わが息子が、サタンに魅入られてから20日ほどになる。 思えば息子はその病気によって、2歳になる前から間断のない闘病生活を余儀なくさせられている。
だがさすがに、今回は天国に召されるかと覚悟をしないわけには行かなかった。 血液データはめちゃくちゃな値を示していたし、肝機能の数値も正常値の何十倍何百倍と云う、全くありえない数値を示していた。
その異常な数値はまっすぐ、多臓器不全への進行を予感させ、心筋梗塞も考えねばいけない数値であったのだろう。 病院の担当医は一言も『患者の危険性』には触れなかった。
父親一人、息子一人を前にしたら、何もいえないのが医師としてより人間として当然だったのだろうか・・・・ 。
息子のいろいろなデータが回復傾向の数値を示すにつれ、筆者にも少しばかりの気持ちの余裕が出始めている。 久々に、ネットでユーチューブの『カラオケ』を聞いている。
ネット記事を目で流していたら、東洋経済ONLINEが『テレサテン』についての『死後も10億人を魅了する魔力』と云う記事が有った。
筆者も、テレサテンの『想いで迷子』は好きで度々聞いている。 いつか、恥ずかしくないほど『お酒』を御馳走になって、心置きなく、情感を込めて歌ってみたい気がする歌である。
ユーチューブ: http://www.youtube.com/watch?v=BglETyu4qUE&list=PL3C5D631117862DE7
*** 以下引用 東洋経済ONLINE 3/28付 ***
http://toyokeizai.net/articles/-/13449
テレサ・テンの生誕60年を記念した特別展「追夢――永遠的麗君展」がいま台北で開催されている。
死後20年近くが経つにもかかわらず、われわれはテレサ・テンを忘れることができない。 甘くささやくような歌声を聴くと、不思議に心が切なくなる。 何というか、情緒の中枢神経を刺激されてしまうのだ。
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成人したテレサ・テンが長く暮らした香港では、テレサ・テンをほとんど香港人のような親しみを持って見ている。 1989年の天安門事件のとき、香港の群衆の前に立って抗議の声を上げた彼女を、香港の人々は毎年6月4日が来るたびに思い出す。
特別展の中で唯一の不満があったとすれば、テレサ・テンの人生の大きなターニングポイントとなった、天安門事件への抗議活動について触れていなかったことである。
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テレサ・テンという最強のコンテンツは今も色あせていない。 対立や矛盾に満ちたアジアの中で、ほとんど唯一と言っていいほど、各国の人間たちが安心しながら一致して思いを寄せられる「アジア共有の文化遺産」だといえる。 しかも、日本、中国、台湾、香港、東南アジアにおいて、それぞれ微妙な異なった形で足跡を残しているテレサ・テンについて各国人が語り合えば、立派な文化交流になるだろう。
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*** 以上引用 終 ***