地区で続く人道危機に対する想いを
 詠んで
みました。詩的な技巧も情緒もない感情をぶつけるだけの歌となりましたが、
 率直な想いをメッセージとして伝えることができればと考えました。
 ガザ地区で暮らす子どもたちや、その母と、さらにその親たちの苦しみや命の
 尊さについて改めて考えてみました。戦争に明け暮れた戦国時代から二つの
 大戦を経て21世紀の今日まで、世界ではいずこかで戦争の日々が未だ続いて
 います。その中で、命が数であらわされることに、私たちは鈍感になっては
 いけない
のではないかと自戒を込めて詠んでみました。「小さな声」のひとつに
 すぎませんが、さざ波の源になれればと詠み続けたいと思っています。


     「シクラメン」

「山法師 短歌の章」鑑賞 紅林茂夫著(21)

  「山法師」はエコノミストでもありました著者の経済学の論文を始め、小説、
  短歌等を著者により厳選され著作を集めた著者渾身の著書でもあります。
  その著書から、短歌を抄出し三首づつ紹介させて頂きます。
     
6.「短歌の章」 雪(2)

   胸のうちにすがすがと舞ふ想ひにて
           春の雪降る やよひの空に
            
   雪国のをみなの白きかむばせに
           なほ白き雪舞うはうつくし

   諸行無常 雪白々と舞ひ落ちて
           十方世界を無に帰せしめぬ


【短歌入門・質問・紹介・提案コーナー】
 文字数制限により割愛致します。

【運営にあたって】
 (1)投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
   なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2)おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
   なおブログの字数制限(コード30,000字)等により詞書等編集させて頂く
   場合もありますので、ご容赦願います。
 (3)口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
   仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4)投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5)作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6)掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7)掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了


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18 コメント

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Unknown (ちがやねこ)
2024-01-16 18:38:15
ポエットMさん、こんにちは。
遅ればせながら、新年のお慶びを申し上げます。が、年明け早々の能登を中心とした北陸地方の震災において、被災された方々には心からのお見舞いを申し上げます。そして、亡くなられた方々には心より哀悼の意を表します。
新年1回目から遅くなって申し訳ありません。出詠いたします。
*「ない」という 古語から感じる恐ろしさ 地龍よ鎮めよ地下の世界を
*朝陽浴び 蠟梅青き空に映え
主居ずとも咲く時違えず
*誕生日 何事も無く行き過ぎて
「“カンレキーズ”か。有り難いこと」
*一首目。地震のことを古語では「ない」というというのはいつ知ったことだったのか…。初めて知ったのは阪神淡路大震災より後だったようで、震災にみまわれた当時の映像を思い出し、「ない」と言う言葉に“何もかも無くなる”印象を持って、「昔から恐ろしく、悲しいことやったんやな」と思った記憶があります。大震災は命も財産も思い出も仕事や人との繋がりも慣れ親しんだ風景も…色々なものを奪っていく…。技術や何かが進んで、物理的な復興はある程度の時間をかければ…いずれは可能なんではないかとは思いますが、もとにはもどらないものも多い…。どうか、能登を始めとする北陸の方々が一日も早く心安らかな日々を送ることができますように。私自身は北陸とはご縁はないんですが、「スキップとローファー」(私はアニメで)の主人公の出身が能登という設定だったので、去年に地図など見て地名がいくつか頭に入っていたので、尚更ショックでした。
*二首目。暮れに娘さんか息子さんが来られてたようですが(…お母様がご一緒だったかは不明)、長いことお隣はご不在が続いています。が、数日前にフェンス越しに蠟梅が咲いているのに気付きました。世話をする人は居ないけど律儀に、しかも綺麗に咲いているよなあと感心するとともに、隣の人は誰もこの花を楽しむことは出来ないんだな…と思うと、声を出して「綺麗やなあ!」と褒めてやるのがこの花木へのせめてもの激励やと思ってます。
*三首目。1月15日(旧、成人の日😅)は誕生日でした。1964年生まれなんで一応60歳になったようですが…。実感わかねえ~っ!!まあ、のんき者で鈍くさい私が、大事なくこの歳になったのは、まあ何と有難いことだよなあ…。と一応思う訳です。“カンレキーズ”は、大好きな某グループことTHE ALFEEさんの2015年(もうこのあたりからライブに行けていません😥)のコンサート(クリスマスの武道館らしいです)で、GSのグループのようなミリタリールックで突然現れたグループだそうです。😄ちなみに英語の綴りでは“The
KanLeKeez”です。彼らのおかげで、60歳を迎えることも、何てことなくなりました。😁
*こんな感じです。姉が来たりしたので書きはじめるのが遅れたりしたので新年から遅くなってすみません。
龍🐲の年、龍もドラゴンも大好きな私は、“辰年”なのが嬉しいです。せめて災害がこれ以上起こりませんように…。と願わずにいられません。ポエットMさん、今年もどうぞよろしくお願いします。…せめても少し早く出すよう心掛けます…。
返信する
suisenさんへ (ポエット・M)
2024-01-16 15:18:09
suisenさん
「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

今回の歌につきましては、suisenさんの想いと、suisenさんをめぐる
皆様の想いとの相違及び、乖離がありますので、出詠歌の掲載はさせて
頂きますが、歌評等は控えさせて頂きます。
私も、諸々意見はありますが、今回は控えさせて頂きます。

ただ、このサロンの在り方として、出詠頂きました短歌は皆様の学びとして、
また、ご参考として掲載を控えることは原則しない方針でおりますので
ご理解して頂ければと思います。
返信する
夕庵さんへ (ポエット・M)
2024-01-08 13:27:22
夕庵さん こちらこそ、本年もよろしくお願い致します。
早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

おっしゃる通りですね。私も、新年最初のブログに「甲辰」の年は
「変革(転機)」や「激動」が示すように、時代が動く年となると
言われてきたと申しましたが、元旦早々に不幸にも「能登半島地震」
と言う「激動の第一弾」が発生してしまいました。
改めて、被災され、身罷った多くの方のご冥福をお祈りするとともに、
未だ避難を余儀なくされている多くの皆様にお見舞い申し上げます。

このような時こそ、それぞれの方が、自らを律して冷静にふるまうことが
求められていると感じます。短歌もその一助になると思っています。

三首の歌を詠んで頂きましたが「同胞は息災」「花街の春」「水仙一花」
と新年の始動を、静かに表現されていて共感を誘います。

特に、二首目の「残り香ほのと漂わせ」の表現が良いですね。
これは、舞妓の化粧や身だしなみに対する丁寧さや美しさ、さらに
舞妓のもつ気品や控えめな態度を温かな眼差しで表していると感じます。
また、花街の春という言葉は、賑やかさや華やかさを連想させますが、
この歌には、そうした春の喜びだけではなく、舞妓の仕事や生活に
対する苦労や寂しさをも気づかう、優しさも滲んでいます。

三首目の「つんつんと鋭き青い葉の」の表現も、独特の視点を示し
いいですね。
これからもよろしくお願いします。
返信する
今週の詠草です。 (夕庵)
2024-01-08 09:43:24
ポエットM様
水曜サロンの皆様

新年おめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

詞書
竜年の元旦から思わぬ大地震に見舞われた石川県
TVに釘付けの数日でした。
ここにあらためて被災された方にお見舞いするとともに、大切な命を奪われた大勢の方たちのご冥福をお祈りいたします。

こんな時にこんな歌をと思いましたが、余りの惨状に歌は出来ませんでした。
敢て用意していたのを出詠させていただきます。


☆竜年の弟も居て同胞は息災にして祝う新春

☆白粉の残り香ほのと漂わせ舞妓行き交う花街の春

☆つんつんと鋭き青い葉のなかに水仙一花元旦を咲く

どうぞよろしくお願いします。
返信する
自閑さんへ (ポエット・M)
2024-01-06 21:13:35
自閑さん こちらこそ、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

一首目の歌は、「禍福に一喜一憂せず」との説明もありましたが、
未来に対する希望と不安を表現したものと感じました。
「全ての未來は未知との遭遇」という上の句は、未来がどんなことを
もたらすかわからないということを強調しています。 しかし、その
不確かさを恐れるのではなく、「遇ふことは楽しみ」という結句で、
ポジティブに捉えています。「ラ・ラ・ラッ・ラ・ラ~」という音は、
自閑さんの心の中で響いているもの、あるいは実際に歌っているもの
でしょうか。いずれにしましても、この音は、希望に満ちたものと感じられます。
また、この歌は、口語的で軽快なリズムを持っていますが、その中にも
深い思慮が込められ、未来に向かって歩む姿を想像させる一首だと考えます。
二首目は先のコメントに少し触れましたので、そちらへ譲りたいと思います。

三首目は、友人の亡き父との思い出と、変わりゆく故郷の風景を
結びつけて詠っていますが、「潮騒残る」という結句で、未だ変わらぬ
自然のあることを静かに示しています。
潮騒は、悲しみや哀愁を感じさせる音ですが、それは友人の亡父への
深い想い寄り添った、自閑さんの想いをも感じさせます。

三首とも、新春詠としての格調を備えた鑑賞しがいのある歌と感じました。
今年もよろしくお願い致します。
返信する
Unknown (jikan314)
2024-01-06 12:35:56
【短歌投稿】
【詞書】YouTube短歌 未知との遭遇
☆全ての未來は未知との遭遇
   ラ・ラ・ラッ・ラ・ラ~
  遇ふことは楽しみ

【詞書】YouTube短歌:遠くの汽笛 「遠くで汽笛を聞きながら」アリスを聴きながら
☆今遠くで鳴った汽笛の汽車に乗れば
    帰れる。。。

  でもこの街しか

【詞書】帰郷して、ふるさとの曲を弾いたと聞きて
☆亡き父と思い出ばかり
   ふるさとを弾きて終えれば潮騒残る

【短歌説明】
一首目は、だいたい正月のテレビは、お笑いと映画だったが、未知との遭遇を放映していました。
第3種接近遭遇を描いたスピルバーグの1977年の映画は、ヒットしました。
今年は、どんな未知と出会うだろう?楽しみと短歌を作りました。
しかし、元日早々、能登で大規模な地震、羽田空港飛行機事故と、悪い事ばかり。禍福に一喜一憂せず、人間万事塞翁が馬と過ごせと言うことかもしれません。
https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/1e0df1ede41c690ac6e83981069b432b
二首目は、谷村新司さんは、昨年10月8日逝去されました。昨年、亡くなった人々の歌を冥福を祈りながら、YouTubeで聞いて居ました。
「遠くで汽笛を聞きながら~♪」
「何も~いい~事が~無かったこの街で~♫」
谷村新司さんの説明では、青函連絡船の汽笛とか。私の解釈では上野発の汽車をイメージして、良い思い出ばかりの故郷には帰れない、そう言う思いかなと短歌にしました。
汽車も汽笛も古い物となっているが、昭和も生きた私には、今も記憶の中で聞こえます。
https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/9559d50fa92eb512a5c9308f6114543f
三首目は、知り合いの方が、帰郷の際、お亡くなりなったお父様を思い出しながら、ふるさとの曲をピアノで弾いたと聞いて、その方の想いをイメージして作りました。
一般の方へは、定型で無いと短歌と分からないので、いつもそうします。
「潮騒残る」は、「潮騒残り」、新古今風「潮騒の音」と迷いましたが、変わって行く故郷、変わらない潮騒、そして思い出から残るにしました。「弾きて」の「て」は歌病だと思いつつ。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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suisenさんへ (ポエット・M)
2024-01-05 14:29:14
suisenさん こんにちは。
ご丁寧な年賀のご挨拶を頂きありがとうございます。
こちらこそ、本年もよろしくお願いいたします。

なお、出詠を取り下げたいとのコメントを頂きましたので、残念ですが
「水曜サロン」への掲載は控えさせて頂きます。
前回は、歌評をさせて頂きましたが、前回のsuisenさんのコメントを
踏まえ控えさせて頂きます。
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Unknown (1948219suisen)
2024-01-02 17:56:43
ポエット・M様、皆様あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

少し早いですが、今年最初の歌を出詠させていただきたいと思います。

時事詠として昨日の能登の地震を詠った歌です。

★短歌など詠ひてをれぬ地震(なゐ)は起き泣きつつ詠ふ短歌もあらむ

★記録する媒体としてある短歌東北大震災のときにも

★短歌には癒やしの力もありければ詠ひて癒やせ地震(なゐ)の後には

実は私が元旦に詠いました歌をお正月早々詠ったと批判された方がいましたが、私の師でもあった河野裕子氏は、どんなときにも、どんなことでも歌にするようにと言われていました。ですから、今回もすぐに昨日の地震を詠いました。歌には、寝かせて発表する作品もありますが、時を置かずに詠う作品もあってよいと私も思っています。

よろしくお願いいたします。
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自閑さんへ (ポエット・M)
2023-12-30 18:40:47
自閑さん こんばんは。
今年の最後となる「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。
新年最初の「水曜サロン」へ掲載させて頂きます。

谷村新司さんの歌は、アリスの時代から私達世代の心のよりどころでもあったと
思っています。
今回の短歌のテーマの「遠くで汽笛を聞きながら」も、あの時代の応援歌でも
あったと思っています。
特に、三番の歌詞「自分の言葉に嘘はつくまい 人を裏切るまい 
 生きてゆきたい 遠くで汽笛を聞きながら 何もいいことがなかったこの街で」
での詞が胸に刺さった記憶があります。

また、この歌は、心の葛藤を表現しているようにもとれます。遠くから聞こえる汽笛の音に、
故郷や昔の思い出を想起しますが、今住んでいるこの街にも愛着や居場所を感じて
なんとか踏ん張ろうとの想いも滲みます。
「帰れる」しかし、「この街にとどまる」という心の揺れも繊細に表現されていますね。
さらに、この歌は、心憎いまでに韻律も工夫されており、よみやすい歌となっています。
口語短歌で、歌の調べと十分な物語性が表現された学ぶべき詠歌と考えます。

谷村新司さんを始め今年亡くなった多くの皆さんのご冥福を改めて祈りたいと思います。
佳いお年をお迎えください。
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Unknown (jikan314)
2023-12-29 22:21:25
【短歌投稿】一首目
【詞書】YouTube短歌:「遠くで汽笛を聞きながら」を聴き、谷村新司さんの冥福を祈り
☆今遠くで鳴った汽笛の汽車に乗れば
    帰れる。。。

   でもこの街しか
【短歌説明】
谷村新司さんが、10月8日逝去されました。
2023年亡くなった人々の歌を冥福を祈りながら、YouTubeで聞いて居います。
「遠くで汽笛を聞きながら~♪」
「何も~いい事が~無かったこの街で」
そう言う思いかなと短歌にしました。
汽車も汽笛も古い物となっていますが、昭和も生きた私には、今も実体型の記憶の中で聞こえます。
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夕庵さんへ (ポエット・M)
2023-12-26 10:52:09
夕庵さん こんにちは。
ご丁寧なご挨拶を頂き恐縮しております。
こちらこそ、表現の不足から諸々ご心配をおかけし申し訳ありませんでした。

夕庵さんの雅な、また、心に沁みる短歌には多くを学ばせて頂きました。

おっしゃるように辰年は、活力旺盛で大きく成長し、形が整う年だと
いわれていますね。この活力にあやかり勢いのある、楽しいサロンに
して参りたいと思います。ご協力の程をよろしくお願い致します。

夕庵さんもどうぞ佳いお年をお迎え願います。
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Unknown (夕庵)
2023-12-26 09:23:42
おはようございます。
 ポエットM様
 水曜サロンの皆様、
今年一年楽しく勉強させていただき、ありがとうございました。
来る辰年も龍のごと勢いのあるサロンに期待しています。
どうぞよいお年をお迎え下さい。
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平和への想い (knsw0805)
2023-12-21 19:23:47
こんばんは。
いやあ丁寧なご挨拶恐れ入ります。

私は秘かにShouさんは何首目を添削にされるのかなと思っていました。そして私の目に狂いがなければ3首目を選択されるのではと思いました。それは私が選んだ狙いとShouさんの気持ちが一致していると思っていたからです。3首目の「火と鐘のまつり」は摩文仁の地でタイマツを手に平和への想いを胸に静かに新年を迎える祭りです。

「未だなお、ウクライナ、そしてガザで連日戦闘が行われている状況」と書かれていますが、双方に言い分があるにせよ、いつも戦争は老人男女、子供たち、一般人を犠牲にします。それを見ている私たちは耐えられません。

新しい年を迎えるにあたり、平和への気持ちを強く持ちました。「平和への誓いを胸に灯す火よ 摩文仁の丘をさらに照らせよ」心に沁みる1首です。

来年もよろしくお願いします。
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ポエット・Mさんへ (西BOO)
2023-12-21 17:25:28
今年は、「水曜サロン」に参加させていただく記念の年となりました。
短歌初心者の私を、引っ張っていただき感謝に堪えません。
今年は、大変、お世話になりました。
また、来年もよろしくお願い致します。
返信する
西BOOさんへ (ポエット・M)
2023-12-21 14:54:35
西BOOさん  こんにちは。
早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。
今年最後の出詠になりましたね。この一年本当にお世話になりました。

一首目の歌、「柳の下のどじょう」ではありませんが、山茶花に続いて寒椿が
自生してくれたら、言うことはありませんね。「一度あることは二度ある」とも
言いますから実現するかもしれませんね。そんなユーモアを感じさせる明るい
歌でもありますね。

二首目の歌は、未だ完治しない眩暈の緩解を、神棚に集中して祈っている
旨を詠んで頂きました。一日も早い回復を私たちも祈らせて頂きます。
そして、詩情に溢れた西BOOさんの写真に一日も早くお目にかかれることを
期待しております。

来年もよろしくお願いします。
返信する
Kenさんへ (ポエット・M)
2023-12-21 14:52:40
Kenさん こんにちは。
早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。
今年最後の出詠になりましたね。この一年本当にお世話になりました。
諸々のお手数をお掛けし、また相談にも乗って頂き感謝のしようがありません。

Kenさんのライフワーク「世界文化紀行」短歌より、今回も3首選択して頂きました。
「王子稲荷」「虹とスニーカーの頃」「摩文仁」と、何れもKenさんの深い想いが滲み
味わいのある歌と思います。
特に、三首目、「摩文仁・火と鐘のまつり」は沖縄戦の終焉の地、糸満市摩文仁にある
平和祈念堂で、毎年大晦日の晩22時から行われている年越し行事とのこと。

未だなお、ウクライナ、そしてガザで連日戦闘が行われている状況下。「砲弾が・・・
鉄の嵐となって降り注いだ」摩文仁の地で、「平和の火」を火種としたタイマツを手に、
平和の誓いが宣言され、平和への想いを胸に静かに新年を迎える祭り。
この祭りのもつ意味と、尊さが各地へと広がっていけばと考えます。
こんな思いを込めて、三首目の歌を添削させて頂きました。
★平和への誓いを胸に灯す火よ 摩文仁の丘をさらに照らせよ

来年もよろしくお願いいたします。
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Unknown (西BOO)
2023-12-20 12:00:55
こんにちは。
早速、二首出詠させて頂きたいと思います。

自生した山茶花の横 椿咲く 次 寒椿生えてこぬかな

自生した山茶花の横に椿が咲いているのを見て、今度は、寒椿が自生しないかと空想に浸り詠ませて頂きました。

病ゆえ氏神だけのお参りで 唯 神棚に祈りを込めん

眩暈が完治しないので、お参りは氏神様だけで、後は、神棚に全集中という現状を詠ませて頂きました。

よろしくお願い致します。
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短歌投稿 (knsw0805)
2023-12-20 06:51:36
Shouさん、おはようございます。
浅間山明鏡止水です。
短歌投稿します。

「詞書」23年12月18日から22日までの「世界文化紀行」短歌より3首選択しました。ご指導お願いします。

江戸百景「18景王子稲荷の社」より
「関八州稲荷の効験あらたかで 群衆賑わう初午祭り」

チューリップファイナルコンサート「虹とスニーカーの頃」
「あのころの白いスニーカー砂に埋めて もつれた糸はひきちぎられる」

日本の祭り・沖縄県「摩文仁・火と鐘のまつり」
「沖縄戦終焉の地摩文仁では たいまつに託す平和の祈り」
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