シュルイのブログ「エコ魂」

スケールの大きい小心者のこの私。地球の未来を憂いて早四半世紀。地域活性と持続可能な社会を目指す日々を綴ります。

ココは立ち退き処分で!

2015年09月05日 | 色々な生き物
日頃から動物、植物共に様々な種がいるという生物多様性が
地球にとっても、結局は人間にとっても良い事であると思っているワタシですが
そこはもちろん「すみわけ」が必須条件だったりする。

クマが民家の近くに住んでは困る。
と、いう様に。

6日ほど前、お隣の家の人が「お宅にハチがいる」と言う。
外壁の通風孔から出入りしているのはスズメバチ
お隣さんは虫に詳しい様で、しかもハチの子が好物であるとのコトで
「巣が外にあるなら捕るんだけどねぇ、ハチの子、美味しいよねぇ」
蜂の幼虫が美味しいというのはよく聞くがワタシ自身は食べたコト無いと答えると
「えっ、ないの!?炒めたりしても美味しいけど、生が一番おいしいよ、甘くてね」
だそうです。
とかなんとか会話している間にも出入りしているスズメバチ。
その度に殺虫剤を吹きかけて、数匹退治してくれるお隣さん。
落ちた成虫をいじりながら「薬がかかってなきゃ、お酒に漬けても良いんだよ」
お隣さんにとっては蜂は食材の様です。

いずれにせよ、床下に入って巣を取り除かなければしょーがないので業者に連絡。
台所の床下収納庫から床下に潜り、ものの数分でアッサリと退治。
↓袋に入れられた蜂と蜂の巣

写真が暗くてわかりませんが・・・
業務用のスプレーをかけてあり、ほぼ息絶えています。
蜂の巣はまだ小さく、ソフトボールくらいでした。
幼虫がむにむにと蠢いて(「うごめいて」ってこんな字なのね~)いる。
薬がかかってなければお隣さんにあげるのだが。

成虫はこんな。
これも画像が暗くていまいちわかりにくいのですが・・・。

とりあえず良かった。
蜂には悪いが、あまり人がいないところで住居を構えていただきたい。

業者さんは100件に2~3件は、また蜂が来てしまう場合があるので
その際は割引します、他にもシロアリ、ネズミ、ハクビシン、何でもやりますからと言って帰っていった。
ネズミやハクビシンが家に住みついているときは匂いですぐにわかります、ココは大丈夫です、との事。
ほっ。

ワタシはその後、通風孔を全て網戸用の網でふさいで再来を防止。

しかし、夕方とりこんだ洗濯物にシミがあり、
ケモノのおしっこ臭がするのであった。

・・・ううう、その辺の猫かなぁ。
ま・・これくらいは洗えば良いし我慢するけどね・・・。

お宝、発見~~。

2014年07月17日 | 色々な生き物
久しぶりに「箱根接待茶屋の森づくり協議会」の活動に参加。
そこで前々から欲しいと思っていたモノを発見!!

シカの角!!
やった~~~~。
「珍しくなんか無いじゃん」と思われるかもしれませんが
山の中で拾えるのって結構レアなのよ。
買ったのではなく、山で自分で見つけたのが良いのである。
シカの角は毎年、春に生え変わるらしいのだが
絶対に出現しているはず!!という山の中でも
ぽろっととれた角が落ちているのを見かけた事が無かった。
片方だけしか見つからなかったが、これは我が家の家宝(?)にしようと思う。

間伐して積み上げた丸太を見ていたらこんな虫も。

「キマワリ」と言います。
「いるなー」と思って近づくと
クルッと木の向こう側に回ってしまうので「キマワリ」。
それは良いんだけど「ゴミムシダマシ科」ですって。
なかなか不名誉。

植生調査中にはこんな虫。

1.5センチくらいかなー。
いわゆる尺取虫ですが、何の幼虫なのだろー。


これは「ツヤコガネ」。
確かにツヤツヤしています。
「テカテカ」とか「ギラギラ」でも良い様な気がするが
「テカコガネ」「ギラコガネ」よりやっぱ「ツヤコガネ」の方が品があるわねー。

品があるとか無いとかで言えば、コイツ。

捕まえたらフンされた。
バッタかイナゴの幼虫の様です。

お弁当を食べている草地の近くで虫がず~~~~~っと鳴いていたので出所を探したら
おお!!!コイツか!!!

後ろ足を羽根にこすり合わせて音を出していました。
「ナキイナゴ」ですって。
「足で鳴く」って画期的!!
人間は「背中で泣く」とかはあるけどね。
ずーっと見てたら照れてた(?)よ。

「よせやい」
なんつってね。

消えたヤマネ君

2014年07月10日 | 色々な生き物
先日、山梨県のキープ協会に行って来ました。
キープ協会は参加体験型の森林環境教育プログラム事業をしている財団法人。

ワタシが所属している「箱根接待茶屋の森づくり協議会」で行っている
「森の楽校」のスタッフのスキルアップのための視察研修です。

一日目は森林散策。
雨だったので長靴を履いて下さいとのコト。
貸し出しの長靴がエーグル!!
わ~~い♪履き心地良かったよ~。


研修の様子はこちらの接待茶屋の森づくり協議会のブログに書きましたので
興味ある方は読んでみて下さい。

二日目はキープ協会で理事をなさっている川島直さんの講義。
川嶋さんは環境教育事業を30年以上前に一人で立ち上げたのだそうです!

講義はKP法。
色んな所で色んな人からKP法の講座を受けた事がありますが
川嶋さんが創始者なんですって!!

キープ協会ではヤマネの保護活動をしていて、
1日目の散策中にもヤマネに関するアクティビティがありました。
あ、ヤマネっていうのはコイツ。

これはもちろん、ぬいぐるみ。
夜行性だし、やたらと人が触ったり捕獲してはイケマセン。
天然記念物だしね。

コイツがねぇ、体長5センチなんだって。
小さ~~い!カワイイ~~。
ホンモノの姿を見られる事はあまり無いのでしょうが、
こんなカワイイ生き物がいるかと思うと
森を守らなければ!!という気持ちも強まるってもんです。

ぬいぐるみ、買ったよ~~。

キープ協会が運営している施設には
やまねミュージアムとかポールラッシュ記念館とか
見どころが色々あって後ろ髪をひかれつつ
サントリー白州蒸留所へ。
水がきれいなトコロは良いお酒が出来るってんで
三島も湧水があるし、ええ、これも立派な視察研修ですよ!!
とかなんとか言いながらウイスキーの貯蔵庫を見る森の楽校スタッフ。

何か、80年代の青春映画のヒトコマっぽい写真になってない?

そんなこんなで家路につくと、あれっ・・・。
あれあれ????ヤマネ君がいない!!!!!
あまりにかわいくて、カバンのポケットに入れてちょこっと顔出してみたり
取り出して遊んでしたりしたら、どこかで落としてしまったようです・・・。

探しまくってバス会社に問い合わせたりもしたが、とうとう見つからず。
あぁ・・・・かわいそうなコトをした・・・・。
ワタシに買われたばっかりに・・・。

あまりに悲しいので山に帰って行ったのだと思うコトにします。
またいつかキープ協会に行って
2代目を買ったら大事にするからね!!!

ホタルを見るコト、ホタルがいるコト。

2014年06月22日 | 色々な生き物
ホタルを見に行って来ました。
とある川沿いの遊歩道。
特別「ホタルの里」とか謳っているのではなく自然の川。
「乱舞している」程ではないけど
「あっちにいた!あ、こっちにも!!」くらいに楽しめる。

それとは別に、ホタルを見るイベントは全国的にたくさんある。

三島でもあったしね。
ほたるフェスタ。
地域活性とか、にぎわいとか市民の楽しみとか
そーいう効果があるので、それ自体は悪いコトではないんだけど。
すっごい人が来てて賑わってて、それはそれで良いのですよ、もちろん。

けど、そういうイベントとして使われるホタルの多くが
毎年、養殖して放流してというのを繰り返されている。
自然に繁殖できないのならば、
ホタルが住むのに適さない環境なんだな、と思う。

放流されたホタルは交尾をしたり卵を産んだりするコトがなく
死んでしまうのか?
だとしたら人間の目を楽しませるためだけの
「使い捨て」なのではないかと・・・。

養殖や放流をしても、少しずつでも、その地で自然に繁殖して
増えていくのなら良いかなあと思うけどそう簡単にはいかない。

ここにホタルの生態について色々書いてあります。
まず、ホタルが繁殖するには川に幼虫の餌になるカワニナがいなければならない。
んで、幼虫がさなぎになるには、その川に土手がなくてはならない。
コンクリートで固められた護岸工事をしてある川ではダメなのです。

もちろん、カワニナが生育する為の植物や動物も必要で。
どんな生物でも、それだけが単独で生きていく事はできない。
何かが何かを必要とする関係が連鎖している。
それが揃って初めて「生態系」となる。

「ホタルを守る」というのは「ホタルのいる生態系を守る」という事でなければならない。

そして、養殖と放流については他にも問題点がある。
同じ生物でも地域による個体差があるので
余所のを持ってくるのは、そもそも良いコトとは言い難い。
そうせざるを得ない場合は、
なるべく近いところの幼虫を持ってくるとか配慮が必要である。
 
せっかく、ホタルを見て多くの人が楽しんでくれるのだから
これを機に是非とも生態系や自然についても関心を持ってもらいたいなーと
切に願うのでありました。

おしゃれイベントにヒキガエル

2014年04月16日 | 色々な生き物
週末、GOOUT JAMBOREEっつ~野外イベントに行って来ました。
富士宮の「ふもとっぱらキャンプ場」という場所でキャンプをしつつ
ライブやお買い物やツリーイングとかスラックラインとかのアクティビティーなども楽しめる
楽しいイベントでございました。
目の前が富士山で素晴らし過ぎるロケーション。

そんな中、ワタシが撮った写真。

会場内の池に大量発生しているヒキガエル。
数えきれないくらいウジョウジョしてました。

卵がまたスゴイ量です。

まさに産卵中のカエルもいました。
孵化したら一体この辺りはどーなるのか!?
カエルだらけになるんじゃないの???
しかし、すぐ近くにあるもう一つの池には全然いなかった。
なんでだろー。

ちょいちょい、池から出てのそのそ歩いてるヤツらも。
ヒキガエルは跳ねないんだってー。
普段は良いかもしれないが、こんな人の多い日に歩いてると踏まれるぞー。

ちなみに下のがメスなのだそーです。
1匹でいるのより、2匹でくっついてるヤツらが多いくらいだった。
重そう。

ヒキガエルはガマガエルとも言い、猛毒がある。

小学生の頃に読んだ本で、その毒に侵された人はこんな絵を書くのです
みたいなコトが載っていて
円がグルグルしたような、気持ち悪いような絵が描いてあったなー。
・・・・不思議なページでした。

神経系もやられるらしいので、それでなのかなぁとも思うけど
30年くらい前の記憶だから、おぼろげ。

あの本もう一度見たいなー。

段々畑の虫たち

2011年06月19日 | 色々な生き物

6月11日に行うはずだった「里山日和」の下見に行った時、
こんな場面に遭遇しました。

キリギリスですかね?脱皮中でした。
思わず撮影。

脱いでる最中ですからねぇ。
本人(?)は「こんなトコ撮るんじゃねーよ!」
と思っていたかも。

まぁでも「脱ぐ」と言っても
服を脱ぐワケではなく、成長する一過程ですよね。
いわば、大人になるステップです。

反抗期になってみたり、好きな異性が現れてみたり。

♪大人の階段の~ぼる~、君はまだ~シンデレラ~さ~♪

なんていう、「思い出がいっぱい」な時期なのかもしれません。

あるいは、社会に出てその厳しさを目の当たりにしてみたり。
さらにはそんな辛さから逃げるために、お酒の味を覚えてみたり。

あ~そう言えばキリギリスは共食いをするんですって。
お酒の味どころか、仲間の味を覚えてみたりもするんですねぇ。

共食いって壮絶ですね!!
でももしかしたら、人間でも「つぶし合う」コトを「食い合う」とか言う時あるし
わりと人間も状況によっては共食いしてるのかもしれません。

更にキリギリスは共食いもするが
脱皮した時、自分の抜け殻も食べるらしい。
いずれも重要なタンパク源。
哺乳類も、出産した時の胎盤を母親が食べたりしますから、
自分の体の一部を食べるというのはポピュラーなコトなのでしょうか。

ってゆーか「もったいないから食べちゃえ!」ってカンジ?
「あああ~~~せっかくの栄養が出ちゃった~~~」みたいな?

そう考えると、抜け殻を残すヘビは潔いですな。
「こんなもん食べなくても美味しいモノは他にもあるわ!」
ってコトかしら。
うーむ。食べ物に不自由しないゼイタクな生活に慣れているのだろうか。
確かにヘビは昆虫などより、エサに事欠かないようなイメージだ。
それにヘビの抜け殻はカサカサして食べにくそう。
飲み込む時にむせてしまいそう。
あ~薄くてカサカサの皮がノドに張り付いてるなんて
想像しただけでなんかこう、咳払いをしたくなりますな。

やっぱ食べるもんじゃないですよ、抜け殻なんてのは。
キリギリスも、最後の脱皮を終えて本当の大人になれば
若かりし頃の自分を思い出して
「いくら空腹だったとは言え、周りの目も気にしないで
 己の抜け殻をむさぼり食っていたなんて思い出すだけで恥ずかしい」とか
「確かにアイツは気に入らない奴だったけど、
 食べてしまうなんて、取り返しのつかないコトをしてしまった・・」とか
自責の念にかられるに違いない。

良いんです。
そうやって、過去の過ちに気づき、悔い改めるコトこそが
アナタに与えられた使命なのです。
ワタシはアナタを責めようとは思いませんよ。
人間、誰だって過ちを犯すもの。

ね、そうやって人は成長していくの。

ん?人じゃなかった。キリギリスだった。

ってゆーか、この写真がキリギリスなのかも定かでないのだった。