8月になると戦争関連の番組が増える。
戦争はよくない、核兵器はよくない、とみんなが言っているけれど
ウクライナや、その他の地域で起きている紛争を止めるような停戦協議などの具体的な動きがなくて虚しい。
共通の敵を認識できると、国同士でも個人でも、容易に団結する。
核兵器の話になると、ウクライナ侵攻後にその使用をチラつかせていたロシアが取り上げられるのは当然ではある。
しかし、その他にも核兵器を持っている国はあるではないか。
あちらが持つならウチも持つ、という核抑止力論で、無くなりそうもないのだが
使用せずともその脅威におびえるならば、保有している全ての国が世界平和を乱しているといえないだろうか?
ロシアと同じくらい保有しているアメリカは本当に世界平和を望んでいるのかと言えば
それはきっとアメリカが世界一強い国だと誇示しうる状況で、という条件付きのような気がする。
そして唯一の被爆国でありながら核拡散防止条約に参加しない日本。
今、日本政府がやっている事と言えば、ただ平和を願うとか祈るとかのみであり、
核兵器を減らそう、無くそうと能動的に世界に働きかけることでは無い。
情けなさ過ぎる。
ドイツなど、核保有国でもオブザーバーとして参加している国があるというのに。
実際、条約に「参加します!」と言ったらアメリカは圧力をかけてくるのだろうか?
「じゃあ何かあっても守ってやらないよ」というのなら、それは具体的にどういうことになるのかなぁ。
例えば、日本国内の米軍基地が減るの?いや・・減らないよなぁ。
今なら、もし他国から攻撃されたら本当に米軍が守ってくれるの?
一応そういう事になってはいるけど・・・。
現在のウクライナを見ているかぎり、やっつけてくれるわけではないし。
ウクライナはNATOではないけれど、こうなった背景にはNATOの拡大が要因のひとつなのに。
少し前に「ワイド!スクランブル」というTV番組で杉村太蔵がアメリカにも責任があると言ったら
よく解説で出てくる駒木さんっていう専門家が「(アメリカではなく)プーチンの責任だ!」と
ビックリするくらいめちゃくちゃ怒ってたなー。
いや、太蔵もそんな事はわかってるよ。
誰がどう考えたってプーチンが悪いに決まってるよ。
だけど、それだけで終る話じゃないじゃん。
ロシアの肩を持つとか、アメリカに責任を押しつけるとかじゃないんだけどなー。
太蔵の持論が正しいかどうか私にはわからないけど、現実問題、ウクライナの被害が続いているワケで。
そういう状況下で、ただただプーチンが悪いと言ってウクライナに武器供与をし続けることが、正しいのかどうか?
停戦請負人と呼ばれる伊勢崎賢治のツイッターを時々見ている。
ゼレンスキー大統領が、本来ならば命を守るべき国民を戦わせているのを批難していた。
ウクライナがんばれ、負けるな、と大合唱している地上波のTVには出ない、とも書いていた。
日本は停戦のために他国と協力すべきである。停戦と降伏は違う、とか。
この戦争がアメリカとロシアの代理戦争だときっぱり言っている。
そして、代理戦争というのは当事者がそうとは思っていない・・みたいな事も。
停戦のためには悪魔と握手をしなければならない、とも。
一応書きますけど、もちろん伊勢崎さんだってロシアが全面的に悪いという前提で、
その上で戦い続けるより、まずは一刻も早く停戦をすべきだと言っているのだ。
侵攻が始まって間もなく見たTVで、伊勢崎賢治ではないけれど、
国同士の交渉?停戦なんかにも関わるのかな?国連かな・・
うろ覚えだけど、そういう交渉人みたいな人が出演しているのを見た。
その人も「悪魔と握手」的な事を言っていたなぁ。
自分の思う方に交渉を進めるには頭を下げる事くらい何でもない、みたいな事を。
国同士の場合、それをジャマするのは世論とかプライドとか次の選挙とか色々あるんだろうけど
その多くは政治家の都合のような気がしてしまう。
戦争を始めるのも続けるのも、国民のためではなく、政治家が政権を維持するための方が大きくないっすか!?
プライドって持つべきだけど、場合によっては捨てるべきだよなー。
すごく難しいけど。
世界平和ってどういうコトだろう。
一つ一つの国の、政治とか経済とかエネルギーとか歴史観とか様々な事情はみんな違う。
だからそもそも全く不平等で、そう考えると世界が平和になるってとてつもなく難しいのでは・・・。
だからこそ少なくとも個人のレベルでは平和でいたい。
身近にロシア人がいたら仲良くしたいなーと思っていたところ、出会いましたよ、三島市内の某アイリッシュパブで!
某って言っても、アイリッシュパブは多分一軒だけど。
外国人のお客さんが、ロシア出身だというではないか!!
私は迷わず着ていたTシャツを見せて話しかけましたよ。
これは「軽野造船所」という面白い屋号で、歴史講座などをしている人が作っているTシャツです。
伊豆とその周辺の歴史をデザインしたもののひとつで、「Friendship on HEDA」というタイトル。
1854年に下田に来ていたロシアの船、ディアナ号が津波で壊れ、戸田で修理をすることになりました。
途中で船は沈んでしまいますが、地元の人々により乗組員は助けられます。
更にディアナ号に代わる船を、ロシアの技術者に教わりながら日本の船大工が作り、
無事にロシアに帰る事ができました。
外国人なんて見たことがない時代に、小さな漁村である戸田の人々が
ロシア人を助けたりもてなしたり、その後も交流を続けていたなんてステキだなー。
お店に来ていたロシア人も、ヘダ号の事は知っていて戸田に行ったこともあるそうな。
今の戦争の事をどう感じているのかなと気になりながらも、初対面でそういう質問もしづらいなぁと思っていたら
戦争には反対のようでホッとしたりして。
どこの国の出身かは関係無く、日本にいる人とは仲良くしたいな。
日本って良い国だな、平和で良いな、と思ってもらいたい。
かつて戸田の人々とロシアの船乗りが仲良くなったように。
経済やエネルギーや共通の敵で国同士は関係性を深めるのかもしれないけれど、
個人と個人を繋ぐのは人の気持ちだよなー。
きずな、思いやり、尊敬・・そんな言葉も素晴らしいけど
気軽に親しくしてみる・・そんなコトで良いんじゃないかなー。
あ、ちなみに私は日本語しか話せないし、実は社交的でもありません。
そんな私でも、ロシアの人と話すキッカケを作ってくれた軽野造船所のTシャツに感謝でございます。
戦争はよくない、核兵器はよくない、とみんなが言っているけれど
ウクライナや、その他の地域で起きている紛争を止めるような停戦協議などの具体的な動きがなくて虚しい。
共通の敵を認識できると、国同士でも個人でも、容易に団結する。
核兵器の話になると、ウクライナ侵攻後にその使用をチラつかせていたロシアが取り上げられるのは当然ではある。
しかし、その他にも核兵器を持っている国はあるではないか。
あちらが持つならウチも持つ、という核抑止力論で、無くなりそうもないのだが
使用せずともその脅威におびえるならば、保有している全ての国が世界平和を乱しているといえないだろうか?
ロシアと同じくらい保有しているアメリカは本当に世界平和を望んでいるのかと言えば
それはきっとアメリカが世界一強い国だと誇示しうる状況で、という条件付きのような気がする。
そして唯一の被爆国でありながら核拡散防止条約に参加しない日本。
今、日本政府がやっている事と言えば、ただ平和を願うとか祈るとかのみであり、
核兵器を減らそう、無くそうと能動的に世界に働きかけることでは無い。
情けなさ過ぎる。
ドイツなど、核保有国でもオブザーバーとして参加している国があるというのに。
実際、条約に「参加します!」と言ったらアメリカは圧力をかけてくるのだろうか?
「じゃあ何かあっても守ってやらないよ」というのなら、それは具体的にどういうことになるのかなぁ。
例えば、日本国内の米軍基地が減るの?いや・・減らないよなぁ。
今なら、もし他国から攻撃されたら本当に米軍が守ってくれるの?
一応そういう事になってはいるけど・・・。
現在のウクライナを見ているかぎり、やっつけてくれるわけではないし。
ウクライナはNATOではないけれど、こうなった背景にはNATOの拡大が要因のひとつなのに。
少し前に「ワイド!スクランブル」というTV番組で杉村太蔵がアメリカにも責任があると言ったら
よく解説で出てくる駒木さんっていう専門家が「(アメリカではなく)プーチンの責任だ!」と
ビックリするくらいめちゃくちゃ怒ってたなー。
いや、太蔵もそんな事はわかってるよ。
誰がどう考えたってプーチンが悪いに決まってるよ。
だけど、それだけで終る話じゃないじゃん。
ロシアの肩を持つとか、アメリカに責任を押しつけるとかじゃないんだけどなー。
太蔵の持論が正しいかどうか私にはわからないけど、現実問題、ウクライナの被害が続いているワケで。
そういう状況下で、ただただプーチンが悪いと言ってウクライナに武器供与をし続けることが、正しいのかどうか?
停戦請負人と呼ばれる伊勢崎賢治のツイッターを時々見ている。
ゼレンスキー大統領が、本来ならば命を守るべき国民を戦わせているのを批難していた。
ウクライナがんばれ、負けるな、と大合唱している地上波のTVには出ない、とも書いていた。
日本は停戦のために他国と協力すべきである。停戦と降伏は違う、とか。
この戦争がアメリカとロシアの代理戦争だときっぱり言っている。
そして、代理戦争というのは当事者がそうとは思っていない・・みたいな事も。
停戦のためには悪魔と握手をしなければならない、とも。
一応書きますけど、もちろん伊勢崎さんだってロシアが全面的に悪いという前提で、
その上で戦い続けるより、まずは一刻も早く停戦をすべきだと言っているのだ。
侵攻が始まって間もなく見たTVで、伊勢崎賢治ではないけれど、
国同士の交渉?停戦なんかにも関わるのかな?国連かな・・
うろ覚えだけど、そういう交渉人みたいな人が出演しているのを見た。
その人も「悪魔と握手」的な事を言っていたなぁ。
自分の思う方に交渉を進めるには頭を下げる事くらい何でもない、みたいな事を。
国同士の場合、それをジャマするのは世論とかプライドとか次の選挙とか色々あるんだろうけど
その多くは政治家の都合のような気がしてしまう。
戦争を始めるのも続けるのも、国民のためではなく、政治家が政権を維持するための方が大きくないっすか!?
プライドって持つべきだけど、場合によっては捨てるべきだよなー。
すごく難しいけど。
世界平和ってどういうコトだろう。
一つ一つの国の、政治とか経済とかエネルギーとか歴史観とか様々な事情はみんな違う。
だからそもそも全く不平等で、そう考えると世界が平和になるってとてつもなく難しいのでは・・・。
だからこそ少なくとも個人のレベルでは平和でいたい。
身近にロシア人がいたら仲良くしたいなーと思っていたところ、出会いましたよ、三島市内の某アイリッシュパブで!
某って言っても、アイリッシュパブは多分一軒だけど。
外国人のお客さんが、ロシア出身だというではないか!!
私は迷わず着ていたTシャツを見せて話しかけましたよ。
これは「軽野造船所」という面白い屋号で、歴史講座などをしている人が作っているTシャツです。
伊豆とその周辺の歴史をデザインしたもののひとつで、「Friendship on HEDA」というタイトル。
1854年に下田に来ていたロシアの船、ディアナ号が津波で壊れ、戸田で修理をすることになりました。
途中で船は沈んでしまいますが、地元の人々により乗組員は助けられます。
更にディアナ号に代わる船を、ロシアの技術者に教わりながら日本の船大工が作り、
無事にロシアに帰る事ができました。
外国人なんて見たことがない時代に、小さな漁村である戸田の人々が
ロシア人を助けたりもてなしたり、その後も交流を続けていたなんてステキだなー。
お店に来ていたロシア人も、ヘダ号の事は知っていて戸田に行ったこともあるそうな。
今の戦争の事をどう感じているのかなと気になりながらも、初対面でそういう質問もしづらいなぁと思っていたら
戦争には反対のようでホッとしたりして。
どこの国の出身かは関係無く、日本にいる人とは仲良くしたいな。
日本って良い国だな、平和で良いな、と思ってもらいたい。
かつて戸田の人々とロシアの船乗りが仲良くなったように。
経済やエネルギーや共通の敵で国同士は関係性を深めるのかもしれないけれど、
個人と個人を繋ぐのは人の気持ちだよなー。
きずな、思いやり、尊敬・・そんな言葉も素晴らしいけど
気軽に親しくしてみる・・そんなコトで良いんじゃないかなー。
あ、ちなみに私は日本語しか話せないし、実は社交的でもありません。
そんな私でも、ロシアの人と話すキッカケを作ってくれた軽野造船所のTシャツに感謝でございます。