読書日和

お気に入りの小説やマンガをご紹介。
好きな小説は青春もの。
日々のできごとやフォトギャラリーなどもお届けします。

ご退職

2008-09-30 23:32:19 | ウェブ日記
今日はちょっとした驚きがありました。
本日付けで退職する方がいたのです。
派遣で来ている女性で、私はあまり話す機会がなかったのですが、いつも真面目に頑張っている人でした。
退職のことは知らなかったので、ビックリでした。

業務が終わって、その方がみなさんに挨拶して回っていました。
そのときの雰囲気がとてもさわやかだったのが印象的でした
ほんとに清々しい感じで、まさに円満な退社でした。
私にも「これから忙しくなると思いますが、頑張っていってください」と声をかけて下さいました。

一人一人に挨拶して回るという、丁寧な方でした。
職場もふわりとした雰囲気になりました。
こうしてみなさんに見送られ、その方は去っていきました。

この人の退職の仕方は、私の目にはとても眩しかったです。
なんて清々しい去り方なんだろうと思いました

これからどうされるのかはわかりませんが、あの人ならきっとうまくやっていけると思います。
ちょっぴり切なくなった9月最後の日でした。

愛のバトン

2008-09-28 21:35:39 | ウェブ日記
viviandpianoさんからバトンが回ってきました。
「愛のバトン」という名のようです。
何となく苦手意識のあるバトンですが、気軽な質問が多いので、楽しく書くことが出来ました
普段よりちょっと大胆な?内容もあるので、読んでみてくださいませ


名前は?

「はまかぜ」と申します。
由来は、”横浜に吹く風”です


年齢は?

先日24歳になりました。
年男です。


恋人はいる?

いない、です
現在恋人募集中です


好きなものは?

・小説(純文学、エンターテイメントなど)。
 特に好きな作家は三浦しをん、伊坂幸太郎、綿矢りさ、島本理生。

・街歩き。
 最近は東京の色々な街を訪れています。
 気に入った街並みは写真に撮って、フォトギャラリーにしています。 

・競馬。馬たちが繰り広げるドラマが好きです
 たまに東京競馬場に観に行ったりもします。

 
好きなタイプは?

おしとやかな人
優しい雰囲気を持った人に惹かれます。
髪はセミロングくらいが好きです。
黒髪、茶髪が好きですね。
あと、スタイルの良い人。
でも、一番は「この人とずっと一緒にいたい」と思うような魅力を持っている人。これが大事です


嫌いなタイプは?

・金髪の人。
・文句ばかり言ってる人。
・協調性のない人。
・計算高い人。これは嫌いというより怖いですね…


好きな漫画は?

・デスノート。週間少年ジャンプで連載している頃は、一週間が待ち遠しかったです。
・ワンピース。こちらは中学二年の頃から読んでいます。最近は益々面白くなってきているので、先が楽しみです。


好きな音楽は?

J-POPを聴きます。
浜崎あゆみ、いきものがかりが好きです。


送り主を色で例えると?

銀色。viviandpianoさんはキャリアウーマン的なカッコいいイメージがあるので、この色が浮かんだのだと思います
これからもよろしくお願いしますね!



バトンを5人に回すのですが、「興味を持った方はやってみてください」という形にしようと思います。
質問形式なので気軽に書けばOKです。
この記事を読んで興味を持った方は、気軽にやってみてくださいね

「魔王」伊坂幸太郎

2008-09-27 20:59:29 | 小説
今回ご紹介するのは「魔王」(著:伊坂幸太郎)です。

-----内容-----
会社員の安藤は弟の潤也と二人で暮らしていた。
自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、その能力を携えて、一人の男に近づいていった。
五年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに綴られる、何気ない日常生活に流されることの危うさ。
新たなる小説の可能性を追求した物語。

-----感想-----
この作品は大きな見せ場より、作品全体の流れを重視しているような気がしました。
前回読んだ伊坂作品「ゴールデンスランバー」と比較すると、驚きの展開になることは少なかったです。
しかし読み応えはゴールデンスランバーにも負けていなくて、作品世界には常に緊張感がありました。
緊張感のもとになっているのは、安藤が持つ特殊な能力と、ファシズムへの危機感でした。
安藤には、自分が念じた言葉を相手が必ず口に出すという特殊能力があります。

また、この作品では政治のことが色々と物語に関わってきます。
野党・未来党の党首、犬養(いぬかい)という男が、キーマンになっていました。
犬養は従来の政治家のような曖昧な物言いはしないで、きっぱりとした物言いで態度を明確にし、強烈なリーダーシップもあるので次第に支持が広がっていきます。
しかし安藤はこれに危機感を抱いていました。
国民みんなが、犬養に煽動されているのではないか?という疑問が湧いてきます。
みんなが一つの方向に誘導されていくと、それはファシズムになっていくのではないか、ということです。
私はファシズムの定義がよくわからないのですが、ヒトラーやムッソリーニの話が出てきて、何となくイメージが湧きました。
この流れを止めるべく安藤は、自らが持つ能力を使って犬養を止めようとするのですが…
この政治的な話は、実際の政治と似たような話が出てきて面白かったです。

「魔王」の五年後を描いた「呼吸」では、憲法九条の改正についての議論や、改正の是非を問う国民投票の話などがありました。
そしてそこには、躍進した犬養の姿が!
もっともこの「呼吸」では、潤也についての話がメインになります。
潤也もまた、特別な能力を持っていたのです。

「死神の精度」の千葉が登場したのには驚きました。
伊坂作品でお馴染みの作品同士のリンクですね
千葉が出てきたということは…まさか、死人が出るのか?…と思いながら読み進めていきました。

魔王とは誰のことなのか、この小説の謎でもあります。
安藤なのか、潤也なのか、犬養なのか、それとも別の誰かなのか。。。
それと、今度この作品の続編が発売されるらしいので、そちらも機会があれば読んでみたいと思います


※図書レビュー館を見る方はこちらをどうぞ。

誕生日

2008-09-25 20:56:59 | ウェブ日記
今日で24歳になりました
いつの間にか、20代前半で迎える誕生日は今回が最後。
時間が経つのは早いなと思います。

24歳は、とても華やかなイメージがあります。
スポーツ選手や芸能人など、このくらいの年で花開く人ってたくさんいますし
23歳の昨日までは、24歳になったらまた一つ歳をとってしまう、嫌だなあ…と思っていたのですが、いざなってみると、それほどのショックはありませんでした。
24歳に良いイメージがあるからだと思います。
私の中で、20代前半の各年齢には、以下のようなイメージがあります。

20歳 → ついに成人!大人の仲間入り!
21歳 → 数字の響きが良い!とても若々しいイメージがある。
22歳 → 10代の頃からとても思い入れのある年齢。大切にしたい!
23歳 → 数字の響きがイマイチ。何となく苦手なイメージあり。
24歳 → 数字が整っていて良い。そして華やかなイメージがある!

20歳~23歳を駆け抜けてきたわけですが、社会人になった21歳からは時間が経つのがとても早かったです。
私の中では苦手意識のある23歳も、気が付けばもう通り過ぎてしまいました。
きっと年をとるにつれて、自分が年をとっていくのが怖くはなくなっていくのだと思います。
私はというと…まだ怖いです。
どうも22~25歳くらいが、怖くなるピークのように思います。
年をとるのは仕方ないとわかってはいても、それを認めたくない気持ちがあります。
でもまあ、年をとるにつれてたくさんのことを得ていくだろうし、怖がることはないのでしょうけどね

そんなわけで、今日から24歳のスタートです。
かなり良いイメージのある年齢なので、充実したものにしていきたいなと思います


律儀な友達がいて、毎年誕生日にメールを送ってくれます。
今年も来ました
嬉しいものですね

密林の探求者

2008-09-23 21:01:40 | フォトギャラリー
渋谷の街並みはとても入り組んでいます。
それを表す良い言葉はないかと考えたら、密林(ジャングル)という言葉が思い浮かびました。
この街並み、まさに密林のような気がします。
人々は密林の果て無き探求者として、思い思いの場所を目指していくのでしょうね。
というわけで、今回の渋谷フォトギャラリーでは前回の渋谷の象徴から少し視点を変えて、入り組んだ街並みを中心にお届けします

---------- 渋谷フォトギャラリー 密林の探求者 ----------


ここはパルコのある辺りです。
50mくらい進むとすぐセンター街に出ます。


ここはセンター街の中。
この写真はいかにも入り組んだ場所ですね
ジャングルのど真ん中といったところでしょうか。


一度センター街から出ます。


道の両側に広がっているのは西武百貨店です。


この建物は劇場か映画館が入っていたような気がします。


この路地の先に、渋谷ロフトが見えますね。


これが渋谷ロフト。
文房具、雑貨などを扱っているようです。
テレビにもよく登場しますね


再び、センター街に来ました。


センター街の中には、服や靴の店からハンバーガーなどのファストフード系まで、色々な店が密集しています。


「プリクラのメッカ」というのがあります。
参拝しに来る人もいるとか。。。


というわけで、前回とは視点を変えて見た渋谷、いかがだったでしょうか。
渋谷にはまだ土地勘のない場所が多いので、機会があればまた歩いてみたいと思います

※フォトギャラリー館を見る方はこちらをどうぞ。

「波打ち際の蛍」島本理生

2008-09-23 13:22:16 | 小説
最近読んだ本の中で一押しの作品です。
今回ご紹介するのは「波打ち際の蛍」(著:島本理生)です。

-----内容-----
蛍、あなたに触れたいのに。
DV、刻まれた怯え、求める心と拒む体…
痛みを超えて、もういちどわたしたちは、恋をする。
「この恋愛小説がすごい!」2006年版1位の『ナラタージュ』を超えた、最大熱量の恋愛小説!!

-----感想-----
まさに、最大熱量の恋愛小説でした。
淡々とした作品世界の中に、もう一度人を好きになることに向かっていく、熱い感情の揺らめきがありました。
このギャップが特徴的でした。
小説の世界感は島本理生さん特有の静かで穏やかな感じなのですが、主人公・川本麻由の揺れる心の何とももどかしいこと…
相談室で出会った植村蛍と少しずつ仲良くなっていくのですが、麻由は発作的に感情が混乱することがあって、戸惑ったり拒絶したり、二人の距離は思うように縮まりません。

麻由には元彼の関口遥からDVを受けていた過去があって、心に深い傷があります。
別れてから時間が経った今でも、ちょっとしたことがきっかけで感情が不安定になってしまいます。
蛍と一緒にいるときでも、そうなってしまうことがあります。
蛍のことが好きだという気持ちと、でも怖いという気持ちがごちゃまぜになって、揺れ動く感情にすごくリアリティがありました。
結局殻に閉じこもることを選んでしまう自分に嫌気が差すこともあるようです。
でも、大丈夫、蛍はそんな麻由を受け入れてくれます。
決して責めたりはしないし、麻由が落ち着くのを待っていてくれます。
ときに気まずくなったりもしながらも、ゆっくりと歩んでいく二人。
どんな結末を迎えるのか、ぜひ色々な人にこの本を読んでほしいなと思いました。

さすが島本理生さんだけあって、文章に透明感があります
その透明感に触れているうちに、一つ一つの文章を丁寧に読みたいと思うようになりました。
この作品は大切にじっくり読んでいきたいと思わせる魅力がありました

私はナラタージュよりこちらの作品のほうが良いかもと思いました。
ナラタージュも良い作品でしたが、この作品は透き通るような透明感があって、読んでいて心地良かったです。
文章も凝ったものはあまり使っていなくて、読みやすかったです。
一つ、すぐには理解出来なかったのが、麻由が自分の部屋を出るとき、目覚まし時計をセットしていた場面。
前後の文章から見ても、目覚まし時計は全く脈絡がなかったので、唐突に出てきたこの文章に?となりました。
しばらく考えてから、なるほど、と納得がいきました。
もし読む機会があったら、どんな意味か考えてみてくださいね
文章から意味を読み取るのは、なかなか奥が深いものです。

この作品にはぜひ何か大きな賞を取ってほしいです。
作品の随所に見られるクールで美しい世界感がそう思わせます。
もともと島本理生さんは芥川賞候補にも何度かなっているし、とても力のある作家です。
これからも頑張っていってほしいなと思います

※図書レビュー館を見る方はこちらをどうぞ。

「下北沢 さまよう僕たちの街」藤谷治

2008-09-21 13:29:20 | 小説
今回ご紹介するのは「下北沢 さまよう僕たちの街」(著:藤谷治)です。

-----内容-----
下北沢で「箱貸し」の店を営む勇の日常は、穏やかで、それでいて騒がしい。
翻訳の仕事をする常連客の桃子さんに恋をして、元アイドルのみずほの話に耳を傾け、変わり者の詩人・土蔵真蔵に付きまとわれ…。
今もっとも注目を集める作家が、<街>とそこに生きる<人>への愛を全開の筆運びで綴った、爽快で痛快で痛切なラブストーリー。

-----感想-----
先日読んだ下北サンデーズに続き、またも下北沢を舞台にした小説を読みました
下北サンデーズが青春小説なのに対して、こちらは下北沢の日常を綴った小説という感じでした。
その日常は、とても騒がしいものでした。
主に騒ぎを起こすのは変わり者の詩人・土蔵真蔵(どぞうしんぞう)で、主人公・勇はだいぶ振り回されていました。

勇はサラリーマンを辞めて、下北沢に雑貨屋を開きました。
箱貸しという商売があるのを、初めて知りました。
店舗の中に箱を置き、その箱をレンタルスペースとして月々いくらかで貸すようです。
勇もそれをやっていますが、それほど儲かってはいないようです。
それでも、店に来るお客さんと話したりする何気ない日常が好きな勇は、今の生活に後悔はないようです。
やはり自分の店を持つというのは、充実感があると思います。
この店を守るんだ!という使命感もあるでしょうし。

また、下北沢の人は気軽に話せる人が多いとありました。
どこか店に入って、店長と話しているうちに、あっという間に仲良しになったり。
人と人のつながりが強いようです。
それは下北沢の街がそういう空気を持っているからだと思います
作品中に街がどんな様子なのか描かれていましたが、色々な店が集まっていて、道路は狭いものが多く、歩行者優先な感じとありました。
都会とは一味違った良さのある街なのだと思います

下北沢は渋谷から東急井の頭線に乗ってすぐ行けるようなので、いつか行ってみたいなと思います。

※図書レビュー館を見る方はこちらをどうぞ。

台風も過ぎ去り…

2008-09-20 22:58:11 | ウェブ日記
今日は朝起きたとき、大雨を予想していました。
昨日の天気予報では今日の午前中まで雨という予報だったので。
しかし起きて外を見てみると、晴れ間が広がっていました
どうやら台風が予想より早いスピードで移動したようですね。

もともと今日は髪を切りに美容室に行く予定でした。
雨だと思っていましたが晴れてくれたので、出かけやすくなりました
それにしても台風一過の影響なのか、今日は暑かったです。
久々に半袖Tシャツ一枚で歩きました。
でもやはり夜は冷えますね。
秋だけあって温度の変化が大きいです。

髪もさっぱりしたことだし、明日は出かけようかなと思います
でも体に疲労を感じるので迷うところです。
明日起きて、疲れがなければ良いのですが…
体調次第ですね。

それでは、また明日。
良い週末をお過ごしください

新宿 東南口の雰囲気

2008-09-19 23:14:23 | フォトギャラリー
今回は新宿の東南口方面のフォトギャラリーを作りました。
東南口は東口より落ち着いた雰囲気で、穴場的な感じがします。
夏と秋が混在する空気の中、気分良く散歩を楽しみました

---------- 新宿 東南口の雰囲気 ----------


東南口前の広場です。
待ち合わせスポットとしても定番のようです




新宿駅というと、歌舞伎町や三丁目百貨店街に近い東口に人が集中しますが、この東南口もなかなか良いのではと思います



この道を進んでいくと百貨店街に行けます。
東南と東なので、すぐ行き来できる距離ですね。


マルイが見えてきました。
右のほうにJRA(日本中央競馬会)のマークもありますね。


高島屋を目指しています。
前方に見えるビルがそうです。
この日は11階で開催されている全国うまいもの博に行きました




ルミネ新宿店です。
高島屋の向かい側にあります。


というわけで、以前作った大副都心・新宿に比べると小さめのフォトギャラリーになりましたが、東南口方面の雰囲気は伝わったかなと思います。
この辺りは人の往来が比較的落ち着いているので、歩きやすかったです。
東口だと人ごみに飲まれながら歩くので疲れますが、東南口ならある程度スムーズに歩けます。
ルミネと高島屋もあるので、便利な場所のように思います。
みなさんも新宿に行くことがあったら、この辺りを散歩してみるのも良いかも知れませんね

※フォトギャラリー館を見る方はこちらをどうぞ。

暴走自転車

2008-09-18 20:12:13 | ウェブ日記
東京では暴走自転車を多く見かけます
歩道を歩いていると、前からも後ろからも、我が物顔で自転車が走ってきます。
通勤時は歩道も人で混雑するのですが、そこに自転車が走ってくるので、けっこう危ないです
今日も、横断歩道を渡っていたとき横から自転車が来たので、一度立ち止まって先に自転車を行かせました。
そうしないと、激突されそうな気がします。
まったく迷わずこちらに向かって走ってくる自転車もいるので、歩行者が避けないといけません。
大阪に行っていたときも暴走自転車は多かったのですが、もともと大阪はそういうのが有名なこともあって、あまり驚きませんでした。
まあこんなものかと思いました。
しかし、今住んでいる場所でこういうのを見かけると、けっこう驚きます。
横浜ではそれほど暴走自転車を見かけなかったのに、東京は意外と多いようですね。
特に怖いのは、後ろから来ている自転車です。
歩道を歩いていて、別の路地に入ろうと思い進路を変えると、キッ!というブレーキ音がしたことがあります。
振り返ると、後ろに自転車が迫ってきていたというわけです
静かな道でなら気付くと思いますが、大きな道路沿いの歩道だと、自動車の音が大きくて後ろから来ている自転車には気付きにくいです。
けっこう危険を感じるので、最近は警戒しながら歩いています。
なんとかならないものかと思うのですが、なかなか難しいのでしょうね。
今後も自転車には気をつけたいと思います。