復元された東京駅は周囲に高層ビルが立ち並んでも存在感を際立たせています。今ある背後の空間もこのあと何年かすればもっと高いビルで閉ざされてしまうかもしれません。それでもこの駅舎は同じ美しさを保ち続けることでしょう。
日本の玄関口の東京駅丸ノ内駅舎は、国指定の重要文化財として駅本来の機能とは違う側面を持っています。丸の内南改札口は南ドームの下にあります。東京の人はほとんど天井を見上げることなく改札口へ急ぎます。きょろきょろ見上げるのはお上りさんだけです。
東京駅に着き、真っ先に駅舎の南ドームへ行きました。明治・大正の技術の粋を集めた美しいドームです。八角形に区切られたドームの角に白い大きな鷲が羽を広げています。一段下がった角の丸い輪の中には干支の中から羊やトラなど8つの動物のレリーフがはめられています。