日本中が注目したバンクーバーオリンピック、フィギュアスケート女子フリー。
最終的な順位は以下のようになりました。
1位 キム・ヨナ(韓国) 228.56
2位 浅田真央(日本) 205.50
3位 ジョアニー・ロシェット(カナダ) 202.64
4位 長洲未来(アメリカ) 190.15
5位 安藤美姫(日本) 188.86
6位 ラウラ・レピスト(フィンランド) 187.97
7位 レイチェル・フラット(アメリカ) 182.49
8位 鈴木明子(日本) 181.44
というわけで、キム・ヨナ選手が世界歴代最高得点を大幅に更新する圧巻の演技で金メダルに輝きました。
浅田真央選手はトリプルアクセルは2回とも決めたものの、後半のジャンプでミスがあり残念ながら銀メダルでした。
安藤美姫選手は5位、鈴木選手は8位という結果で、日本人選手は3人とも入賞を果たしました。
フィギュアは男子も3人とも入賞を果たしていて、女子と合わせて6選手全員入賞はすごいことだと思います
さて。。。銀メダルとなった浅田真央選手。
後半のジャンプで2度ミスがありました。
さすがにこうなるとキム・ヨナ選手に勝つのは厳しくなります。
両者の点差が23点も付いたのは驚きです。
最近はキム・ヨナ選手が頻繁に世界最高得点を更新しており、もうこの流れは止めようがないのかも知れません。
…と思っていたら、今日のニュースではキム・ヨナ選手が3月の世界選手権を最後にプロに転向する可能性が高いとありました。
となると、リベンジのチャンスはその1回しか残されていません。
23点という点差を見る限り、もし仮に今回浅田真央選手が後半のジャンプでミスをしていなかったとしても、勝てる可能性は低かったと思います。
難易度の高いトリプルアクセルを合計3度跳んでも、全体的にバランスの取れたプログラムには敗れてしまうということであり、ちょっと寂しいなと思います。
もちろんキム・ヨナ選手が圧倒的に強かったというのもありますが。
しかしこのオリンピックの舞台でトリプルアクセルを全て成功させたのは素晴らしいことです。
たしかにリスクの高い技ではありますが、ずっとこだわってきた技ですし、これから先も大事にしていってほしいと思います。
4回転やトリプルアクセルがなくても十分高得点を出せるし、そちらのほうがリスクが少なくて良いというのは事実かも知れません。
それでも、今回果敢にトリプルアクセルに挑んでいったその姿に、魅了された人、感動した人は多いのではないでしょうか。
立派な銀メダルです
安藤美姫選手は5位で、メダルには手が届きませんでした。
ショートプログラムで3回転-3回転のミスがありあまり点が伸びなかったのが響いたかなと思います。
このミスでフリーでは3回転-2回転に変える決断をしたようですし。
それでも3回転-3回転に挑戦したのは素晴らしいことですし、今回のメンバーから考えても、挑戦なくしてメダルには手が届きません。
精一杯のことをした結果の5位なのですし、よく頑張ったと思います。
トリノオリンピックでのフリーの演技は見ていて痛々しいほどでしたが、それから4年たち、精神的にも一回り強くなったのではないでしょうか
鈴木明子選手はショートプログラムの11位から3つ順位を上げて、8位入賞を果たしました。
摂食障害を乗り越えてたどり着いたオリンピックの舞台で、本人としても満足のいく演技が出来たようです。
演技終了時点で暫定1位に躍り出るなど、見せ場も十分だったようです。
感極まって流した涙が全てを物語っていたように思います
3人とも、本当にお疲れ様でした
緊張からも解き放たれたことですし、帰国までの間オリンピックの雰囲気を楽しんでくれたら良いなと思います
浅田真央選手はエキシビションに出られるので、そちらも楽しみにしています