爆発は、その配備地内で次々と起った。
が、何発爆発したのかはわからない。
そもそも、どこに何発の核弾頭が配備されているかも公表されていないのだ。
2発目、いや最初の爆発が1発だったかどうかも不明である。
「2回目」と言われる爆発は
最初の爆発による熱や振動、施設内の火災などに誘発されて起きたのではないかという見解だった。
しかし、最初の爆発が何故起きたのか。
まず疑われたのは他国からの攻撃だ。
コロナ以降、世界の勢力争いは激しさを増す一方だった。
エネルギー、食料、日常の様々なモノに関わるサプライチェーンはほとんど何かしらの形で大なり小なり他国に依存している。
利権や土地を巡る争いは増え、不当に働かされる人々と、逆に富を得る人々の格差は一向に縮まらない。
貧しく、苦しい生活を強いられている国の多くは、
甘い言葉とその場限りの援助、あるいは武力によって専制的な国家に支配されていった。
そうでない、民主主義の国でもその様な脅威に対抗すべく、軍備は増強され、敵基地攻撃能力を有していた。
他国にナメられないように、強い国となるのだ。
いつしか、世界の首相や総理大臣など国のトップはそういうメッセージを言わざるを得ない空気になっていった。
いつ、どこで、どこから攻撃されるかもしれないという疑念はどこの国も同じだった。
しかし、爆発の当時に他国がミサイルを発射したという情報はなかった。
爆心地周辺のレーダーにも映っていない。
明らかなのは「外からの攻撃ではない」ということのみだった。
つづく
が、何発爆発したのかはわからない。
そもそも、どこに何発の核弾頭が配備されているかも公表されていないのだ。
2発目、いや最初の爆発が1発だったかどうかも不明である。
「2回目」と言われる爆発は
最初の爆発による熱や振動、施設内の火災などに誘発されて起きたのではないかという見解だった。
しかし、最初の爆発が何故起きたのか。
まず疑われたのは他国からの攻撃だ。
コロナ以降、世界の勢力争いは激しさを増す一方だった。
エネルギー、食料、日常の様々なモノに関わるサプライチェーンはほとんど何かしらの形で大なり小なり他国に依存している。
利権や土地を巡る争いは増え、不当に働かされる人々と、逆に富を得る人々の格差は一向に縮まらない。
貧しく、苦しい生活を強いられている国の多くは、
甘い言葉とその場限りの援助、あるいは武力によって専制的な国家に支配されていった。
そうでない、民主主義の国でもその様な脅威に対抗すべく、軍備は増強され、敵基地攻撃能力を有していた。
他国にナメられないように、強い国となるのだ。
いつしか、世界の首相や総理大臣など国のトップはそういうメッセージを言わざるを得ない空気になっていった。
いつ、どこで、どこから攻撃されるかもしれないという疑念はどこの国も同じだった。
しかし、爆発の当時に他国がミサイルを発射したという情報はなかった。
爆心地周辺のレーダーにも映っていない。
明らかなのは「外からの攻撃ではない」ということのみだった。
つづく
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