木曽路 桃介橋 ８

左岸まで渡ってみて、橋は国道19号線を跨いで造られていることが改めて知りました。帰郷などでよく走るこの道ですが、桃介橋の下をくぐって走るという認識はありませんでした。

木曽路 桃介橋 ７

主塔はコンクリート製ですが、橋の主体は木材です。ヒノキ、マツ、クリ等の材料をそれぞれの特徴を生かして使われています。

木曽路 桃介橋 ６

左岸側では手の届くところに橋を釣り上げている何本ものピンと張りつめた鋼鉄のロープを見ることができます。ロープの隙間から立ち上がっているのは木曽の五木の一つの高野槙（コウヤマキ）の木です。このまま育っていっていいのでしょうか。

木曽路 桃介橋 ５

大正時代に日本の土木技術の粋を集めた吊り橋は、単に資材運搬の用途だけに造られたものとするには美しすぎる橋です。敢えて川幅が広い場所で、上流からも下流からも見えやすい場所に設置したところに大正ロマンを感じさせます。