和紙に浅井万金膏を塗り付けて患部に貼って痛みを鎮める治療は記憶のかなたに薄れ、今や痛み止めの大部分の治療はスプレイ吹付に変わりました。お相撲さんたちが訪れ愛でたお寺の桜は今年も見事な花を咲かせてくれています。
170年も前から、力士だけでなく行司さんや呼び出しさんにも無償で治療を施したとされています。浅井万金膏を作り治療に使った森林平は、地元ではリンペイサンと親しみを込めて呼ばれています。お寺の隣の森接骨院が今に続いています。
東京力士霊魂碑と掘られた石碑と力士の石像が並んでいます。地元一宮市の浅井町にある長誓寺の門前です。一年間の大相撲や地方巡業を終わった力士たちがお参りをし、土俵で負った傷を無償で治療してもらったとされるお寺です。(3月20日撮影)