日光東照宮に比べ規模は小さいものの桃山時代の技法をも取り入れた江戸初期の代表的な建物として国宝に指定されています。社殿の隅々まで破たんなく行き届いた彩色はみずみずしくも感じられ、400年の時の流れを忘れさせるほどです。 地震で注目された木曽谷の星が新関脇となる番付が発表されました。今回は新大関が話題ですが次は御嶽海関と力こぶを入れて応援しています。
標高270mのお山の急斜面に築かれているわけですから当たり前のことですが、ロープウエイ久能山駅から社務所を経て楼門をくぐるあたりから階段の多さに息切れしていました。二代将軍秀忠が大権現様の墓所は石段を連ねた一番高い所におわすように意識的に築いたのでしょう。
若かりし頃の約2年間、徳川様の隠居所と言われる静岡に住みながら、日本平のロープウエイには乗りましたが、久能残山東照宮へは参っていませんでした。日本に260年もの長い間平和をもたらす基礎を作った東照大権現・家康公の墓所をもっと早く注目すべきでした。(5月12日撮影)