日本の株主の、1/3が外資で有ると云う言葉をどこかで聞いた気がする。
実体生産業に、汗して携わる者が報われずに、不労所得者の所に益々、資金が吸い寄せられている。
江戸時代には、その生産量も少なく、海外からの食料品輸入も少なかったので、天候に左右された生産は、その多寡が激しく上下し、飢えて苦しむ庶民も多かったのであろう。
秋の野山のトレッキングで、下の様な立て札が有った。 事実関係については、調査のしようも思いつかないが、恐らくそれに近い様な事は、何処の田舎の村でも珍しい事では無かったのだろう。
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ー 山中神明宰 -
当地屋代郷一帯は、宝暦、明和、年間水害旱害、冷害で大不作でした。 それに天明三年の大凶作で餓死者も出るほどの不況でした。
この民苦と窮状を察して、当地代官、山中太郎右衛門が独断で上米蔵を開き施し米として郷土の村民を救いました。
代官幕府へ上申の為、江戸に旅立つ時 「一切の責任は我に有り、我もし帰らずば、念仏一遍も唱えてほしい」と申された。
山中代官の民情対する至誠は幕府当局を動かして、免租の恩命さえ下りました。
その恩を称して、安久津村、新宿村、竹森村、深沼村の村民が感激を後世に遺すべくの報恩碑です。
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話は、ガラッと変わりますが、ユーチューブの中にも思いもよらぬ、切れ者が居るものだと感心した映像に、出会いました。
ヨーロッパなら、グリムやアンデルセンのような、想像力にある種の輝きを感じる事が出来、またその言わんとするところは、人間の琴線に触れる様にまとめているように感ぜられます。
その、筆力には全く脱帽ですが、取り纏めの所とか、たとえ話に置き換えるとかの、もう一段高い所に登れば、作文家として大きく飛躍するのではないか・・・・?と云う感想です。
この作者の映像を何点か続けて見れば、一定の作文の癖が目に触り、なお一層の精進を期待したいところです。
忙しく、映像を続けることを考えず、擬人的に動物を登場させたりしたら、なお一層入りやすくなるような気がします。