木の椅子が置いてありました。木曽青峰高校森林環境科の生徒が間伐実習で伐採した間伐材を自分たちで搬出、加工したものとことです。地元の高校に木曽の山林に関係した学科があるのですね。
木曽の五木は御料林の中で大切に保護育成されていました。一本でも無断で伐採すれば死罪は免れないというほど厳重に管理されていました。木曽支局はその元締めであったと言えます。
御料館の受付の小窓の反対側に同じ形の凝ったデザインの両開きの窓があります。宮内省内匠寮という宮中の殿舎の装飾や器物・工匠をつかさどる部署が、木曽の大火があったその時点から半年で完成させた建物です。
玄関先に日本遺産、林業遺産の認定証が掲示されていました。日本遺産は木曽谷に根差した皇室御用達の御料林の文化的、伝統的ストーリーを認定して地方創生に資するものとされています。
正面玄関から入館します。車寄せの向こう正面は木曽川を挟んでJR中央線の線路が見えます。列車でも通るとよかったのですがそんな良いタイミングではありませんでした。
