待機していた５台のバスに「静岡新聞、静岡放送にっぽん丸クルーズ」との表示がありました。外国のお客ではなく、国内のツアーでした。思いがけず、巨大客船を旅の終わりに見ることができ、おまけをもらった気分になりました。
熊野古道を辿る平安時代の衣装を着た女性が記念写真に応じています。新宮港から熊野古道や那智の滝は目と鼻の先です。巨大客船のお客さんたちはここからバスで滝や大社参拝をするのでしょうね。
岸壁にまで行って巨大船を見上げようとしましたが、一般人侵入お断りでした。駐車場から、何やら雅楽の笙（しょう）、篳篥（ひちりき）を奏でる人が見えます。大事なお客たちを待っているような雰囲気です。
国道４２号で海岸線を走り、熊野から熊野尾鷲道路を経由し三重から愛知へと走る予定で早めに宿を出ました。走り出して間もなく道路から大きなビルのような船が見えました。即、予定変更で立ち寄った所、そこは新宮港でした。
