読書日和

お気に入りの小説やマンガをご紹介。
好きな小説は青春もの。
日々のできごとやフォトギャラリーなどもお届けします。

皇居 新年一般参賀2019

2019-01-12 20:39:57 | フォトギャラリー


(写真は皇居の長和殿にて。
左から雅子妃殿下、皇太子殿下、天皇陛下、皇后陛下、秋篠宮殿下、紀子妃殿下、眞子内親王殿下、佳子内親王殿下です。)

今年も1月2日に父、母と皇居の新年一般参賀に行きました
今年の新年一般参賀は平成になって最多の約15万4800人もの人々が訪れたとのことです
昨年も約12万6720人で平成になって最多だったのが今年はさらに更新され、やはり平成最後の新年一般参賀ということで物凄く大勢の人々が訪れました。

今年は写真とともに長和殿に辿り着くまでの様子をご紹介していきます。


-------------------- 皇居 新年一般参賀2019 --------------------



JR東京駅から歩き皇居に行くための入り口に到着すると、見渡す限りの大行列で全く前に進まなくなっていました。
朝の9時くらいに到着したのですが早くもこの大行列で、長和殿に到着するまでかなり時間がかかることが予感されました。




それでも少しずつ進んでいきました。
また警察官も物凄い数の人がいました。
さらにどう見ても武闘派なのが一目で分かる公安調査庁の方々と思われる集団が睨みを効かせていた場所もありました。
皇室へのテロを企むような極左思想の人が新年一般参賀に来た大勢の人々の中に紛れ込んで侵入する可能性があるので警備は厳戒態勢です。




前方にテントが見えます。




このテントでは大勢の警察官によって手荷物検査とボディチェックが行われます。
皇室へのテロを企むような人に備え、これはあったほうが良いと思います。




テントを抜けた先もやはり大行列でした。




「1」「9」「予備」といった札があるとおり、大行列自体がいくつもあり、「大行列1」「大行列2」「大行列3」のようになっています。
さらに道の向こう側からもこちらと同じ大行列が来ていて、それらを順番に一定人数ごとに通していきます。
私の居たレーンはここで2時間以上待ちました
やはり簡単には長和殿まで辿り着けないです。




ついにレーンが動き始め、写真中央やや左の「正門」を目指します。




正門を通り抜けて有名な「二重橋」を渡る人達の姿が見えます。







正門に辿り着き、皇居の中へと入ります。




二重橋に向かって歩いて行きます。




お城の雰囲気を感じる建物もあります。




二重橋を渡っています。
写真をよく見ると地面が人で埋め尽くされているのが分かります。




そしてついに、長和殿に辿り着きました




こちらが長和殿です。
12時少し過ぎに到着し、私は13:30の回になりましたが何とご厚意で時間を早めて下さり13:00に新年一般参賀が行われることになりました。




天皇陛下、皇后陛下、皇太子殿下、雅子妃殿下、秋篠宮殿下、紀子妃殿下、眞子内親王殿下、佳子内親王殿下がお出ましになられ、皆さん一斉に国旗を振ったりデジカメやスマートフォンなどで写真を撮ったりしました。




この場所で今年もお姿を見ることができて嬉しいです




天皇陛下から次のお言葉がありました。

「新年おめでとう。
晴れ渡った空のもと、皆さんと共に新年を祝うことをまことに喜ばしく思います。
本年が少しでも多くの人々にとり良い年となるよう、願っています。
年頭にあたり、我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります」


様々な場所で「平成最後の~」という言葉が聞かれますが、私は新年一般参賀こそ最も「平成最後の~」という言葉に相応しい気がします
平成最後の新年一般参賀、行くことができて良い思い出になりました
そして天皇皇后両陛下、30年間ありがとうございました


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東広島 酒の都西条 酒蔵通り その2

2018-11-04 14:55:15 | フォトギャラリー
※「東広島 酒の都西条 酒蔵通り その1」のフォトギャラリーをご覧になる方はこちらをどうぞ。

フォトギャラリー「その2」では「亀齢酒造」、「賀茂泉酒造」、「福美人酒造」の3つが登場します。
酒造会社によっては敷地が広く建物の数も多いのでそんな酒造会社は時間をかけてゆっくり見て行きました。
空は変わらず澄んだ青空で、清々しい気持ちで歩きました


-------------------- 東広島 酒の都西条 酒蔵通り その2 --------------------



「亀齢酒造株式会社」。
公式ホームページによると「鶴は千年 亀は万年」の言葉のごとく長命と永遠の繁栄の意をこめて名づけられたとのことです。




1955




「万年亀」の暖簾(のれん)。
この中に入ってみます。










「広島の酒 亀齢」のTシャツ。
日本酒好きな人や亀齢好きの人、西条好きな人などが着るのではと思います










亀齢の樽と、壁には大きな亀がいます。




神社ではよくこの形の樽が「清酒」として奉納されています。




「これより先立入禁止」。
日本酒を造っている場所があるのかも知れないです。







建物の間の細い道を進んで行きます。




右上にカタカナで「キレイ」とある白い煙突が見えます。
ここは亀齢酒造の第五号の蔵です。




さらに道を進んで行きます。







亀齢酒造の精米所。
亀齢酒造も賀茂鶴酒造と同じでかなり建物の数があります。




酒蔵通りに戻ってきました。




酒蔵通りの観光案内所。







西条では毎年10月に「酒まつり」が行われていて、行ってみたいお祭りです




「賀茂泉酒造株式会社」。







「福美人酒造株式会社」。




建物の中に入ってみます。




「東広島を舞台にした酒と恋のものがたり 恋のしずく」という幟(のぼり)がありました。
この蔵元では特に熱心に映画「恋のしずく」の紹介をしていました。







「仕込み水」。
広島県の西条盆地の地下から汲み出した龍王山伏流井水です。




「わがふる里は酒どころ 酒都西条の酒 福美人」。
福美人はふくよかな味で広島の”女酒”の代表で柔らかな口当たりはまさに美人酒とのことです。




川栄李奈さんをはじめ映画に出演された方のサインがありました。




壁には福美人のラベルと歴代の内閣総理大臣が書いた「國酒」がありました。







安倍晋三内閣総理大臣の「國酒」もありました。




「西條酒造学校」。
福美人酒造は昭和45年(1970年)頃まで杜氏(とうじ、日本酒の醸造工程を行う職人集団の監督者)や発酵技術者を養成する教育機関としての役割も担っていました。
その養成機関は「西條酒造学校」と呼ばれ多くの人材を世に輩出してきました。
ここで学んだ技術者達は広島県内にとどまらず日本全国で活躍し、現在「西條酒造学校」の名は福美人酒造の一銘柄として受け継がれています。







福美人酒造は歴代内閣総理大臣の「國酒」があったりかつて杜氏や発酵技術者を養成する教育機関だったことが分かったりと印象的でした。


というわけで酒の都西条、とても興味深く歩きました。
日本酒の蔵元なのでやはり建物の雰囲気が古風な和の雰囲気で目を引きました。
西条の酒蔵通りには広島県の新たな魅力を感じ、今度訪れたらぜひ日本酒を飲むか買うかしてみたいと思いました


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東広島 酒の都西条 酒蔵通り その1

2018-11-03 22:23:22 | フォトギャラリー
6月16日、広島県東広島市の西条(さいじょう)に行きました。
西条には「酒蔵通り」という日本酒の酒蔵が7つもある通りがあります
西条の酒蔵は10月20日から全国公開されている映画「恋のしずく」の舞台にもなっています。
酒蔵がそんなにたくさんある場所に行くのは初めてだったので興味深く歩きました


-------------------- 東広島 酒の都西条 酒蔵通り その1 --------------------



西条駅に降り立ちました。




さっそく酒蔵通りを見に行きます。




こちらは他の酒蔵から少し離れた場所にある「山陽鶴酒造株式会社」。
日本酒「山陽鶴」の蔵元です。




カタカナで「ハクボタン」と書かれた煙突が見えます。
こちらは、




「白牡丹酒造株式会社」で、日本酒「白牡丹」の蔵元です。




西条本町歴史広場。




「吟醸酒発祥の地 東広島」
これは知らなかったのでかなり興味深かったです




「西條鶴酒造株式会社」。
日本酒「西條鶴」の蔵元です。
西条の酒蔵通りにある赤煉瓦の煙突のうち、西條鶴の煙突は唯一現役で活躍しています。




「酒都西條」の文字が目を引きます




西條鶴酒造は白壁の蔵の中を一部見ることができます。







中は昔ながらの日本の建物の造りになっています。







とても静かな雰囲気でこの部屋に居ると気持ちが研ぎ澄まされるのではと思います。




長い年月を感じる雰囲気です。




通りに出てきました。
こちらは白牡丹酒造の一部で、この蔵の中に入ることができます。







こういった古風な雰囲気は良いと思います







巨大な樽。
日本酒を造るのに使うのだと思います。




白牡丹酒造株式会社の本社。
本社がこういった雰囲気なのはさすが日本酒の会社だと思います




左側に見えるのは、




「美酒鍋」のお店です。




日本酒を使った鍋で、この時は食べなかったのですが次はぜひ食べてみたいと思いました。




江戸時代に西条は「西条四日市」と呼ばれ旧西国街道の宿場町として栄え有名でした。
全国の宿場には大名の泊まる宿がその町の名家で営まれて「本陣」と呼ばれていましたが「西条四日市」は重要な宿駅だったため藩が直営の宿場を作り「御茶屋」と呼ばれていました。
この場所は「御茶屋」のあった所です。




「賀茂鶴酒造株式会社本店」。




賀茂鶴酒造の煙突が三本見えます。




賀茂鶴酒造の「壱号蔵」。




賀茂鶴酒造はかなり敷地が広いです。




見学室のある方に行きます。







ここには、




白米置場と、




酒粕置場があります。




左側が白米置場、右側が酒粕置場です。







賀茂鶴酒造は白壁の蔵の数も多く、左右に蔵を見ながら歩いて行きました。







この酒造会社名の書かれた赤煉瓦の煙突は目印になって良いと思います




蔵元直営店。
ここに商品売り場と見学室があります。










「飲酒十徳」という興味深い額がありました。

1.礼を正し
1.労をいやし
1.憂を忘れ
1.鬱をひらき
1.気をめぐらし
1.病を避け
1.毒を解し
1.人と親しみ
1.縁を結び
1.人寿を延ぶ
以て
”愛酒不愧天”

不愧天は「天に恥じず」の意味で、愛酒不愧天は天に恥じない酒の飲み方をしましょうということだと思います
「酒は飲んでも飲まれるな」ということわざも思い浮かびました。
節度のある飲み方をして楽しく飲むのが一番良いです


酒蔵はあと3つあります。
天気にも恵まれ澄んだ青空の中で酒蔵巡りをしていきました。
お酒のみならず白壁の蔵と赤煉瓦の煙突という珍しい景色が見られるので観光地として良いと思います

※「東広島 酒の都西条 酒蔵通り その2」のフォトギャラリーをご覧になる方はこちらをどうぞ。


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三峯神社 天に近い神社

2018-10-06 20:43:01 | フォトギャラリー
2017年8月19日、埼玉県秩父市にある三峯(みつみね)神社に行きました。
三峯神社は三峰山の山頂、標高1100mの高い場所にあり、「天に近い神域」「天に近い神社」と呼ばれています
近年では「関東最大のパワースポット」として有名になり参拝者が大きく増えています。


-------------------- 三峯神社 天に近い神社 --------------------


三峯神社にやってきました。
入り口には三ツ鳥居があり、この形の鳥居は全国でも珍しいです。
また三峯神社は狼を守護神としていて、狛犬の代わりに狼の像があります。


「苗木三万本奉納」と書かれた石碑。
後ろの草木が映画「もののけ姫」のような古(いにしえ)の雰囲気を出しています。


石碑はいくつもあり、大勢の人が三峯神社に奉納をしていることが分かりました。




「三峯山」と書かれた門があります。


この門は「随身門(ずいしんもん)」と言い造りに風格があります。
「三峯山」の上に鶴が描かれているのが印象的です。


全体を撮るのが無理だったほど高さのある二股の木。
賽銭箱も置かれ、正面から見ると、


このように根元がつながっています。


三峯神社拝殿が見えてきました。


とても豪勢で風格のある造りをしているのが特徴です。


手水舎(ちょうずや)。
手水舎も竜などがあしらわれた豪勢な造りになっています。


拝殿の上から日が差し込み良い雰囲気になっていました




お守りなどの授与所。
三峯神社では毎月1日に白色の「氣守(きまもり)」という御神木入りのお守りを数量限定で配布しています。
緑色、朱色、紺色、ピンク色の氣守はいつでも買えますが白色の氣守だけは毎月1日にしか手に入らず、他の色と違い木箱に入っていてかなり風格があり、ご利益も非常に高いことが知られています。
古くから白色は太陽の光の色と言われ、神聖な色、純潔の色と考えられ「穢れ」を忌む祭儀の装束にも使われています。
白色は再生の色、新しい始まりの色でもあるため、月初めの朔日(ついたち)にのみ白い氣守が配布されます。
元フィギュアスケート選手の浅田舞さんが2013年にテレビ番組で三峯神社を訪れ白色の氣守を妹の浅田真央さんの分も買っていき、姉妹揃って白色の氣守を持っていることが世の中に広く知れ渡り、「ぜひ同じ物が欲しい」という人達が毎月1日に大勢やって来るようになりました。
あまりに交通渋滞が激しくなり住民生活に影響が出ているため、2018年6月1日から渋滞の解消策ができるまで当分の間白色の氣守の配布が中止になっています。


左に見える巨木は三峯神社の御神木です。
奥にもう一本あり、氣守にはこれらの御神木が入っています。


御神木は鎌倉時代の武将畠山重忠公が奉献したもので樹齢800年と推定されています。
御神木の下の案内板には次のようにありました。
神木より発する「氣」は活力そのものです
神木より氣をいただき三峯山の霊氣・神氣により活力のある毎日をお過ごし下さい

参拝に訪れた人が何人も御神木に手を当て氣を頂いていました。


右側の注連縄(しめなわ)のついた巨木がもう一本の御神木です。




摂末社(せつまっしゃ)。
全部で23社あり、いずれも三峯神社にゆかりの深い神様が奉られている神社です。


中でも天照大御神(あまてらすおおみかみ)が奉られている伊勢神宮は他の摂末社より一回り大きく造りも違っていました。


私は山陽に縁があるので広島の厳島神社があって嬉しくなりました


遥拝殿(ようはいでん)。
ここからは、


下界を一望できます。


「天に近い神社」の名前のとおり、空をとても近く感じます。


下の方にあるわずかな集落以外に見える景色は山と空のみで、こちらと同じくらいの高さに見える雲もあり、まさに神域だと思います。


三峯神社が「関東最大のパワースポット」と呼ばれるのは辺り一帯の霊氣・神氣が集まっているからだと思います。


天に近い神社の三峯神社、とても良い神社だと思いました。
山々に囲まれ空気も澄んでいて、しばらく神聖な雰囲気の中に身を置きたくなります。
ぜひまた行って天の近さや雰囲気の神聖さを感じたいです


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縮景園 新緑の良さ その3

2018-09-06 17:20:16 | フォトギャラリー
※「縮景園 新緑の良さ その1」のフォトギャラリーをご覧になる方はこちらをどうぞ。
※「縮景園 新緑の良さ その2」のフォトギャラリーをご覧になる方はこちらをどうぞ。

縮景園は縮む景色の園と書きます。
縮景とは自然の風景(多くは名所や四季絵)を模して庭園内に作られた風景のことです。
縮景園の名称は幾多の景勝を聚め(あつめ)縮めて表現したことに由来し、中国杭州の西湖を模して縮景したとも伝えられています。
とても良い日本庭園で歩けばたくさんの緑や花、古風な建物などが迎えてくれ、景色にも工夫が見られ、私は縮景園が好きです


-------------------- 縮景園 新緑の良さ その3 --------------------


沢の流れを横に見ながら、歩いて行きます。




白龍泉(はくりゅうせん)。
井戸水を使用したとても小さな滝です。


右上に茅葺き屋根の建物が見えます。




「その2」に登場した明月亭です。
今回は別の道から到着しました。


新緑の道を進みます。


再び濯纓池(たくえいち)という池のほとりに来ました。


正面に見えるのは「その1」に登場した超然居(ちょうぜんきょ)という島にある四阿(あずまや)です。
池の反対側まで歩いてきました。


池に浮かぶ小さな島には亀が上ってきて甲羅干しをしています。


清風館と跨虹橋(ここうきょう)。






原爆慰霊碑。
一枚の写真を手がかりに昭和62年(1987年)7月31日この地に埋葬されていた原爆死没者64人の御遺骨を発掘しました。
御遺骨は同年8月6日に平和記念公園内の原爆供養塔に納骨されました。
原爆供養塔は「平和記念式典前日の平和記念公園」のフォトギャラリーなどに登場します。




祺福山(きふくさん)。
広島藩5代藩主浅野吉長はここに稲荷神社を建立し、広島藩内の平穏無事と子孫繁栄を祈願したと伝えられています。
昭和20年(1945年)の原子爆弾投下によって消失し、現在は広島市にある饒津(にぎつ)神社内に復元されています。


跨虹橋は半円型のぽっこりとした形が特徴です。




池には大小14個の島があり、そういった島々のことを島嶼(とうしょ)と言います。


島は長寿を祈願して鶴と亀をかたどっています。
写真は亀の形の島です。


丘を新緑とツツジが彩っています




16時近くになり西日になってきました。


この丘一帯は「臨えい岡(りんえいこう)」と呼ばれ、この場所から宮島を望むと雲のかかった弥山(みせん)山頂が見えたと言われています。


この場所は写真奥が明るい新緑で陽の気に満ちているように感じ、とてもワクワクしながら歩きました


跨虹橋は階段になっていますが摑まるものがないので気をつけたほうが良いです。


色鮮やかに咲くツツジ。


天高く飛翔するような新緑。


水面すれすれで曲がっている松の木。
木が自身で水に沈まないように向きを変えるのだと思います。


悠々亭。
茅葺き屋根の四阿です。


有年場(ゆうねんじょう)。
小さな水田で、藩主が田植えをしてその年の五穀豊穣を祈願したと伝えられています。






大銀杏。
樹齢は推定200年以上で、昭和20年(1945年)の原子爆弾投下後の火災から生き残った木の一本です。


看花榻(かんかとう)。
座席はロクロ式に作られ回転するようになっていました。
この場所で藩主が対岸の東照宮に続く桃林の花や京橋川を行き交う川船を眺めていたと言われています。


香菜圃(こうさいほ)。
宇治茶と藩内の有名品種の茶を植えている茶畑です。


毎年八十八夜前後に新茶摘みが行われています。


写真奥の高くなっている場所は「迎暉峰(げいきほう)」と言います。
園内最大の築山で富士山を縮景したとも言われています。
またこの頂上から広島城下や広島湾、遥か宮島まで望むことができたと言われています。


迎暉峰からの眺めです。
縮景園を広く見渡すことができます。


縮景園、とても明るい気持ちで歩くことができました。
緑、花、大きな池、建物などのどれもが目を引き、見ていると自然と気持ちが明るくなっていくのが素晴らしいです
ぜひまた歩きに行きたいと思います


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縮景園 新緑の良さ その2

2018-09-04 21:01:02 | フォトギャラリー
※「縮景園 新緑の良さ その1」のフォトギャラリーをご覧になる方はこちらをどうぞ。

縮景園は国の名勝に指定されています。
名勝とは日本における文化財の種類の一つで、芸術上または観賞上価値が高い土地のことです。
縮景園を歩いてみるとその良さがよく分かります


-------------------- 縮景園 新緑の良さ その2 --------------------


縮景園を進んで行きます。


盆栽のような形の松の木。


花の数が少な目のツツジがありました。


同じツツジでも種類が違うのだと思います。
ピンク色が綺麗です


この場所は苔(こけ)も生え、少し古風な雰囲気を感じます。




緑やツツジの花が池に映っています


手前にある赤色のツツジが目立っていました。


輝くような新緑。
生命力を感じます


藤の花が咲いていました。


藤の花の落ち着いた雰囲気も良いと思います


白色の藤の花もありました。




藤棚の下にも赤色のツツジが咲いていました。
花が小さめなのが特徴です。




ここにはたくさんのツツジがありました。


濃いピンク色のツツジ。


白色のツツジ。


ピンク色のツツジ。


たくさんの蝶が飛んでいるような雰囲気のピンク色のツツジ。


茅葺き屋根の小屋。


切った枝から新芽がたくさん出ていてこれも生命力を感じます。


池のほとりからの眺めです。
奥に清風館が見えています。




左手を見た眺め。


右手を見た眺め。


明月亭。
数奇屋造りで屋根は茅葺き、ひさしは杮(こけら)葺きです。
月を鑑賞する場所のため明月亭と名付けられました。




園内にはたくさんの新緑があり、その鮮やかさに見入ることが何度もありました。


見上げれば向こう側から太陽の光を浴びた新緑が明るさと静けさを兼ね備えた雰囲気になっていて、この雰囲気も好きです


小川も流れています。


小川はやがて池に流れ込みます。
ふと前を見ると景色が開け清風館が見えるこの造りはとても良いと思います。
さすが名勝だと思います

このフォトギャラリーの最後の写真を撮ったのは15時頃で、徐々に夕方が近づいています。
この後は縮景園の残りの部分を歩き、隅々まで見て回ることができました。
新緑や花を見ながら明るい気持ちで歩くことができ、所々に景色を楽しめる工夫もあり、素晴らしい日本庭園だと思います

※「縮景園 新緑の良さ その3」のフォトギャラリーをご覧になる方はこちらをどうぞ。


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縮景園 新緑の良さ その1

2018-09-02 16:58:53 | フォトギャラリー
4月21日、広島県広島市にある日本庭園の縮景園に行きました。
縮景園は広島藩初代藩主浅野長晟(ながあきら)により元和(げんな)6年(1620年)に別邸の庭園として造られ、原爆投下で一度は荒廃しましたが再建されました。
前回山陽に住んでいた時以来の縮景園は春の日差しを浴びる新緑がとても綺麗で陽の気に満ちていました。
その中を歩くと気持ちも明るくなります
※以前作った「名勝 縮景園」のフォトギャラリーをご覧になる方はこちらをどうぞ。


-------------------- 縮景園 新緑の良さ その1 --------------------


縮景園にやって来ました。


素晴らしい青空です


清風館。
数奇屋造りの建物で、屋根は杮葺き(こけらぶき)です。
この建物は従来「壱之御茶屋」と呼ばれていましたが、広島藩7代藩主浅野重晟(しげあきら)の時代、文徴明(ぶんちょうめい)筆の「清風」の額に因んで清風館と呼ばれるようになりました。


灌花井(かんかせい)。
広島藩12代藩主浅野長勲(ながこと)の時代に江戸屋敷から持ち帰ったものと言われています。






ツツジの花。
盆栽型のこんもりした咲き方のイメージがありますがこのツツジは樹木型の咲き方をしていました。


清風館を回り込んで行きます。


後ろはこのようになっています。
昔の家なので障子を開けるとかなり風通しが良くなると思います。
また中から景色を見られるように壁の一部が円形にくり抜かれています。


濯纓池(たくえいち)。
取水は京橋川から満潮時に取り込むように造られていて、上流からの真水と海水が混ざり合って流れ込むため水質は汽水(弱塩水)です。
そのためコイ、ボラ、スズキ、チヌが一緒にいる池になっています。


綺麗な青空と綺麗な新緑で清々しい気持ちになります




桜並木の上から降り注ぐ木漏れ日の雰囲気が良いです






八重桜はまだ咲いているものもありました。




曲がりくねった松の木がありました。
その横に新緑の小さな木があり、縮景園の歴史を感じました。


こちらの道の奥には清風館が見えます。


ツツジの花。
こんもりとした盆栽型で、私はツツジの花にはこの印象があります。




もみじの新緑。
明るい黄緑色がとても良いです




かつて濯纓池から流れ出た水は、南に流れて流川(ながれかわ)という川を通り広島湾に出ていました。
現在は流川は埋められ繁華街となり名前のみが残っています。


楊貴妃型石灯籠。
形が唐の楊貴妃(ようきひ)が付けた冠に似ていることからこの名前が付きました。


橋を渡って島に行きます。


この島は超然居(ちょうぜんきょ)という名前の園内最大の島です。
中央に杮葺きの屋根の四阿(あずまや)があります。


超然居からの眺めです。






遠くから見ると清風館は意外と広さがあると思いました。


今回は縮景園を隅々まで見て回りたいと思いました。
この後は超然居から道に戻り、景色を楽しみながら進んで行きました。
新緑の明るさに見入り写真を撮りながらゆっくり進み、時間が経つのを忘れるほどで、新緑の良さを改めて感じました

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遠石八幡宮 整った綺麗な神社

2018-08-22 23:41:21 | フォトギャラリー
「海賊と呼ばれた男」ゆかりの地の「出光興産徳山事業所」を見ながら瀬戸内海沿いを歩いていた時、途中で遠石(といし)八幡宮という神社を見かけました。
全く知らない神社でしたが興味を引かれ参拝してみました。
入り口の鳥居を通って進んでいくと整った綺麗な境内が待っていました。


-------------------- 遠石八幡宮 整った綺麗な神社 --------------------


遠石八幡宮入り口の鳥居。
この鳥居に興味を引かれ参拝していくことにしました。




馬。


三猿。
右から「見ざる(不見)」、「言わざる(不言)」、「聞かざる(不聞)」。


周南市指定文化財、銅造洪鐘(こうしょう)。
鎌倉時代前期の鐘で、この地における源平の戦で流れ矢が当たって音が悪くなり新たに一鐘鋳造したものの、音色が思わしくないので二つの鐘を合わせて一つの鐘に鋳造し直しています。


馬はもう一頭いました。


赤い鳥居の先には稲荷社があります。


長い階段を上って行きます。






神門を通ると、


本殿に到着します。


立派な本殿で、道を歩いていて見かけた時の印象よりかなり良い神社だと思いました


神社の持つ厳かな雰囲気が好きです。


清酒。
一番上にある「毛利公」が印象的で、遠石八幡宮は江戸時代には徳山歴代藩主毛利家から篤く崇敬されていました。


儀式殿。
神前挙式が行われます。


牛。


新宮速玉(しんぐうはやたま)神社。


松前稲荷神社。


小さな五重塔。


幸せ橋。
橋の先には遠石会館があります。


遠石会館の中に「おまいりカフェ」という簡易カフェがあり寄ってみました。


おまいりカフェの席からの写真です。
明るさと落ち着きを両方持った雰囲気でした。


アイスコーヒーを飲んでみました。
神社の簡易カフェということでそれほど期待していなかったのですが美味しかったです
しっかり苦味がありさらにすっきりとしていて喉越しが良かったです。


高い場所からなら、出光興産徳山事業所の工場施設が広範囲に渡って見えます。


参拝してみて、この神社の前を通りかかって良かったと思いました。
整った綺麗な境内が印象的で良い神社だと思いました。
おまいりカフェで一休みすることもでき、厳かで爽やかな気持ちになれました


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出光興産徳山事業所 「海賊と呼ばれた男」ゆかりの地

2018-08-08 20:15:32 | フォトギャラリー
5月12日、山口県の徳山にある出光興産株式会社の徳山事業所とその周辺の緑地帯を見に行きました。
「海賊と呼ばれた男(著:百田尚樹、2013年第10回本屋大賞受賞)」で徳山が登場します。

※「海賊とよばれた男(上)」の感想記事をご覧になる方はこちらをどうぞ。
※「海賊とよばれた男(下)」の感想記事をご覧になる方はこちらをどうぞ。

主人公の国岡鐡造(てつぞう)は明治、大正、昭和を生き、小さな商店での勤務から始まり、独立して国岡商店を開き石油を扱うようになり、幾度もの苦難に見舞われながらやがて押しも押されもせぬ大企業になります。
国岡商店のモデルは出光興産、国岡鐡造のモデルは出光興産創業者の出光佐三で、出光佐三の生涯にもとずいたドキュメンタリー小説になっています。
物語の終盤、鐡造は山口県の徳山に石油の精製工場を建設します。
工事では山陽本線沿いに長い緑地帯を作り、樹木や花を植えて市民が散歩できるように遊歩道を作ったとあり、小説の感想記事では「私は山陽に住んでいたことがあるのでこの工場は見てみたかったと思いました。」と書きました。
その後縁があって再び山陽に住むことになり、これはぜひ見に行こうと思いました。


-------------------- 出光興産徳山事業所 「海賊と呼ばれた男」ゆかりの地 --------------------


徳山駅に降り立ちました。


さっそく出光興産徳山事業所にやってきました。


瀬戸内海に面したとても広い事業所なので道沿いに歩いていきます。


速玉公園。





出光興産徳山事業所の敷地沿いには、緩衝用に緑豊かな公園や緑地帯があります。






線路の向こうに見えるのが出光興産徳山事業所敷地内の緑地帯です。
小説に登場する緑地帯はこれだと思います。


高架になっているのは新幹線の線路です。
新幹線の窓から敷地内の緑地帯がよく見えると思います。


高架線路の向こうに事業所施設の一部が見えます。


遠石(といし)緑地が見えてきました。


緑がたくさんあると気持ちも和みます






遠石緑地を抜けて再び線路沿いを歩いていきます。


事業所の工場施設が広く見渡せる場所がありました。


再び事業所の入り口がありました。




大規模な工場施設のためテロ対策は重要だと思います。


周南緑地という場所にやってきました。




立体道路の歩道から撮っています。
線路を挟んで写真左手が出光興産徳山事業所の緑地帯、右手が地域の緑地帯です。






緑と上手く共存していると思います。


動く要塞のような雰囲気です。


事業所には現在は停止していますが小説と同じように石油の精製工場があります。





広大な敷地にたくさん工場施設などが並び、風格ある雰囲気になっていました。


徳山に行き出光興産徳山事業所を見て、改めて何もないところから一代で押しも押されもせぬ大企業に掛け上がった国岡鐡造の凄さに思いを馳せました。
掛け上がるまでは資金難、強敵達の国岡商店を潰すための嫌がらせ、戦後の混乱など苦難の連続で倒産の危機もありました。
徳山事業所はその苦難を乗り越えて強敵達と対等に渡り合えるようになった国岡商店の地盤の安定を決定づけた事業所で小説を読んだ時にとても印象的でした。
今回実際にどんな事業所なのか見ることができて良かったです


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平和記念式典前日の平和記念公園

2018-08-06 22:05:51 | フォトギャラリー
今日8月6日は「広島原爆の日」です。
毎年日本の首相や世界各国からの出席者達が平和記念公園に集まり、平和記念式典が行われています。
その前日の昨日、平和記念公園の様子を見に行ってみました。
既に準備がされリハーサルも行われていて、普段とは違う雰囲気の平和記念公園になっていました。


-------------------- 平和記念式典前日の平和記念公園 --------------------


平和記念公園にやってきました。


改装中の平和記念資料館の外壁に、


「平成30年8月6日 広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式」と看板が出ていました。
平和記念式典の正式名称はこの名前です。
そして今年は平成最後の平和記念式典です。


既にテントが準備されていました。
「認定被爆者受付」とあり式典の重みを感じました。


冷水サービス。


おしぼりサービス。
かなり暑いのでこれらのサービスは助かると思います。


平和記念式典を前に平和記念公園が普段とどう変わっているのか見ていきます。


平和記念資料館の中は、


普段見に来る時より明らかに人が多くなっていました。
平和記念式典前日で注目度が上がっているのだと思います。


平和記念公園を奥へと進んでいきます。




たくさんのテントが張り巡らされ、その下には凄い数の椅子が並べられていました。
当日は6時30分に開場します。


ずらりと並ぶ椅子の中の、右側の場所です。
「外国人席・自治体席C」とあります。


「自治体席A」。
自治体席はA~Cまであります。


真ん中の通路。
奥には原爆死没者慰霊碑のモニュメントと世界遺産の原爆ドームが見えます。


「一般席」。
平和記念式典の当日に訪れた一般の人も式典を見ることができます。


その隣も「一般席」。
一般席はかなり数がありました。


「被爆者・遺族席」「認定被爆者席」。


真ん中の通路からずらりと並ぶ椅子を見ています。


並ぶ姿に厳かな雰囲気を感じます。


外交使節団の方々が来ました。


「外交使節団」というプラカードを持っている人がいて、さらに雰囲気が明らかに一般の人とは違うのでかなり人目を引きました。


花を持って向かうのは、


原爆死没者慰霊碑です。
前日の時点で既にこういった方々が献花に訪れているのだなと思いました。


写真を撮っていたら広島テレビのカメラもやってきました。


「平和」を感じる瞬間です。


私も原爆死没者慰霊碑とモニュメントの前に立ち原爆死没者のご冥福をお祈りしました。


モニュメントの向こうに原爆ドームが見えるようになっています。


マイク台。
平和記念式典当日はここで何人もの人が広島原爆の日を迎えての挨拶をします。


夏休み中ですが制服姿の中学生や高校生の姿をかなり見かけました。
平和記念式典前日ということで特別平和学習のような形で来ているか、学校として式典に参加しているのだと思います。




テレビカメラの設置台。


こちらもメディア関係者の場所で、マイクがあるので喋る人が座る場所だと思います。


設置されたテレビカメラ。
スピーチをする人達のマイク台の方を向いています。


マイク台で広島市立牛田小学校6年生の新開美織さんと、広島市立五日市東小学校6年生の米廣優陽(ゆうひ)さんが「平和への誓い」というスピーチのリハーサルをしていました。


小学生にして大勢の人達、さらに世界各国の人達も集まる場でスピーチをするのは凄いことだと思います。


撮影中のテレビカメラ。


こちらも撮影中のテレビカメラ。
どのような写り具合になるか調べているのだと思います。


その手前では高校の吹奏楽部が平和記念式典当日に向けて椅子の配置の準備をしていました。


安倍晋三首相や国連の人などがどの場所に座ってどのように動くかなどのリハーサルも行われていました。


「平和の池」。


日本の国旗「日の丸」。


「平和の灯(ともしび)」。


「原爆の子の像」。


多くの人が鶴の形の鐘を鳴らしていました。


折鶴。


絆。


栃木県からやってきた中学生派遣団。
平和記念式典参加のためにはるばる栃木県から来るとは凄いです。


「平和の鐘」。


「原爆供養塔」にもテントが張り出されていました。




「原爆供養塔」の前には祭壇が置かれ、たくさんのお供え物がありました。


木々の向こうに見える原爆ドーム。


元安川対岸から見た原爆ドーム。


元安橋から見た原爆ドーム。
橋の向こうに行きます。


「動員学徒慰霊塔」にもテントが張り出されていました。


広島県動員学徒等犠牲者の会によって原爆追悼式が行われるようです。


「動員学徒慰霊塔」。




目の前で見た原爆ドーム。



平和記念式典前日の平和記念公園は準備も大詰めを迎えリハーサルも行われ活気がありました。
その活気には厳かさがあり、会場の準備をしている人もリハーサルをしている人も一般の人も、翌日に行われる式典が明るい式典とは違うと分かっているからだと思います。
原爆死没者のご冥福をお祈りします。



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