金シャチをいただいた名古屋城本丸は現在は中に入ることができません。鉄筋コンクリート造りのお城ビルとも揶揄され、残念に思う名古屋市が木造による完全復元を計画しています。予算はあるのですがどんな形で復元するかもめていて、ただいま結論待ちなのです。
5年前に完成した本丸御殿は江戸時代に作られた近世城郭御殿の最高傑作の復元です。今まで写真撮影不可と思い込み、入ったことがありません。実はフラッシュ禁止ですが撮影可と確認できました。次回あらてめて時間をかけて見学することとしました。
表二之門を入るとお城最後の防御壁となる高い石垣が現れます。八畳敷といわれる清正石を中心とする石積みの見事さは誰もが認めるところですが、注目したのは石垣の上に見える白花を咲かせる桜です。緑色の花とする人もいるようですがちょっと無理があります。
西の丸広場から本丸に通ずる表二之門に入る前に内堀を覗くとそこに二頭の鹿が飼われています。鹿は江戸時代に城内の奥方様たちのペットとして多数飼われていたことがルーツとのことですが今はわずか母娘二頭のみです。