このあたり、岐阜中津川から神坂峠そしてこの場所を経由して伊那谷から奥州に至る東山道が通っていました。奥州の金売り商人の吉次が、京の鞍馬寺を出て元服したばかりの源九郎義経を平家方に知られることが無いよう、険しいこの道を辿って平泉まで案内したとのことです。
添えられている説明看板によりますと、目通り（目の高さの太さ）４ｍ高さ約２０ｍとあります。さすがに８００年以上の樹齢とは言い難いようで、老木は朽ちて今あるこの樹はひこばえかも知れないとの説明も添えられていました。
まだそんな時期ではありませんが、地元観光課のサービスでしょうか田んぼに水が張られていました。源義経が兄頼朝の指示で奥州平泉に下る途中にこの桜に乗っていた馬をつなぎ、一休みしたと伝えられる桜です。
源義経の「駒つなぎの桜」の名前に魅かれて立ち寄りました。最終駐車場から長い上り坂を歩くこと約３０分で目的地に到着しました。樹齢８００～８５０年と言われるエドヒガンザクラはピークを少し過ぎてはいましたが、まだまだ威厳を保って咲いていました。（4月16日撮影）
