シュルイのブログ「エコ魂」

スケールの大きい小心者のこの私。地球の未来を憂いて早四半世紀。地域活性と持続可能な社会を目指す日々を綴ります。

ユマニチュードの講座受けてきました

2019年04月05日 | 健康
「ユマニチュード」って聞いたコトあります?
介護など、人をケアする場面で使う方法。
TVなどでも度々紹介されているのを見て、これは是非しっかりと学んでみたい!
と思い一ヶ月ほど前に講座を受けてきました。
あ、ちなみに私は介護施設で働いております。

ユマニチュードは特に、認知症で通常よりも様々な事に対する認知機能が低くなった人に有効とされています。
例えば、人に話しかける時。
普通、友達同士なんかでは、何も考えないで横からだろうと後ろからだろうと
「ねぇねぇ」ってな感じにいきなり話しかけてしまいますよね。
それだと、なかなか気づかなかったり、逆にビックリさせてしまったりする。

そうならずに、スムーズに穏やかに会話をする方法として、
正面から、とか距離はこれくらいで、とか目線をとらえて、とか声のトーンなど色々細かいやり方がある。
で、そのひとつひとつが「技術」である、と。

私たちは一人一人個性があって、性格も話の仕方も声の質も違う。
だから「あーあの人は優しそうな声だから好かれるよねー」みたいに思ってしまう事もしばしばなのだが
そーいう個性とは関係なく、「技術」を用いれば
ケアしたい相手に、よりこちらの意思が通じたりするワケなのです。

で、その技術はユマニチュードの「ケアとはなんぞや」っていう哲学に基づいてできたもの。
ケアする人とされる人との間に良い人間関係を築くことが出来れば
認知症の人でも会話が出来たり笑顔が多くなったり出来なかったことが出来たりする。

私は仕事として介護をしているけれど、
これからの時代はますます高齢化が進み、当然認知症の人も増える。
介護職じゃなくても、年寄りじゃなくても、私たちは認知症についてもっと知るべきだと思う。

どんな病気かを知り、どうしてその様な症状が表れるのかを知り、
どの様な対処をすれば良いのか知り、それを実践できれば
少なくとも知らないよりは、本人も周りもストレスが少なくなると思う。

何事も知ることだなー。
で、実践。
実験と思って試してみると利用者さんの反応が変わったりして
やりがいがありますよー。

ユマニチュード、本もあるので興味ある方は是非。



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