シュルイのブログ「エコ魂」

スケールの大きい小心者のこの私。地球の未来を憂いて早四半世紀。地域活性と持続可能な社会を目指す日々を綴ります。

仮面の告白

2008年01月30日 | Weblog
前回に引き続き、マスクの写真。
今回はガーゼの衛生マスクです。
ここ数年、インフルエンザが猛威を奮っていたり
花粉症でマスクをしている人などを多く見かける様になりました。
モノというのは需要が増えると、それまで実用一辺倒だった商品に
遊び心が加わったりしてバリエーションが広がります。
ドクロ柄のマスクというのも健康に良いんだか悪いんだか(笑)

さて、前回の「『仮面』という響き」では
途中からナゼか恐ろしくアホな話になってしまいましたが
本当はそんなコトを書こーとしてたのではないのです!!
「仮面」から三島由紀夫の著書「仮面の告白」を連想し
三島と言えば自衛隊、
そして前々回の世界平和への道のりについて更に考えたかったのです。

まぁ昨日の話もこの上なく平和な話だったのですが。

前々回の「平和のためのバックキャスティング」に
コメントを寄せていただきました。

以下、ちょっと抜粋して引用させていただきます。

>浜松に居たときも、御殿場に居るときも
>自衛隊の基地が近くにあるので、身近に感じられるのですが、
>基地の中を見学できるとか、基地の中の建物の屋根を自衛官が塗り替えているとか、
>大工仕事をしているとか、戦車の整備をしているとか・・・・・

あ~そうか~。
自衛隊って色んな技術を持ってるんだなーと改めて感じました。
うーむ。
そうすると「平和のためのバックキャスティング」で書いた

>最低限の防衛のみの能力とし、
>実質的には災害時におけるレスキュー隊の様なかたちにする。

に加えて、被災(天災と戦争などの人為的な災害の両方)した土地での
救済活動や復興の為の支援や指導など、幅広い国際貢献も入れると良いですな!!

ん?サマワではそういった事をしていたんだっけ?
サマワでの活動も、現地の人の役に立ったとは思うけれど
それに使った莫大な金額と、その活動がその後どの程度
生かされているのかという成果などを考えると
ちょっとモヤッとしてしまいますな。

色々問題があるとしたら、それは自衛官ではなく
政府の責任なんだよね・・・。

そーいったコトを思うと、自衛隊の持ってる様々な能力を
活かせないってのは勿体ないなぁと強く感じます。
だって、実際にサマワで活動した自衛官一人一人は
本当に現地の人々の役に立ちたいという気持ちを持っていたはずだから。

戦時下での活動だからその内容を政府が決めるのは当たり前なのだろうけど
「国際貢献」として行くのだから現地の自衛隊が
ここはこういう支援が必要だ、とかこの土地にはこの技術を教えたら
生活に役立つな、とか臨機応変に動けたら良いのになぁと思う。

あと、当時ニュースを見ながら迷彩服じゃなくて
作業着、ジャージとかツナギを着ていけば良いのに!!って思ってました。
やっぱり実際に戦争が起こっている国なんだから
「支援」とはいえ戦闘服を着ていったら反感を持つ人がいるのは容易に想像できる。
せめてどんな服装で行ったらいいか、なんてのを実際に現場に行く
自衛官が決められれば良いのになぁ。

「国際貢献」とは何なのだろうか。
もちろん色々な形があるけれど
以前見たTV番組が素晴らしく印象深かった。

残さなくてはならないとわかっていながら
生活のために使う薪として木を伐採し続ける
アフリカかどこかの地域。

その番組で森林破壊についてどの程度紹介していたか覚えていないが
木を切るという事は単純に木が減るにとどまらない。
生態系が崩れ、切った木以外の植物も減り、
そこに生息する生き物も生きられなくなる。
動植物が減ると人間の食べ物も減る。
木が無くなると山崩れや土石流、洪水、暴風の原因にもなる。
災害時は被害が増大するし
二酸化炭素を吸収してくれる木が減るのは温暖化を加速させる。

しかしこの土地の人々にとっては地球規模の被害よりも
木を切らないことには食事をする事すら出来ないのだ。

元々森林が減少したのは日本など先進国への輸出が大きい理由である。
それも現地の人がお金のためにどうぞどうぞと差し出したワケではない。
他の国の業者が、大規模に伐採した結果であり
伐採の許可を出すのはそこで生活する人々ではなく政府の役人である。

自給自足で暮らしてきた途上国の土地の人が
それまでと同じように暮らしていけなくなるのは
先進国の経済活動が引き起こした地球規模の変化による原因が多い。

TVに話を戻すがその土地の人々が火を使う時は
石を並べたところで焚き木をする様なやり方であった。
そこに、少ない薪で効率よく火を使えるかまどを作りに
昔ながらの技術を持った日本人の職人が行ったのである。

大きな設備や最新鋭の器具が無ければ作れないようなモノでは意味がない。
だから「昔ながらの」なのである。
日本で使っていた材料が無い場合はそれに替わる材料を現地で調達する。
実際に使ってみてうまく利用できなければ
ちょうど良い材料が見つかるまで何度も試す。
道具も現地にあるもので作る。
そして職人さんが帰った後も現地の人が自分達だけで
作れるよう、一緒に作業するのだ。

そうして試行錯誤して出来たかまどは薪の量が今までの3分の1で済むというものだった。

その他には子供達が勉強したり絵を描いたりする紙を作る紙漉き職人
カンボジアで汚い池の水を飲んで生活する人々のために井戸掘り職人など。

いずれも、かかったお金も日数もわずかであり、
現地の人々がその技術をしっかりと受け継いでいる。

国際貢献とはこういう事ではないだろうか。
莫大なお金をかけるとか、その時だけお祭り騒ぎの様に盛り上がって終わりなのではなく
その土地の人々が豊かな生活をその時だけでなく
ずっと続けていく為に何をすべきか。

あの人達が来てから生活が変わった、楽になった。
そうならなくては。
行く方ばかりが満足していてもしょうがないのである。

戦争、紛争、平和、防衛、国際貢献・・・
この様な「国単位」の活動の裏に隠された
人間ひとりひとりの生活に目を向けたいものですね。

「仮面」という響き

2008年01月29日 | Weblog
シュルイの新入荷!レスラーマスク!!
誰もが一度は着けてみたいと思う、レスラーマスク!
被るときっと自分が強くなった気になる、レスラーマスク!
詳しくはこちら

マスク・・・日本語では仮面。
「仮面」というと一気に怪しげな雰囲気になるのは不思議ですねぇ。
背徳のニオイがします!!
仮面を被ってどうしようと言うのだ!!
仮面舞踏会ってホントに踊るだけなんですか?
それとも、その後に何かするんですか!?
それってどんな事なんですか!?

仮面舞踏会と言えば私の年代で思い出すのは少年隊の歌。
改めて歌詞を読むと背徳とはならないが、なかなかオトナの内容である。
シブガキ隊なんてのもジャストな世代なのだが
「バージンショック」という歌があった。
え~とこの歌詞は・・・と調べようとしたら
なんと題名の表記はカタカナでもアルファベットでもなく

「処女的衝撃!」

であった。
う~む、80年代!
今となってはギャグである。

その歌詞もやはりそーいったコトを歌っている。
ま、歌のテーマなんてのはそーいうのを含んでいるのが多いので何てコトはないのだが
「バージン」の意味も知らずに「ヤックンかっこいいなー」などと思いつつ
「ショック、ショック、ショ~ック!バージンショ~~ック!!」
と朗らかに歌う小学生だったワタシ。
ワタシに限らず、シブガキ隊ファンのコドモ達が歌っていたのである。
オトナはどう思ってたんでしょうねぇ(笑)
特に大人にとがめられたりした覚えはないなぁ。

思えばこの80年前後というのは
若者の性がテーマになっているものが多かったかも。
金八先生の「十五歳の母」に始まり、
ドラマの「毎度おさわがせします」やら「夏・体験物語」やら。
中山美穂のデビュー曲なんて「C」だもん。
Cという言い方もかなり懐かしいが(笑)
今、ウィキペディアで「毎度・・」のページを見たら
度肝を抜かれました。

第一回放送のサブタイトル

「こんにちはポコチン」

ですって。

PTA的に「なんざましょ!!」とは思わないが
単純に「え~~~~~~っ!?」。

ちなみに最終回は

「走れポコチン」

どーなんすかね。
道徳うんぬんより、ネーミングセンスとして。

当然ながら(笑)人気ドラマとなり、第2シリーズも放送される。
第一回のサブタイトルは

「ポコチン元気です」

中盤の第八回は

「ハローぽこちん」

最終回は

「羽ばたけポコチン」

・・・・・なんとも平和である。
っていうかバカですね~。

「ハローぽこちん」に至っては「こんにちはポコチン」とかぶるではないか。

カタカナをひらがなにしてるけど。
それならば、漢字の当て字もあったらパーフェクトなのに、惜しい!!

「押忍!歩固珍」

とか。

『こ』という漢字は数ある中から選びました。

そうすると、アルファベット表記も欲しいですね。

「Hello! POKOCHIN」
あるいは
「Hello! POKOTIN」

後者にすると発音は「ポコチン」ではなく「ポコティン」である。

ポコティン。

我ながら、アタマ悪過ぎですね。
偏差値?マイナス50くらいです。

・・・一体、私は何を言いたいのでしょうか?

・・(考え中)・・・あっ、そうそう!
そーいう明るくて大らかでアホ丸出しの時代だった、と言いたかったの。
それが80年代。
バブルへの助走期間だったと思うと感慨深いモノがある。
そりゃ~ボディコンのお姉さんがパンツを見せながら踊るワケですよ。

その後、バブルは崩壊して未だに日本経済低迷中で
社会問題がうんざりするほど続々と出続けるワケですが。

まぁ何事も節度が大事というコトでしょうか。
ホント、今の若者に申し訳無いですよ。

平和のためのバックキャスティング

2008年01月28日 | Weblog
画像はアメリカ軍の弾薬を入れるためのアーモカンというもの。
詳しくはこちらをどうぞ。
軍の放出品はシュルイが開店した頃から扱っていましたが
9・11の事件が起こり、アメリカとイラクの戦争が始まってから
戦争に関わるモノで商売をするのに疑問を持ってしばらく仕入れていませんでした。

ですが最近になり
使用済みのモノはリサイクル、という意味があること、
未使用のモノならばそのまま処分されるより
商品として流通させるコトも、もちろん環境にも良いこと、
もともと、その質実剛健な「モノ」自体が好きで扱っていたので
「雑貨」としてまた売りたくなったこと
等の理由で、再び取り扱うようになりました。

実際、かつて共産圏だった頃のモノらしいチェコからの放出品なども多く
そういったモノをこうして売れるというのは、
それは今が平和であるというひとつの形なのだとも思えるし。

ちなみにアメリカ軍のモノは9・11以降は非常に入手しにくくなっているらしい。
軍の情報になりうるモノは出したくない、というコトなのだとか。
写真のアーモカンは実際、かなり久しぶりのアメリカ軍モノです。

さて。
昨日のブログで「バックキャスティング」と「フォアキャスティング」
という考え方について書きました。
で、夜帰宅してからNHKスペシャルの
「日本とアメリカ 深まる日米同盟」を観ました。

主にミサイル防衛、集団的自衛権、イラクでの給油活動を巡っての
日米同盟の今を紹介したワケですが。

それを観ながら世界が平和になるにはどうしたら良いのかな?
とバックキャスティングで考えてみました。

目指すべき成功した状態は
○世界のどこにも戦争や紛争が無く、平和である

この状態にするにはどのよーな過程が必要なのだろーか?

○憲法9条の様に「戦争をしない」と世界各国が法的に定めたらどうだろうか。

でも武力を持っていたら攻撃する可能性があるから、その前に

○各国の軍隊を最低限の防衛のみの能力とし、
 実質的には災害時におけるレスキュー隊の様なかたちにする。

でも現状で戦争や紛争に参加している国が
軍縮するコトなど不可能だから、その前に

○世界で起きている戦争、紛争を集結する

それには

○日本など、憲法で非戦を謳っている国や
 世界に27カ国もある軍隊を持たない国、
 スイスなどの5つの永世中立国が
 新たな同盟を組み、各地の戦争、紛争を止めるよう呼び掛ける。

こんなプロセスでどうかしら・・・。
今書いたのを逆の順番で実行していくワケです。

で、今の状態はやっぱ「フォアキャスティング」で物事を進めているな、と感じます。

テロが起きた

テロの主犯と大量破壊兵器が存在すると思われる国を攻撃する

テロリストがやっつけられて世界に平和が戻る

こんなシナリオだったのでしょうが
そんなにうまくいくはずも無く・・・

実際には

テロが起きた

テロの主犯と大量破壊兵器が存在すると思われる国を攻撃する

テロの主犯も大量破壊兵器も見つからず、
多くの一般の国民が被害に合う

戦争による死亡者、負傷者、家を失うなどの戦争難民が増え
反米感情が高まる

新たなテロリストが生まれる

テロが起きる

以下繰り返し

なのではないだろーか?

アメリカは相手国を徹底的に叩きつぶせば国の体制が崩れて民主化し、
平和になると思っているみたいだけど
平和って本当にそうなりたいと思わなければ無理なんじゃないだろーか。

日本が平和なのは、そのキッカケは原爆投下であったかもしれないけど
「原爆が平和をもたらした」とは誰も思っていないハズで。

その後、戦争のない平和な時代が続いたのは
「もう戦争はこりごりだ、平和が良い」って
みんなが思ってたからじゃないかなぁ。
ま、経済発展したとか他にも理由はあるんだろーけど。
その経済発展だって教育が基盤にあって
教育の中で「もう日本は戦争しない国になったんですよ」
って子供達に教えたりしたんだから
やっぱり「平和を願う気持ち」が日本国民の中に根付いたって事なんだと思う。

で、日本が他国を攻撃する事はもちろん無く
他国に攻撃される事もなかったのは
アメリカが守ってくれたからじゃなくて
そういう、平和を願う気持ちを持った国なんだって事を
他の国が知ってるからじゃないかなぁ。

最後に。

戦争がない世界なんて陳腐な理想主義だ
って言いたい人もいると思う。

でも。

戦争でいつも勝ち続けたり、自分の身の回りに被害が起きないでいる、と
思いこんでいる事こそが理想主義なんじゃないかなぁ。
本当に戦争に巻き込まれたら
「戦争なんてするもんじゃない!」って誰もが感じると思う。

NGワード「粛々と」

2008年01月27日 | Weblog
シュルイがある通りは商店街なのでアーケードがある。
とぎれとぎれだし超古い。

今日、出勤したらとなりの食堂の前の柱が曲がってた。
アーケードの屋根が崩れ落ちそうです~。
ジャッキみたいなモノで支えてました。

そりゃ、雨の日は便利ってのはわかるけどさ。
ひどすぎるよ、あのアーケードは。
サビだらけだし、ボロボロだもん。
さびれた商店街がますますわびしいわ。

コレは「アーケード」というモノだけでなく、
このままではいけない、変わらなくては!
と誰もが思う市の中心地の現状なのに
一向に変わろうとしない、このもどかしさを表しているよーな気がする。

中心地活性化の色んなアイディアはあるけれど、一人じゃ出来ない。
もやもや。

三島駅前は気が付いたらスクランブル交差点になってたんですけど
それって必要だったんですか~?
キレイに整備された事はもちろん良いことだけど
これだけ不便だったのがこれだけ便利になりましたとか、
そーゆー結果があったのかしら?
やはり相当のお金をかけたのだろーから
「成果」を市民が感じられないのならば意味が無い。

そんな、上っ面の整備じゃないんだよ!
街を変えるのは。

自治体でも国でも、政策を考える際に
その政策の先のビジョンをもっと明確に示して
国民に希望を持たせる様にしてくれれば良いのに、と常々思う。

駅前の整備をしました。
駅前がキレイになりました。
良かったでしょ?
はい、この件はこれで終わり。

これじゃ市民には全然関係無いよね。

例えば、こういう整備をしたおかげで
障害者やお年寄りや赤ちゃん連れのお母さんがとても歩きやすくなりました、とか
ロータリーが整備されてバスの出入りがしやすくなったので
バスの本数を増やしてもっと沢山の人がバスを利用しやすくなりました、とか
駅から続く商店街がにぎやかになりました、とか
それによって一般市民に何かしらのメリットが無くてはならないはずだ。

もし、実際にこういう成果があったならば
きちんと数字としてなど、わかりやすく表すべきだと思う。
そうしなければ市民は「あ~また無駄にお金を使ってる」と思ってしまう。

スウェーデンに「ナチュラル・ステップ」という環境教育団体があって
その創始者が提唱している考え方に「バックキャスティング」というものがある。

それは「将来こうしたい」というビジョンを描き
そうなる為には今何をすべきかを計画し、実行する。
今をAとし、経過をB、Cで成功した未来をDとするならば
D→C→B→Aと、成功した姿から
やるべき事をさかのぼって考えるのである。
そうすると理想の未来を実現しやすい。

反対は「フォアキャスティング」。
これは「今までこうだったから、この先もこうだろう」という考え方。
起きるかもしれない不都合なコトに目をつぶって
結果に責任を負わなくて良いならば実に楽なやり方である。

が、しかし今の様々な政策は
フォアキャスティングに基づいたモノであるよーに思う。

楽観的な予測と惰性で経済その他が成長できた時代はもう来ないだろう。

例えば今、暫定税率をどーするかで国会はワーワー言ってるんですが
税率を下げたくない与党や各都道府県は
税金とって作ってきた道路をもっと作ろうよ~
今まで出来たんだからまだまだ出来るよね~?
てな感じでフォアキャスティングな考え方なのではなかろーか。

もちろん、本当に必要な道路ならば作るべきだと思うけど
ただ単に公共工事をしたいがための道路ならば
もちろん作らない方が良い。

未来永久に公共工事をし続けるなんて事は
財政的にも環境的にも不可能だからだ。

経済、環境、福祉などにおいて持続可能な未来のビジョンを描けない様な
政策は進めるべきではない。

バックキャスティングに当てはめて書こうと思ったら
日本の政治家は将来の姿さえも明確にしていない、とわかってしまったよ。

前総理ではあるが「美しい国」などと漠然とした事で将来が見えるかっつーの。
ホントにね、ぼんやりした言葉で質問に答えるの辞めて欲しいよ。

ところで「粛々と」って何!?
ちょっと前はあまり聞かない言葉だったと思うんだけど
小泉さんか誰かが言ったらそれ以来、頻繁にマネされてますね。
いつの間にか「はっきり言えないな~」という質問には
「それについては、粛々と考えていきたいと思います」
と言うのがポピュラーになった様だ。

アンタの考えを具体的に答えなさいよ!!
一人では質問にも答えられんのかい!?
横から「頭が真っ白に・・」とか教えてもらえないと
しゃべれないのかい!?

ふ~・・・熱くなってしまった。
「粛々と」で濁しているのを聞くと異様に腹が立つのは私だけですかい?

ペプシの木箱

2008年01月25日 | Weblog
写真は最近入荷したペプシコーラのロゴ入り木箱。
一個ずつの画像や詳細はこちら
もう何度も再入荷してる人気商品です。カッコイイでしょ。

しかし、今って瓶入りの飲み物があまり売ってないから
10代の子なんかはこーいった木箱の元の用途を知らないかもしれませんね。
などと書きつつワタシも実際に目にしていたのは
プラスティックのケースでしたが。

環境保護が叫ばれている昨今、リユース(リサイクルではなく)できる
ビンが復活するかもしれませんね。
説明するまでも無いが、一応書きますと
リユースは製品そのモノをもう一度使う。
リサイクルは一度加工してから、また同じモノか別のモノに作り直す。

どっちが環境に優しいかは言わずもがな。

数年前から湯たんぽが見直されてきたり、
他にも懐かしい日用品が色々と復活するかも!
エコバッグなんてのも、そのひとつ。
小さい頃は母に頼まれて買い物行くとき買い物かごを提げて行ったものです。

うーむ、他には何が復活しそうだろうか。
エコロジーで、しかも便利であるという2条件が必要。
あっ、あった!!
鉛筆の補助軸。
短くなって書きづらくなった鉛筆に付けるアレ。
何を隠そう、先日買ったのでした。
いやー便利だね。
改めて、筆記用具にはある程度の長さが必要だと感じました!!

でも普通の大人はシャーペンならともかく鉛筆使うコトがあまり無いかな。
ま、鉛筆使う際は是非とも補助軸で最後まで使い切って下さい。

以前に流行り、最近になって復活し、またすっかり定着したものと言えば
「3年B組金八先生」である。

えっ、主旨が変わった?
え~い細かいコト言いなさんな!!

ワタシが観たのは1,2シリーズくらいなんですが
今ウィキペディアで見てみたらなんと現在やっているのが
第8シリーズだとゆーではないか!!
うーむ、そんなにやってたのか。
そーなるとコンスタントに放送していたみたいに感じるが・・・

ま、それでも第2シリーズから第3シリーズの間が
8年もあるのだから「復活」と言っても良かろう。

それぞれのシリーズでその時代の社会問題を取り上げているのだから
いつまでも色あせるコト無く、テーマにも事欠かないのでありましょう。
本当に様々な問題が新たに浮き彫りになる昨今である。

このぶんでは、第9シリーズは教師達が定年退職を迎えて
第二の人生の生き甲斐を探したり、消えた年金を探したり
初期のシリーズの卒業生が少子化問題に挑んでみたり
環境汚染の為に通学路の土手の生態系が崩れてみたり
アメリカから来るはずだった留学生が
サブプライムローン問題の影響で来られなくなったりしそうだ。

そんなんなったら全然学園ドラマじゃないんですけどね。

真っ白の必要性

2008年01月18日 | Weblog
色白のドナルド
ちとコワイ?
まぁピエロはみんな白い顔ですが。
顔が白い、と言えばマイケルジャクソン。
肌も漂白(?)出来るんですね。
(本人は自然に白くなったと言っているが・・・)
こんなサイトを発見して改めてその変わり様に驚いてしまいました。
マイケルジャクソン程の人になると一般人には理解不能ですね。
でもやっぱりかわいそうだなぁ。
なんだろー、結局「孤独」ゆえに色々誤ったよーな気がしますね。
名声を得れば得るほど孤独になるっつーんですかね。

さて、私は真っ白よりも生成が好きなんですが
そーゆー人って多いと思います。
布や紙なんか特に。
手漉きの紙で草が混ざってたりするのもイイねぇ。

真っ白なものって、化学物質で漂白してるんだなー
と思ってしまって、私はどちらかとゆーと良いイメージが無い。
漂白剤を使うという過程で汚れた水が大量に発生し、
環境に悪いというのも一因。

普段意識する事がなくても、モノを製造したり運んだりする過程で
二酸化炭素を沢山発生させたり、水を汚したりしてるんだねー。
それらの活動を止める事はもちろん出来ないけど
ちょっと工夫すれば改善できること、沢山あると思うんですよー。

年賀はがきの古紙含有率の偽造がニュースになってましたねぇ。
「古紙を多くすると品質が落ちるから」という言い訳でしたが
まぁホントのトコロはコストでしょーな。

しかし、このまま地球環境が悪化した時にかかるコストは計り知れない。
例えば近年多く発生する大型台風や、
大気や水質汚染が原因のひとつと考えられているアレルギー患者の増加。
農業等の第一次産業が衰退し食料自給率が低下しているが
この先、後進国の人口増化により食料が今まで通り輸入出来ないとしたら
日本が食糧難に陥る可能性。
輸入が続けられるとしても遠い国から食料を運ぶ為に二酸化炭素は増え続けるし
農地や緑が減り、地面がコンクリートやアスファルトで固められるのは
地下水がどんどん減っていき、いずれは日本も水不足になるのでは、と
考えはじめるとキリがない。

そんな事態になった時にかかるお金は一体どうするの?

とにかく、環境悪化を防ぐ事は
将来かかるであろうコストを削減するとゆーコトなのである。
結果、経済的なのである。
おトクなのである。

しっかし企業も国も、ど~も目先の金ばかりが気になって
なかなか方向転換出来ないよーである。

たとえば、紙なら真っ白でなくてはいけない、という考えを変える事など
たやすいと思うのだが。
企業のトップは「真っ白じゃなきゃ売れない!」と思い込んでいるみたいですなー。

実際は多くの人が「生成でいいよ」って思ってるんじゃないかなぁ。
トイレットペーパーなんかも、真っ白である必要無いって常々思ってるんですが。

ってゆーか「純パルプ100%」などとゆーモノの存在自体、疑問。
アフリカやアジアの木を切り倒して、おしり拭いて流すのか・・・。

そーゆーね、「今まではコレが当たり前だったけど、
よく考えたら、この過程省いても良いんじゃない?」ってコトが
た~~~くさんあると思うんですよ。

日本の技術って素晴らしいのに
昔の慣習にとらわれて活かせて無いモノいっぱいあるでしょ。

企業と政府が本気になったら京都議定書の6%削減は絶対達成できると思う。
個人が気をつけるのももちろんだけど
企業と政府が本気で取り組まないと無理だよなー。

日本がまだまだのん気にしてるのは国も企業もトップが年寄りばっかなのも一因かなぁと思う。
例えば、このままだと50年後には・・・って言っても
その頃この世にいない人にとっては
それよりも目先の利益に走っても不思議はなかろー。

そうそう、スウェーデンだと思ったけど
今現在は漂白された紙が一切売ってないのだとか。
それが普通になっちゃえば、どーってコトないのよね。

我が家に今年2人目のお客さん

2008年01月13日 | Weblog
あ~寒い寒い。手や足の先が冷える。
今日は市の成人式の式典。
あのフッサフサの襟巻きに手を入れさせてもらいたいなぁ・・
なんて道行く新成人の女子を見つつ思う。
ちなみに私は家の中でもマフラーやスカーフをしています。
家にはエアコンが無いため、帰宅すると上着を脱ぎ
代わりに厚手のカーディガンを羽織り
その上に祖母の手作り半纏を着て足元には湯たんぽと毛布。
あ、電気ストーブ点けてますよ。
でもまぁ暖房は最小限にして、着込んで暖をとるのはエコロジーですばらしー(韻を踏んでるつもり)

てなワケでこんなカワイイ毛布はいかがですか。

・・・と、宣伝したところでゆうべの出来事。
前回のブログで今年一人目のお客さんの話を書きましたが・・・

昨晩は、正月に録画した「のだめカンタービレ」を観て
アリtoキリギリスの片割れはどうしているんだろうと心配になっていると
ドアをトントン、と叩く音がする。
(アパートにはチャイムがありません)
もう夜中の12時を過ぎている。

連絡も無しに真夜中に訪ねてくる人など見当もつかないし、
他の家と間違っているのかな?などと思いとりあえず無視。

するとまたトントンとノックの音がして
「こんばんは~」と挨拶が聞こえた。
「どちら様ですか?」
「吉田です」
「えっ、吉田さん?どうしたんですか、こんな時間に。今開けます」

知り合いに吉田さんという人がいるので、彼かと思いついドアを開けてしまった。

「泣ぐ子はいねが~~~!!!」

お面で顔が隠れているが、背格好からして知り合いの吉田さんとは別人だった。

私「あの・・どちらの吉田さんなんですか?」
吉田さん(以下、吉)「はじめまして。あの~、冬将軍の吉田です」
私「はぁ・・はじめまして」

私はまじまじを吉田さんの姿を見た。
顔には天狗のお面、頭には武士の兜(かぶと)をかぶり、
身体には剣道の胴着を着けて足元はズック靴にカンジキである。

メチャクチャだ。
ひとつも正解が無い。

いや、かろうじて兜は合っているか・・
待て待て、そういう問題ではない。

私「冬将軍とおっしゃいましたが・・
  泣ぐ子はいねが~~ってなまはげじゃないですか。
  なまはげだったら、お面は天狗じゃなくて赤鬼ですよ」

吉田さんは慌ててお面をとる。

私「で・・その胴着はもしかして鎧(よろい)のつもりですか?」
吉「一応将軍なんで・・。もっと武士っぽい鎧がイイなぁと思ったんですけど
  そーゆーのって高いから。」

うーむ・・。
剣道の防具も確かに胸やお腹を守る固い鎧ではあるが
武士の鎧とは見た目があまりにも遠い。

吉「近所にね、古道具屋がありまして。そこに鎧兜が飾ってあったの。
  もうずーーーっと前から。
  何年も売れてないんでね、安くなるかなーと思ったら
  50万ですよ!50万。いやーいくら何でも出せませんよ。
  あそこの店主、売る気ないね。
  これでも安いよ、だって。
  困ったナーなんて思って店内見たらコレがあったんでね」

そう言って吉田さんはコンコンと防具の胴を叩いた。
その時気付いたが、手には玩具のライトセーバーを持っている。

武士の兜と、ダーズベイダーのヘルメットは確かに似ている。
・・・が、吉田さんの格好はちょっとしたカオスである。

私「ツッコミどころが満載過ぎて質問の順番に困るんですが・・・
  えーと、まず、何しに来たんですか?」

すると吉田さんは先ほどとった天狗のお面を再びつけて、
ライトセーバーを振り上げ、ポーズをとってこう叫んだ。

吉「泣ぐ子はいねが~~!冬将軍、到来~~~っ!!」

・・・・・5秒ほど静止。

私「・・吉田さん!!さっきも言いましたけど
  泣ぐ子はいねが~~ってなまはげ!
  冬の風物詩だけど、冬将軍とは関係無いです!」
吉「そうなの?あ~1軒目で良かったぁ」

なんと、他の家にもまわるらしい。
私「冬将軍として各家庭を訪ねるんですか?」
吉「そう、俺はこの辺の担当だから」
私「担当?どっかの会社か何かに依頼されてるんですか?」

吉「気象庁」

私「きっ、気象庁~~!?!?!?」

この日一番の驚きであった。

吉「寒さが厳しくなる頃にね、インフルエンザとかに気を付けなさいよ~
  って呼び掛けるワケ。国民の健康のためのアレでね。
  まぁ厚生省とのアレもあるけどね」

私「えーっじゃあ吉田さんは気象庁の職員なんですか!?
  国家公務員なの?」
吉「いやー!!俺はね、アレ。シルバー人材センターから来てるの」
私「えーと、じゃあ気象庁は大陸からの寒波が日本に来ると、
  寒さの擬人化であるハズの『冬将軍』を
  風邪やインフルエンザに注意しましょうと
  呼び掛けるキャラクターにして各家庭を廻らせている、と。
  で、その冬将軍の人材派遣はその地区のシルバー人材センターに依頼している、と」

吉「そうそう」
私「はー。コンセプトはわかりましたが、それにしても随分ずさんですね。
  ちゃんとそれらしい格好やセリフを教わらないんですか?」

吉「今までやってたタカハシさんがね、急に今年は出来ないって言うんで
  急遽、俺になったの。それ頼まれたのいつだと思う?」
私「さあ・・・」
吉「9時!夜の。俺も断ったの、最初は。
  でーもシルバーのセンターのヒトもいい加減でよぉ、
  何でもイイから、吉田さんのイメージでイイからって言うから。
  しょーがねーから俺もよー、あー将軍、将軍、そーだあの店に
  ヨロイあったっけなーって無理矢理店開けさせてよー
  なんとか形だけでも、ってな。
  どうだ!?ちょっと違うかもしれないけどよ・・見えなくはないだろ?
  冬将軍~!只今参上~~~~っ!!」

今度は歌舞伎の見栄を切るポーズを決める吉田さん。
振り下げたライトセーバーが私の頭に当たった。

気象庁も厚生省も民営化してしまえ!!

今年の主役がやってきた

2008年01月09日 | Weblog
ゆうべ、お風呂を沸かそうとお風呂場をのぞくと
何故か石鹸が石鹸受けから移動している。
おや?と拾いあげると、表面に小さな穴が空いている。

おおっ!!これは・・・
引っ越したばかりの頃に出没したアイツの仕業だな!!
多分、こんなカンジでいたずらをしにやって来たのだろう。

まぁウチは石鹸が良いモノだからね(笑)
カラスなんかもそうらしいが、動物は石鹸を食べ物と間違える事があるらしい。

数ヶ月ぶりに我が家に来たお客さんはねずみか。
今年の干支だし縁起が良いのかもしれないな。
そうか、良い一年になりそうだ・・・。
そんな風に超ポジティブに思いながら眠りに就いた。

その夜・・・・

「オイ!起きろ!!」
誰かが部屋に居るようだ。
目を覚まして電気を点けるとさっき想像したのとは違う車に乗ったラットフィンクが居るではないか。
私「あっ!シュルイのショーケースに居るハズのラットフィンク!!」
ラットフィンク(以下R)「キミねぇ~~、のんきに寝てるんじゃないよ」
意外にも、ラットフィンクは二人称を「キミ」と言う様である。
しゃべり方が少しインテリくさい。
人間ならば小学校して出ていない風貌のクセに、少なくとも大学受験はしていそうだ。
(合格したかどうかは微妙)

「寝てるなって・・・今真夜中だよ~・・」
私はねぼけまなこで答えた。すると
R「ふざけるなーっ!!」
ラットフィンクのビンタが飛んできた。
石鹸に穴をあけた鋭い爪が私の頬に傷を付けた。
私「顔はやめてよ!!私女優なんだから!!」
R「あっ、ゴメン!!でも女優じゃないだろう」
私「しがない雑貨屋でした。スイマセン、ついノリで・・・。
  っつーか何!?何でいきなりぶたれなきゃならないの!?」
R「キミのあまりの覇気の無さに憤りをおぼえたのさ・・・」
私「はぁ~~?」
R「何の根拠も無く、今年は良い年になりそうだ、なんてよく言えたものだな」
私「あぁ、石鹸ね・・・だってアンタ今年の干支だからさぁ」

「アンタ」と呼ばれたのも気に障ったらしく、またピクッと右手が動いた。
私は本能的に両手で顔をかばう。
私「もう~~やめてよ~!ドメスティックバイオレンスじゃん!!」
R「俺を怒らせるキミが悪いんだろ」
典型的なDV男である。
私は口答えせずに、とりあえず話を聞く事にした。

R「キミ、去年は何か良いコトがあったのか?」
私「え?まぁ色々と・・・」
ラットフィンクはまた「ぶつぞ!!」みたいな動きで私を威嚇した。
R「ごまかすな!数ヶ月ぶりに来た客が俺だというのに。
  少しでも浮ついた話があったのかと聞いてるんだ」
私「あ、そっちの話・・・う~ん去年は・・どうだったかなぁ」
R「わざとらしく考えるフリをするなよ」
私「すみません。何もありませんでした」
R「ゼロか」
私「清い一年でした」
R「何か、それっぽいのも無く?」
私「きれいサッパリ」
R「情けない・・」
私「・・・おっしゃる通りです」

ラットフィンクは大袈裟に大きなため息をついた。

R「キミ・・・今年でいくつなの?」
私はオマエこそ何歳だよ、と心の中でつぶやいた。
R「もう後が無いだろう。それは自分でもわかっているはずだ
  それなのに今日だって何だ、家に帰ってからはNHKの9時のニュース。
  10時からは報道ステーション、11時からNEWS23、
  その後は正月の間録り溜めたバラエティー番組を何時間も見続けて・・
  何時まで見てたんだ?」
私「3時です・・」
R「夜中の3時までニュースとお笑い三昧か!!
  色気のイの字もないな、独身の中年女が!!」

負け犬、くらい言われる覚悟はあったが「中年」はさすがに腹が立つ。

私「アンタに関係ないでしょ!!
  言われなくたって、今年こそは!今年こそは・・・!!」
ラットフィンクがワタシの肩にぽんと手を置いた。
爪は立てていない。

R「そう、その意気だ。今日は悪かったな。
  悪く思わないでくれ。俺はただ、キミに幸せになって欲しいだけなんだ。
  俺、本当は・・・・」

気が付くと、ラットフィンクの表情がとても優しくなっていた。
そして、少し悲しいような淋しいような目をしている。
私は・・・・ラットフィンクの気持ちに気付いてしまった。

私「も、もしかしてアナタ、私の事を・・・!?」

R「バ、バカな事言うな!!もう寝ろよ。明日も仕事だろ。じゃあな」

ラットフィンクは閉じたVサインみたいな手であいさつして
ちょっぴり気まずいような、照れたようなカンジで早足で帰って行った。

「何よ、キザなヤツ・・・」
そう思ったところで私はまた深い眠りに落ち
目が覚めると朝になっていた。

顔にあるはずの傷はなかったが、肩に置かれた手の感触はまだ残っている気がする。
今年はきっと良い事があるだろう。