御在所岳は断層でできた山のため切り立った崖や奇妙な形をした花崗岩があちこちに露出しています。ゴンドラからの眺めは変化に富んでいて興味が絶えません。麓から奇岩、巨石をめぐる登山道ができていて、健脚の登山者が廻れるようになっています。時折ゴンドラから岩の上に立つ人が見えます。
早朝で、幸い待ち時間がほとんどなく搭乗できました。紅葉が始まったばかりの山腹を山頂駅を目指し空中散歩です。途中の見ものは日本一の高さ61mを誇る第6鉄塔です。御在所ロープウエイのシンボルとしてこの塔だけ白く塗装し、はるか遠くの平野からも見えるようにしました。
今年の1月末に台北を訪れ、郊外の猫空(マオコン)ロープウエイに乗り、終点の猫空駅を降りたところで思いがけなく御在所ロープウエイの写真が入った看板を見つけました。2018年に双方の親会社の台北メトロ(MRT)と三重交通Gの間でロープウェイ友好協定を締結したということでした。
この秋一番の晴天になりました。新名神高速道路の菰野インターチェンジを降りて湯の山へ向かう道路沿いに車を止め、くっきりと見える御在所岳を遠望しました。標高1212m、鈴鹿国定公園内の中心的な存在として、三重県だけでなく濃尾平野各地の人に親しまれています。(10月21日撮影)