シュルイのブログ「エコ魂」

スケールの大きい小心者のこの私。地球の未来を憂いて早四半世紀。地域活性と持続可能な社会を目指す日々を綴ります。

江戸に学ぶエコロジー講座

2011年03月31日 | 江戸エコ

東日本大震災という大変な災害が起きてもう20日が経ちました。

TVで見る被害の大きさに、ただただ驚くばかりで
出来る事と言ったら、お店のレジ横にある募金箱に時々小銭を入れたり
たまたま家にあって、役立ちそうなモノを救援物資として寄付したり。

あ~そうだ、その他にできる事は節電!!

三島市ストップ温暖化推進員として地球温暖化防止のために講座をやっております。
ワタシの講座は今のところ、
「主婦必見!節約エコ家事講座」と
「江戸に学ぶエコロジー講座」のふたつ。

先週も「江戸エコ講座」をやってきました。
震災による停電や、計画停電などにより、
人々の節電意識は今とても高まっていて、
熱心に聞いていただきました。

夏には電力が相当足りなくなりそうですが
うーん、これは今から色々な対策が必要ですね。
サマータイムを導入するという案もあるそうな。

江戸時代は日の出と日の入りに合わせた不定時法で、
日が昇れば活動し、日が沈めばお休みなさい。

真夏ならそうだね~8時くらいにやっと暗くなるもんね。
ハイ、そしたらもう、いっそのこと照明は使わない!!
電気つけなきゃならないくらいに暗くなったら寝る!!
よしっ、照明の分の節約はOK!

問題はエアコンなのよね。画面上にある絵は
うちわで出来た扇風機みたいなモノですが
時代劇にだって出てきやしないのは、涼しくなかったんでしょうね。
たぶん、普通にうちわとしてあおぐ方が涼しいだろうなぁ。

江戸の夏の風物詩はうちわに風鈴、金魚に朝顔、プールはないけど行水したり、
夕方になりゃ橋や船から花火を見たり。
エアコンはないけど、温暖化もないしヒートアイランドもないから
打ち水でもして風に当たれば、もうじゅうぶん涼しい。

江戸時代には戻れないけど、ヒントはいっぱいあるし
ほんの少し前まではエアコンなんて贅沢品だったよね。

エアコンがあるからこそ、
「エアコンがなきゃ快適に過ごせない夏」になってしまったのかも。

「エアコンありき」の家、施設、町、乗り物。
色んなモノが、そーゆー設計。

けど人は順応するし、工夫もする。
エアコン使えませんよ!!
ってわかってれば、な~~んか上手いコト乗り越えてしまう知恵が働くんじゃないかな、
とは楽天的すぎるよねぇと思いつつ、希望としてそうあってほしい。

ちなみにウチはエアコンないよ!!




生えてるモノを揚げて食べる

2011年03月04日 | Weblog

先日の日曜、三島フォレストクラブ内の「里山プロジェクト」の一環で
里山にて天ぷらを揚げて食べました。

「里山プロジェクト」でフィールドとして使っているのは
山田川のそばの段々畑でございます。
そこにカセットコンロを持ってきて他の会員さんが揚げてくれたんですが
まぁ天ぷらって簡単に出来るもんなんだなぁとしみじみ。

私なんかまったく無精者で、揚げ物なんて家でもしないとゆーのに
野外でパパッとできちゃうんですね。
(といってもワタシは途中参加でちょっとだけ手伝って食べただけだけど)

揚げた食材は主にフィールド内である里山に生えてるモノ。

ヨモギ。
ノビル。
フキノトウ。
ハコベ。

野草ですね。

それから、会員さんが自宅で作っているシイタケ。

そして、揚げてる人が「これニンニクじゃない?」
と言って足元から引っこ抜き、土を払って皮をむき、
そのまま素揚げにしてました(笑)

以前に畑に植えようとして落として根が生えたよーです。

塩をつけて食べましたが、どれも美味しかったです。

野外で何か作って食べようなんて言うと
支度が面倒くさそうなイメージがありますが
そうでもないし、その辺に生えてるモンなら
買い出しの必要もない。
気軽にできるアウトドアクッキングでした。

まぁ同じ植物でも住宅地だと
犬のオシッコかかってないだろーかとか心配だったり
人の土地のものだと勝手に採るワケにはいかないけれど
「野草を食べる」ってのは流行っているようですね。

岡本信人も野草を食べる俳優として有名だし。

ワタシは以前から雑草って(草むしりとして)
あんまり取らなくても良いんじゃないかなぁと思っておりました。
まぁ荒れ地にしておくと良くないコトも色々あるんで、
一切とらずに良いワケじゃないんですけどね。
外来種がスゴイ勢いで繁殖したりとか、
いかにも「放ったらかし」だと防犯上よろしくないとか。

けど、地区の奉仕作業なんかやると、
とにかく生えてる野草を全部根こそぎ取っちゃったりするでしょ・・・。
それがちょっとね・・・
「生やしておいてやろーよ」みたいなね。

人間って開発はするけど、元に戻すコトってあんまりしないでしょ
日々、歩いていて土の所がどんどん減っているな~っていつも思います。
広くても狭くても、土があれば草が生えて花が咲いて
「あ~カワイイな~」なんて思っていると、
ある日急に舗装されてアスファルトになってしまってる。

そーいうのを見るたびに
あ~、どこまで土を失くせば気が済むのだろうか・・・とか思ってしまう。
それがワタシの「スケールの大きい心配性」である所以である。

たま~~~に、アスファルトで全部覆ってしまうのではなく
縞模様みたいにして芝生と半々にしている駐車場があるんですよね。
アレはスバラシイなぁ!!

やっぱ工夫次第で緑を守るコトは出来るんですねぇ!

土の地面があるという事は雨水を吸収したり
植物は二酸化炭素を固定化してくれるし
温暖化を防ぐ効果もあるし
植物だけじゃなく昆虫やら色んな生物の居場所にもなって
生物多様性を守る事にもなるし
色々良いことがあるんですねぇ。

都会のアスファルトを半分、は無理としても
例えば4分の1くらい土にできれば
ヒートアイランド現象は解消、あるいは軽減できないかしら
とか素人考えをしております。

ところで話は里山にフォレストクラブの里山に戻りますと
今、小屋というか、あずまやみたいなのを会員の有志で建てております。

これからは一般の人もこの里山に来ていただきたいっつ~コトもありまして。

里山プロジェクトは、その保全が目的です。
そのためには多くの人に里山に来て、楽しんでもらわねば。
3月は19日の土曜日に竹を使ってバームクーヘン作りをします。
詳しくは後日。