読書日和

お気に入りの小説やマンガをご紹介。
好きな小説は青春もの。
日々のできごとやフォトギャラリーなどもお届けします。

神社にて拝むこと

2011-11-30 23:59:12 | ウェブ日記


写真は浅草・鷲神社の酉の市でのものです。
今年は11月26日の三の酉に行ってきました。
まずはこの門を通って本殿にて参拝、手を合わせて拝んできました。

私は主に明治神宮、靖国神社、鷲神社、この3つの神社を参拝します。
よく訪れるのが明治神宮、2~3ヶ月に1度訪れるのが靖国神社、1年に1度訪れるのが鷲神社といった感じです。
鷲神社の1年に1度というのは、もちろん酉の市のことです^^

そして神社に行けば当然拝むのですが、その時に何を拝むかが神社によって変わってきます。
明治神宮では自分自身や家族の身の回りのことをお願いすることが多いです。
靖国神社では日本の為に戦ってくれた方々に感謝したり、亡くなった祖父が太平洋戦争を兵隊として経験していたのでその関係のことを拝んだりします。
で、最後に鷲神社ですが、ここでは年に1度のお祭りなので、あちこちの熊手のお店で飛び交っている言葉をそのまま拝借して拝んでいます。
すなわち「家内安全、商売繁盛!」この言葉です
まあ私は1人暮らしで商売人でもないですが、鷲神社の酉の市で拝むならこれが相応しいだろうと思います。
家内安全、商売繁盛、この1年も健康で過ごせるようによろしくお願いします、という感じです。
細かいお願い事は明治神宮に頼みますし、鷲神社ではこんな感じでおおまかなお願い事となります。
神社が持つ特性によってこちらのお願い事も変わっていくのは奥深いものがあるなと思います。

それと、鷲神社の酉の市はついにフォトチャンネルを作りました。
ご覧になる方はこちらをどうぞ。
まだ写真をひととおりアップしただけなので、これから写真を絞り込んだり解説文を付けたりして完成度を上げていこうと思います。
ひとまず写真でお祭りの雰囲気を楽しんでみてください

稀勢の里、大関昇進!!

2011-11-29 23:45:02 | ウェブ日記
一昨日千秋楽を迎えた大相撲の九州場所。
この場所で10勝5敗の成績を挙げた関脇稀勢の里の大関昇進が確実になりました。
おめでとうございます
稀勢の里は名古屋場所が10勝、秋場所が12勝、そして九州場所が10勝で、3場所での合計は32勝。
大関昇進の目安となる3場所合計33勝にはあと1勝届きませんでしたが、相撲内容が評価され昇進となりました。
ぜひ大関になってほしい力士だったのでとても嬉しいです

ただ今回の昇進、色々と相撲協会の裏事情もあるようです。
gooの稀勢の里昇進の記事にその辺りのことが書いてあるので、ご覧になる方はこちらをどうぞ。
まあ。。。暴行事件や八百長問題で相撲のイメージがダーティになり、お客さんの入りも悪くなっているので、相撲協会としても何とかしたいのだと思います。
私も14日目に稀勢の里が勝って10勝4敗になり、千秋楽の取組み前に大関昇進が確実になったというニュースが出たときには「えっ」と思いました。
まだ昇進の目安に達していないのに、ずいぶん急いでいるなという印象でした。
たしかにgooの記事にあるように、話題を作ってお客さんの入りを回復したいという思いもあるのだと思います。
でも…稀勢の里自身も十分よくやったと思います。
何しろ今場所は、場所前に師匠の鳴戸親方が亡くなるという悲劇に見舞われました。
指導してくれる人がいない中での、そしておそらくとても悲しんだ中での10勝5敗は十分立派だと思います。
協会の裏事情がどうとかは、この際気にしないで良いかなと思います。
新大関となった稀勢の里が立派な成績を残していってくれればそれで良いです。
琴奨菊とともに日本人大関としてぜひ相撲を盛り上げていってほしいです。

改めて、大関昇進おめでとうございます。
大関と言わず、ぜひもう一つ上の地位・横綱も目指していってほしいと思います。
頑張れ、稀勢の里

大阪”秋の陣”

2011-11-28 22:57:51 | ウェブ日記
昨日投開票が行われた大阪府知事選&市長選のダブル選挙。
早くから「大阪秋の陣」と呼ばれ注目されてきました。
「大阪都構想」を掲げる橋下氏が、それに猛反対する平松大阪市長と激しく対立し、その平松氏を倒すため自ら府知事の職を辞して大阪市長選に乗り込んでいきました。
結果は府知事選で大阪維新の会幹事長の松井一郎氏、市長選で維新の会代表の橋下徹氏が当選し、維新の会の完全勝利となりました。
維新の会支持という民意が示されたことで、にわかに「大阪都構想」が現実味を帯びてきた気がします。
国会での法改正が必要なのでかなりハードルは高いですが、少なくとも議論が活発化していくのは確実な情勢です。

ところでこの「大阪都構想」、たぶん有権者もあまり詳しくは分かっていない人が多いのではと思います。
私も簡単に、大阪市と堺市を解体して東京23区みたいなのを作り、二重行政の無駄を省くというくらいのイメージです。
それでも多くの有権者が橋下、松井両氏を支持したのは、やはり閉塞感の打破、変革を望んだからなんだと思います。
今回注目すべきは、既存勢力の大半が平松氏を支援したにも関わらず橋下氏が勝ったこと。
これは凄いことだと思います。

それと、橋下氏のことを「独裁者」と言っている人がいますが、それはいくら何でも偏った見方をし過ぎです。
府知事に就任してからの3年9ヶ月、財政破綻寸前だった大阪府を立て直したのは紛れもなく橋下氏の功績です。
たぶん他の人が知事をやっていたら今頃大阪は財政破綻して夕張市みたいになっていたのではと思います。
この実績は正当に評価されるべきだし、「独裁!独裁!」と言っている人達は、それをもう少し真剣に考えたほうが良いと思います。

何はともあれ、今回の選挙結果は興味深かったです。
民意が「大阪都構想」を支持した形になったので、国政としても無視するわけにはいきません。
政令指定都市を解体することになるので色々な利害が絡んできて揉めると思いますが、これから先の議論に注目しています。

第31回ジャパンカップ

2011-11-27 16:38:30 | スポーツ
さきほど行われた第31回ジャパンカップ(東京競馬場、芝2400m)の結果は以下のとおりです。

1着 ブエナビスタ
2着 トーセンジョーダン
3着 ジャガーメイル
4着 トレイルブレイザー
5着 ウインバリアシオン

というわけで、ブエナビスタが昨年の天皇賞(秋)以来となる劇的な勝利
GⅠ6勝目を挙げました
昨年のジャパンカップで1着入線から2着降着になり、それ以来流れが悪くなっていたブエナビスタ。
その後は有馬記念2着、ドバイワールドカップ8着、ヴィクトリアマイル2着、宝塚記念2着で、前走の天皇賞(秋)では国内では初めて3着以内から外れる4着…
どことなく昨年の秋に見せていたオーラも感じられなくなり、衰えも囁かれていました。
そんな中迎えた今回のジャパンカップ。
4歳勢の充実した布陣や天皇賞馬トーセンジョーダン、凱旋門賞馬デインドリームなどの存在もあり、たぶん今回も善戦はしても勝てないだろうと見ていました。
とにかく昨年のジャパンカップ以来運に見放されてしまった印象がありました。
もともと3歳の秋も運に見放されていましたし、この馬は非常に運に見放されることが多いと思います。
実力はあるのに勝ちきれないレースが多いというのは、ファンもそうですが陣営としてもやり切れない思いがあったと思います。
しかししかし、競馬の神様はまだこの馬を見捨ててはいなかったようです

最後の直線、先頭に立つトーセンジョーダンの外から伸びてくるブエナビスタの姿を見たとき、胸が高鳴りました。
一完歩ごとに、確実に差が詰まっていきます。
4歳勢を応援していた私も全力でブエナビスタを応援。
頑張れ!頑張れ!と必死の思いで見ていました。
そしてついにトーセンジョーダンを捕らえて頭ひとつ抜け出します。
栄光のゴールはすぐそこ。
その後トーセンジョーダンが粘りを見せそれ以上差が広がらず、差し返されるのではないかと少しひやひやしましたが、見事ブエナビスタが先頭でゴールイン。
感動の復活勝利となりました
2009年のウオッカのときもそうでしたが、5歳の秋を迎え以前に比べてパフォーマンスが低下したように見えて、衰えも囁かれる中での劇的な勝利はすごい感動です
まだ終わってなんかいないという強い気迫を感じる勝利でした。

因縁のジャパンカップで見事に復活勝利を挙げたブエナビスタ。
悪い流れも払拭できたのではと思います。
次は暮れの有馬記念、昨年は2cm差で2着に敗れたレースです。
復活したブエナビスタなら今年は勝てるのでは、と期待を抱かせてくれます。
史上最多タイのGⅠ7勝目を目指して頑張ってほしいと思います

神宮外苑いちょう祭り2011

2011-11-26 13:51:17 | ウェブ日記


というわけで、今年も「神宮外苑いちょう祭り」を見に行ってきました
今回は11月23日に見に行きました。
例年このくらいの時期に行くと黄色く色付いたイチョウが見られるので、今年も良い感じに色付いているのではと思いました。
しかし。。。今年は思いのほか紅葉が遅れているようで、全体的にはまだまだこれからが見頃といった感じでした。
最近まで結構温かい日が多かったのが影響したのかなと思います。
ただ裏を返せばまだまだこの先もしばらくは紅葉が楽しめるということ。
「神宮外苑いちょう祭り」も12月11日まで開催しているようですし、きっと多くの人で賑わうのではと思います^^

そして今年も写真をたくさん撮ったので、フォトチャンネルを作ってみました。
ご覧になる方はこちらをどうぞ。
木によってはだいぶ色付いているのもあったので、良い感じに色付いているのを探しながら撮っていきました。
出来ればお祭りの期間中にもう一度見に行って、完全に紅葉した姿を撮りたいなと思います

静電気

2011-11-25 23:32:07 | ウェブ日記
今日はお風呂に入ろうと思って服を脱いだらバチッと静電気が走りました
静電気が起きたのはこの秋初めてです。
気付けば11月も下旬ということで、そろそろそういう時期になってきたんだなと思います。

私はわりと静電気が起きやすい体質のようで、冬場はバチバチとなることが多いです。
困るのはドアを開けたりするときにもバチッとなることで、あれは痛いし何より驚きます。
やはり空気が乾燥した状態でコートなどを着込んでいたりすると静電気が溜まりやすくなりますね。

ところでこの静電気、青色に光っているのを見たことがあります。
実家に居た頃、お風呂に入ろうと思って黒い服を脱いだとき、バチバチバチッという音とともに青白い光が見えました。
あちこちでバチバチ光っていて、こんなに静電気が溜まっていたのかと驚いたものです。
黒い服だと静電気が見えやすくなるので、みなさんも見たことがあるのではないでしょうか。

いずれにしても、これから冬になるにつれて静電気も激しくなっていきます。
電気の溜まりやすい人はなるべくバチッとならないように気をつけてください。

日韓通貨スワップ協定

2011-11-23 23:45:02 | 政治
以前ニュースになった、日韓通貨スワップ協定の拡大。
野田総理が訪韓して、イ・ミョンバク大統領との間で合意しました。
その額、実に700億ドル(約5兆4000億円)。
日本側が韓国から通貨を融通してもらうことはまずないので、事実上日本が一方的に韓国に通貨を融通するための協定です。

これについては、色々な疑問があります。
代表的なものとしてまず第一に、なぜ世界的に見ても最悪の反日国家である韓国をそこまでして助けないといけないのか。
韓国というのは、メディアはさも素晴らしい国のように報道していますが、実態は極めて反日的な国です。
国を挙げての反日教育により日本人が大嫌いな人がたくさんいますし、当然のように差別されるという話もよく聞きます。
そんな最悪な国を、最大5兆4000億円も援助して助ける必要などないのではないかと(しかも韓国の場合、助けてもろくに感謝もしません)。
この感情は当然のものですし、実際私もそう思います。
しかし問題はそう単純でもなく、日本経済から見ると韓国を助けざるを得ない状況のようなのです。
韓国には多数の日本企業がいて、もし韓国が経済破綻するとそれらの企業も致命的な影響を受けることになります。
また、韓国に輸出している日本企業にとっても、あちらが経済破綻すると代金を払ってもらえなくなる恐れがあります。
これらを考慮すると、やはり助けざるを得ないのだろうなと思います。

第二に、今回の日韓通貨スワップ協定拡大ではIMF(国際通貨基金)を介していないこと。
2008年にも似たようなことがあったのですが、そのときは当時の麻生総理がきちんとIMFを介していました。
IMFは非常に厳しい取り立てをすることで知られていて、これを介していれば、融通したお金を踏み倒されるということはまずありません。
もし韓国が融通した分を返さなくても必ず取り返してくれると思います。
ところが今回の野田総理の場合はIMFを介していないので、融通したお金が本当に返ってくるのか不透明なところがあります。
なぜIMFを介さずに通貨スワップ協定を拡大してしまったのか、私はこれを非常に疑問視しています。
IMF介入ありでの拡大ならまだ納得していたのですが、介入なしで拡大してしまった野田総理の姿勢には不信感を持ちました。

第三に、韓国に対してのメディアの報道姿勢。
メディアはずっと「韓国は素晴らしい、経済も絶好調」と言っていました。
ところが実際の韓国は、経済崩壊の危機にあるのです。
そのため日韓通貨スワップ協定を拡大して日本に助けてもらおうとしています。
では、あの異常な韓国持ち上げ報道は何だったのでしょうか?
韓流ゴリ押しというより韓国そのもののゴリ押しという感じで、なぜか韓国絡みの報道は絶賛ばかりなのが気になるところです。
上記の最悪な反日ぶりと合わせて、実際の韓国がどんな感じなのかもっと報道するべきなのではと思います。
あと、野田総理が訪韓するときに「朝鮮王室儀軌」というのを手土産みたいな感じで持っていきましたが、メディアはあれをあまり問題視しませんでした。
なぜ、通貨スワップ協定を5兆4000億円に拡大して韓国を助ける側の日本が、手土産まで持ってへこへこしながらイ・ミョンバク大統領に会わないといけないのでしょうか?
なぜメディアはそれを疑問視しないのでしょうか?
何かおかしくないですか?

そんなわけで、私的に日韓通貨スワップ協定の拡大は止むを得ないとは思いますが、色々と納得いかない点もあります。
野田総理の外交姿勢には疑問を持ちましたし、メディアの報道姿勢にも疑問を持ちました。
ブログ、ツイッター等で情報を集めつつ、おかしな動きがないかよく見ていきたいと思います。

霧と靄(もや)の違い

2011-11-22 20:59:16 | ウェブ日記


先日の明治神宮は雨が降っていたため、霧が出ていました
霧は結構久しぶりに見たなと思います。
ボワーッと空気が白くなっていて、遠くのほうが見えずらくなっていました。
いつもと雰囲気が違うこんなときは、参道を歩く私の心境も少しワクワクしたものになります^^
晴れているときはジャリッジャリッと踏みしめていく砂利道も、雨の日はジャッジャッという感じで少し高めの音が鳴ります

ところで、霧と同じような意味で使われるのが靄(もや)という言葉。
どちらも視界がぼやけている状態ですが、その違いはよく分かりません。
以前テレビの天気予報のコーナーでこれを解説していたことがあったのですが、さすがに覚えていなかったので改めて調べてみました。
その結果、霧と靄の違いは以下のようになっています。

「霧(きり)」・・・・・1キロ先が見えない濃いもの
「靄(もや)」・・・・・1キロ以上先が見える場合

どうやら1キロ先が見えるかどうかで霧と靄の区別がされているようです。
写真の状態は果たして1キロ先が見えるのかどうか分かりませんが、ひとまず霧にしておきました。
個人的には濃いものを霧、そうでもないものを靄という感じで感覚的に分けておけば良いような気もします。
同じような状態でも濃さで呼び名が変わるのは面白いなと思いました。


※今年の春に訪れたときの、新緑に包まれた明治神宮のフォトチャンネルをご覧になる方はこちらをどうぞ。

※明治神宮にあるパワースポット、清正井(きよまさの井戸)のフォトチャンネルをご覧になる方はこちらをどうぞ。

ラーメンとつけ麺

2011-11-20 12:01:50 | グルメ


あとは「僕イケメン」があれば、某芸人さんのお笑いネタになりますが(笑)
まあ冗談はおいておいて。

写真は「光麺」のつけ麺です。
とんこつのスープで、これが麺によく絡んで良い感じです
つけ麺の場合は麺によく絡むスープが好きです

個人的に夏はつけ麺、冬はラーメンをよく食べます。
やはり夏は暑いのでつけ麺を食べ、冬は寒いのでラーメンを食べて温まろうという感じです。
あと、感覚的なものなのか、不思議と冬場は味噌ラーメンを食べたくなります
あの味わいは冬場でこそかなと思います。
醤油、味噌、塩、とんこつ、細かく見ていけば醤油とんこつなど、ラーメンは意外とスープにバリエーションがあります。
ここ最近はとんこつか塩を食べることが多かったので、やはりそろそろ味噌を食べたいところです

「神様のカルテ2」夏川草介

2011-11-19 20:52:52 | 小説
今回ご紹介するのは「神様のカルテ2」(著:夏川草介)です。

-----内容-----
医師の話ではない。
人間の話をしているのだ。
42万人に愛された感動のベストセラー、待望の新章!
あの「一止とハルさん」に、また会える。

-----感想-----
「神様のカルテ」の続編となるこの作品、前作が非常に面白かったのですかさず続編を読んでみました^^
前作では末期ガンの患者の命と向き合いましたが、今作ではとても身近な命と向き合うことになります。
最初にその人が倒れた時はよもやこの人が…と思いショックを受けました。
主人公の栗原一止(いちと)が勤める本庄病院のわりと重要な立場の人で、一止もお世話になっていました。
人はいつ何時、病魔に襲われるか分からないなあと思いました。
認めざるを得ない現実の中で、どう病気と向き合い、どう悔いのない最後を迎えさせてあげるか…一止たちは色々考えます。

ここまでの流れを見ると、とても悲しい話になりそうですが、単にそういう話にはならないのがこのシリーズの良いところです。
今回も色々なことがありました。
一止を支えてくれる、奥さんであるハルとの冬の信州・美ヶ原高原での散策。
一面銀世界の、真冬の雪原から二人並んで見た北アルプスの山々
嬉しそうに山々を指差して名前を挙げていくハルと、傍らで頷く一止。
とても良い感じの二人だと思います
一止が激務に耐えられるのも、少なからずハルの支えのおかげもあると思います。

そして、今回重要な登場人物として一止の前に現れるのが、進藤辰也という一止の大学時代の同級生。
大学卒業後、東京の有名病院で働いていたのですが、この春から本庄病院に赴任することになりました。
気心知れた同級生だし、医者も1人増えて本庄病院としても嬉しいことかと思いきや、思わぬ展開に…
働き始めた進藤先生の評判が悪く、たちまち病院中の噂になります。
学生時代「医学部の良心」とまで呼ばれた進藤を知っているだけに、困惑する一止。
その目に映るのは、かつての医療に情熱を持っていた進藤ではなく、冷たく患者にもドライな医者の姿でした。
「久しぶりに再会した友が、すっかり変わっていたとき、人は時の流れという得体の知れない化け物の存在を実感する」
一体、東京で何があったのか。。。
思わぬ心配の種を抱えた一止は、この変わってしまった友と向き合っていくことになります。

何はともあれ、今作も非常に見所たっぷりで面白い内容でした。
そして最後は悲しみもありましたが、未来に向かっての希望も感じられました。
前作の「神様のカルテ」と合わせて、文章的にもとても面白く読み応えもあるのでお勧めな作品です


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