橋の向こうは今は友好国の中国です。米越戦争がベトナムの勝利で終わった直後、双方の路線の違いで中越戦争が起こり、この川を挟んで激しい戦闘が勃発。戦争に慣れ、対米戦勝利で血気盛んな越軍が中国の大軍に勝ったことがラオカイ市民の自慢です。当然のことですが、中国側では負け話は内緒になっています。
橋の中央付近で中国とベトナム双方の関係者の挨拶のようなセレモニーが行われていました。毎日の行事なのでしょう、出会ってすぐに分かれてゆきました。中国側は軍服で整列、ベトナム側はラフなスタイルの人がランダムに集まっています。それぞれのお国柄を垣間見た気がします。