同じ木に白やピンクの異なった色の花を咲かせる花桃を、これまでなんとなく作り物のようにも思っていました。でも、今回初めてこの里を訪れ、花桃が阿智村の自然に溶け込んで、見ごたえのある風景を作り出していることがわかりました。ドイツから持ってきた桃介さんにも感謝です。
最初パラついていた雨はいつの間にか止んでいました。花桃に囲まれてそぞろ歩いていると時間が過ぎるのを忘れます。対岸の県道をここへ来る直前に走りましたが間もなく行き止まりになります。それを知ってか知らずか花見の客と思われる多くの車が上ってゆきます。
第一駐車場から係員の誘導に従って花桃園に向かって歩きました。本谷川の上空を泳ぐこいのぼりの下に架かっている神橋を渡ります。花桃の里をめぐる道はこの橋の上流の橋を逆にわたって戻る一方通行になっています。