写真は2015年の5月1日、ゴールデンウィークで帰省中に実家の近くを散歩している時に撮ったものです。
道端にあるたんぽぽの綿毛が目に留まりました。
たんぽぽの綿毛は風が吹けば今にも飛んでいきそうなのが印象的です
なのでこの写真を撮ってから、「吹けば飛ぶ綿毛のように」というタイトルで何か記事を書こうかなと思いました。
しかしなかなか書きたい記事が思い浮かばないまま月日が流れていきました。
今日ふとスマートフォンの写真を見返していたらこの写真のことを思い出しました。
そして人の気持ちの揺れについて書いてみようかなと思いました。
人が抱く気持ちの揺れにはムカつきや落ち込み、悲しみ、動揺、もしくはモヤモヤとした気持ちなど、色々な気持ちがあります。
そんな時、気持ちの切り替えの得意な人と苦手な人がいます。
得意な人なら何かムカつくことや嫌なことがあったとしても一晩寝ればすっきりとした気持ちになっている場合もあるようです。
私は気持ちの切り替えが苦手なタイプで、ムカつくことや嫌なことがあれば次の日、さらにはその次の日というように、引きずることがよくあります。
そして気持ちの切り替えが得意なタイプの人を羨ましく思うこともあります。
吹けば飛ぶ綿毛のように、心に生じたムカつきや落ち込みをフッと飛ばしてしまうことができれば、どんなに楽だろうと思います。
ただし近年の私は、「私は気持ちの切り替えが苦手だ」というのを自分自身の特徴の一つとしてしっかりと認識するようになってきました。
これを認識しないまま気持ちの揺れを引きずるのと、認識した上で気持ちの揺れを受け止めるのとでは大きな違いがあります。
認識しないままだと、どこかで気持ちに折り合いがつくまでずっと引きずることになります。
認識した上でなら、何か嫌なことがあってムカつきや落ち込みなどの気持ちの揺れが生じた時に、「ああ、今は気持ちが揺れているな。引きずらないようにしよう」と意識することができます。
なので綿毛のようにフッと吹くだけで飛ばすのは無理ですが、掴んで「よいしょ」と横にどかしてあげることはできます。
そしてどかしたと思ってもまた生じてくることもあるので、その場合はまたどかしてあげます。
そんなふうにして引きずりそうな気持ちの揺れと付き合うようにしています。
綿毛のように風に流れて飛んで行ってくれないのであれば、意識してどかしてあげることが大事だと思います。