住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

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泥舟・解散

2009年07月22日 | 日記
 
 麻生首相は任期切れ間近になって、7月21日衆議院を解散した。 この解散を成田憲彦氏(駿河台大学長、元首相秘書官)は、『泥舟解散』 と名づけた。 彼は、細川さんの秘書官だったそうなので、あるいは現政権に批判的な立場であるのかもしれません。

 泥舟とは、童話「カチカチ山」 において、悪い狸がおじいさんの作った作物を横取りしたり、石を投げつけたり、そして捕まえた狸にだまされて、縄を解いて自由にしたおばあさんを撲殺したり、そのおばあさんを食べてしまったりと、悪行の限りを尽くしました。 
それを聞いた白うさぎは、とてもかわいそうに思い、悪い狸を、ひどい眼にあわせることにしました。 柴を担がせ、背中に火をつけ、やけどに唐辛子を塗りこみ、最後には泥舟に乗せて、溺れさせてしまうものです。
**青空文庫・ http://www.aozora.gr.jp/cards/000329/files/18377_11982.html ***



 これを読み解くと、 自民党=悪狸、国民=おじいさん、おばあさん、民主党=白うさぎ、大体のキャストはこれで納得できるのですが、 ダニ的官僚はどこに嵌るのでしょう。 狸をあやつる狐でも登場しないことには、話は落ち着きません。
『青空文庫』とは、著作権の消えた名作をネット上に載せ、誰にでも読めるようにしたものですが、小林多喜二の蟹工船、夏目漱石の坊ちゃん、福沢諭吉の学問のすすめなどの国内物から、グリム童話集など一部国外の物もあります。
私の場合、“いますぐXHTML版で読む” で、ダウンロードし読んでいます。


 小林多喜二の蟹工船が、リバイバルで40万部が売れたとか、共産党入党者が増えたとか、マスコミで取り上げられているが、彼について調べてみると、やはりというか悲惨な体験をして亡くなっていることが分かる。
しかし、今の時代の共感を得るということは、何処か遠い世界の出来事ではなく、身近に同じような、あるいは似たような、貧困状況があるからだろう。  一億総中流社会から一転、コイヅミ氏以降格差社会へと転がりだした日本、なにやら戦前の怖い時代が迫っているような感じがする。

 結局、彼は特別高等警察(特高)にその作品の拷問描写から、憤怒を買い拷問死させられることとなった。 (ウィキによる記事)の要約を少し続けるが、特高係長中川成夫の指揮の下、寒中丸裸にし、須田と山口が握り太のステッキで打ってかかった。 翌日遺族に返された遺体は、全身が拷問によって異常に腫れ上がり、下半身は内出血でどす黒く腫れ上がっていた。 そして、特高を恐れて、どの病院でも解剖を断ったとある。  なお、小林多喜二死亡時の責任者は、特別警察部長安倍源基、その部下であった特高課長毛利基、警部中川成夫、警部山県為三の三人が直接手を下している。

 裸で、大騒ぎをした『草薙』君、 警察が家宅捜索を行ったの意味が、いまだ私には理解できないし、これってこれからの政治犯への対応の準備? 警察だけでなく裁判所の許可が出なければ、出来ないはずだし・・・・・。 法的には知りませんが、一市民として納得できないものがあります。 裁判所が軽くなった表われとも思えます。 国策捜査の疑念もわいている現在、 これも国策捜査・・・? 


おかしいと思ったことを、おかしいと言える日本。  政権の癒着は、政権交代で、内部情報をさらすのが、ベターという結論である。

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