シュルイのブログ「エコ魂」

スケールの大きい小心者のこの私。地球の未来を憂いて早四半世紀。地域活性と持続可能な社会を目指す日々を綴ります。

秋の県民森づくり大作戦に参加しよう!

2014年09月25日 | 三島フォレストクラブ
今年は紅葉がキレイに見られそうな気候ですね。
登山やハイキング、キャンプなど自然に触れ合う手段は色々ですが、
近年は日本人が昔から森を育て、活用してきた「森づくりの循環」が失われつつあります。

私たちの暮らしに沢山の恩恵を与えてくれる森林を
よりよい形で次世代に引き継ぐための多くの皆様の協力が必要です。

そこで、今年はボランティア活動を通して秋の自然に触れ合ってみませんか!?

静岡県と公益社団法人静岡県緑化推進協会が主催で
「秋の県民森づくり大作戦」が各地で開催され
その一環として三島フォレストクラブでも
「箱根西麓間伐材の利活用講座」を行います。

日程は9/27(土)、10/12(日)、10/25(土)、11/9(日)、11/29(土)
8:45~14:30
1日だけの参加でもOKです!

内容は伐採

林床整備

端材の利用

まき割り

材料出し

などなど・・・。
※写真は参考までに、普段の活動の様子を載せました。
当日かならずしも同じ様に行うのではありませんがご了承ください。

活動場所は諏訪の台渓流、箱根接待茶屋の森でいずれも三島市内です。
集合場所は小沢の里(場所わからない方は申し込みの際にお尋ねください)

募集対象は18歳以上で山を歩ける方。
先着20名

参加費は保険代として500円いただきますが
1日だけの参加でも、5日間の参加でも500円です。

持ち物は軍手、弁当、飲み物、帽子。
山作業のできる服装、歩きやすく、裏の固い靴でお越しください。

申込み・問合せは 080-6019-6598 (担当:江島) か
三島農政課 983-2654 まで。

お気軽にご参加下さいね!

虫の作ったグラフィティは役に立つか?

2014年09月21日 | 三島フォレストクラブ
所属している三島フォレストクラブの活動で
丸太の皮むきをしていたところ、皮の内側に
「あ~、コイツらかぁ~~~」と思う虫たちを発見。

伐ってからの保管状態にもよるのかもしれませんが、
思ったより沢山の虫が入っているのだねぇ。
皮をむいた丸太を何ヶ月か乾燥させてから
木工作品の材料にするのですが、まぁこんな状態のモノがありますよね。

で、それを更に電動やすりで薄い皮をむいていきますと・・・

模様が出てきた!
グラフィティアートの様です。
はっきりはわかりませんが、最初の画像にあった虫の仕業かなぁと思っております。

こっちにもあった。
なんかカッコイイぞ。

迷路のような、サインのような。
テキトーなように見えて、何か規則性がありそうな気がしないでもない。

そうそう、上の木のヤツとはまた別の生物の話ですが「粘菌」って知ってます?

「コトバンク」の説明によれば以下のような生物なのですが・・・
枯れ木・枯れ葉などの表面にアメーバ状の栄養体(変形体)を広げ、
アメーバ運動をして栄養分をとり、これから球形・円柱形などの胞子嚢(ほうしのう)を出す生物の一群。
ムラサキホコリカビ・ツノホコリカビなど。
分類上、植物界の一門とし、また原生動物の根足虫類(肉質類)ともされる。変形菌。粘菌類。

この粘菌の成長する形が地下鉄の路線の形に似ているそうな。

以下、このページから引用。
世界各都市の地下鉄網の形を分析したところ、それぞれ異なった歴史や地理的条件を持つにもかかわらず「同じ構造」になっていることがわかった。粘菌の成長パターンが実際の都市構造に似ているという研究結果とともに注目されている。

こんなページがありました。

私たちの生活の中では意外なところに、
動物や植物の生態をヒントに作られているモノが多い。

わかりやすいのはベルクロ(マジックテープと言った方がわかりやすいね)って、
オナモミ(いわゆる『くっつき虫』って呼ばれるアレ。服にくっつく草の実)がヒントだし
水をはじく撥水加工はサトイモの葉っぱなどに見られる構造をヒントにしたモノ。

木の表面にアートを作った虫の動きも、効率よく食べ物を得るコースをたどっている、
とかなんとか・・・そんなだったりして。

なんか、役に立つかもしんないよ。

異常気象は人間がもたらしたのだろうか?

2014年09月12日 | 持続可能な社会
大雨による災害が続いていますね。
昨日も北海道の天気予報で
「経験したことの無い大雨が予想されます」
という言葉を聞き、このフレーズがこの先どれくらい使われるのだろうと考えてしまった。

8月末にNHKスペシャルで
「巨大災害 MEGA DISASTER 地球大変動の衝撃」という番組があり
それの「第1章 異常気象 暴走する大気と海の大循環」を見た。

台風の大型化などをもたらすのは元をたどると海水温の上昇らしい。

と、いうことは地球温暖化が原因・・・という事だよね。

今年初めの新聞記事によるとIPCCの発表で
地球温暖化の原因は、化石燃料の大量使用など人間生活が原因である可能性が極めて高く
95%以上であるという。

温暖化の原因となる、温室効果ガスの排出国の多い順は・・・
1位 中国   27%
2位 アメリカ 14%
3位 EU  (以下、割合の記述なし)
4位 インド
5位 ロシア
6位 日本

地球全体で見たら小さな島国の日本が6位というのは
やはり責任が大きいと思う。

大雨による土砂災害は元々崩れやすい土地であったり、
被害の原因を全て地球温暖化であると言いたいわけでは決してないが
様々な事を考慮して、やはり自分の生活をもっと顧みなくてはと思わずにはいられない。

ウナギが少なくなってしまったのも、
海水温の上昇による海流の変化が原因の一つと言われている。
環境の変化が意外な形で自分たちの生活に影響してくる。

色んな事が「経験したことのない事態」になるのだろうな。

時々、新聞で見かけるACの広告で「ねぇ、ボクのぶんは・・?」というのがある。
好きなように資源を使う現代社会の私たち。
エネルギー資源や食糧や森林や住みやすい環境を己の所有物であるかのように浪費し続ける。
一方で、処分しきれない量や種類(放射性廃棄物とか)のゴミを出し続ける。
その先にいる「ボク」はいつ頃の子どもなのだろうか?
ずっと未来の子どもか、それとも今の子どもか。

自分が小さい頃と比べて暑すぎる夏を思えば
それが遠い未来ではないと思える。

温暖化を止めるのは容易ではない。
でも、せめて、子どもたちに向かって「出来る限りの努力はしたんだよ」と言いたい。

アズマカナコさんの本

2014年09月08日 | おすすめ本

先日、「ゆるエコ」という本を紹介しましたが
その監修のアズマカナコさんの本が図書館にあったので借りてみました。

「昭和がお手本 衣食住」

アズマさんのモノを大切にながら、最小限のエネルギーで楽しく暮らす工夫が詰まっています。
「ゆるエコ」を紹介した時にも書きましたが
アズマさんちは電気代が月500円!!!!
冷蔵庫も電子レンジもなく、コタツも炭!!!!

まぁそんな暮らしはそうそうマネ出来ないけれど
その他にも電気を使わずに夏は涼しく、冬は暖かく過ごす工夫が色々紹介されています。

リフォームしてこういう設備を取り入れる、ってのじゃないんで
マネしやすいです。

ま、今の様に様々な家電製品に頼らず、
昔ながらのシンプルな生活をしてみても
以外に快適に暮らせるよ、って感じです。

この本のサブタイトルは「捨てない贅沢」なんだけど
ワタシが最近よく見ているブログで
「なんにもない ぶろぐ」
ってのがあり、ゆるりまい という人が書いている。

この人は「わたしのウチには なんにもない」という本を出してるくらい
モノを捨てまくって、いるんだけど
以外にアズマさんと通じるところがあるな~と思う。

要するに少ないモノでシンプルに生活するっつーのが。

足るを知るってワケですな。