PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



青少年補導のパトロールでした。パチパチ!
昨日今日と、それなりにハードな日程で、恥ずかしながら夜のパトロールの前に畳の上でグロッキー。10分だけ休もうとしたんだけど、起き上がれない~。どんだけ畳好きなんだと苦笑い。

先輩住職から聞いたんですが、8月29日のNHKのクローズアップ現代で“お迎え”について特集していたそうです。自宅で在宅緩和を受けている、受けていた人のなんと4割以上が「両親が枕元に現れた」「死んだ友人が話しかけてきた」などのお迎え体験を経験する、そして、それを経験した人の9割が穏やかな最期を迎える、、、のだそうです。さらに不思議なことに、病院で亡くなる人にはこの経験は得られないのだそうです。

NHKなのでそこに宗教色を出したり、超常現象というとらえ方の放映はできないのでしょうが、我々僧侶は、お檀家さんからこの手の話をよく伺います。やっぱり老人ホームや病院ではなく、自宅ですね…。ですので私自身は、そういうもんなんだろうな、とボンヤリ思っています。もっとも現代人のほとんどが病院で亡くなりますので、自宅みたいな病院、自宅みたいな老人ホームがあればいいのですが。
人間は100%死ぬ訳で、それを受け入れることを拒むような延命治療が今後ますます見直されてくるでしょう。「死にたくない」という思いは当然ですが、「死んだら無だ」、「葬式不要、骨は海に撒いてくれ」という考え方の先に「死を受け入れる」というステージがあるとは思えません。お弔いで家族や親戚の方々が涙ながらに棺を見送る姿を見るたびに、故人が死を受け入れていたかどうかは、その後、遺族となる家族の在り方に大きな影響を与えると感じます。

まだまだ私は死を受け入れるというステージには到達できないのですが、とりあえず、畳の上でお迎えにきてもらいたいです。畳大好き(^^)



番組で紹介されたインディアンの詩だそうです。
 
「私の家は笑い声に満ちている。
 子どもたちは家に戻ってきた。
 さあ、今日は死ぬのにはもってこいの日だ。」


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